妻と真面目な話をする前には、先に胃袋を掴んでおくのがよいと気が付きました。
それでは昨日(1月17日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り-ファンダメンタルズ分析–
17日のドル円は早朝から堅調に推移しました。東京午前は米長期金利の上昇や日経平均株価の上昇を受け、114.50円の値をつけました。
その後、下値を探る値動きも見せましたが114.30円での買い支えも厚く反発上昇しました。午後には再度上値を目指す展開になるも失速し、方向感のない展開となりました。
午前に発表された中国の2021年第4四半期の国内総生産(GDP)は、市場予想を上回る結果となりましたが、1年半ぶりの低水準でした。為替市場へ大きな影響はありませんでしたが、中国経済の減速を懸念する声が上がっています。
ロンドン時間は東京時間の流れを引き続き底固い展開でした。オープン直後は下落基調でしたが、東京時間と同じく114.30円で買い支えられ反転しています。その後は欧州株高や対欧州通貨でのドル高が支援材料となり高値圏で推移し、東京時間の高値を超えると、その後底固く推移しました。
NY時間は米国が祝日で休場ということもあり、材料不足から小動きとなりました。上値を更新するも狭いレンジでの取引となり、静かな値動きとなっています。
本日は日銀金融政策決定会合が予定されており、インフレ率の上昇修正や物価リスクの評価に対する文言の変更に注目が集まります。緩和縮小を後押しする材料が出た場合、円高への圧力が高まると思われます。
本日の重要指標・発言
時間 | イベント |
---|---|
正午過ぎ | 中国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) |
15:30 | 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表 日本 日銀展望レポート |
16:00 | 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見 |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記2点の分析を中心にドル円を分析していきます。
・足形で見る環境認識
・チャネルライン、水平ラインを使用した環境認識
足形で見る環境認識
チャートはドル円日足です。下髭の長いピンバー(赤色矢印)の後に大陽線が出ており、反転の足形「明けの明星」が出ています(青色四角)。
このように大きな時間軸でメジャーな足形が出た場合、その足形を構成する高値や安値、実体上限下限は意識されやすくなりますので、注視しておくと良いです。
現在意識されやすいのは水泥色矢印で示したローソク足実体上限の114.625円で、昨日の高値はここが目標値に設定されていた印象です。
チャネルライン、水平ラインを使用した環境認識
続いてチャートはドル円4時間足をみていきましょう。
現在のチャネルラインを引いてみました。基本的な使い方としては、チャネルにタッチした後に、高値安値の入れ変わり(トレンド転換)発生後、押し目狙い、戻り高値狙いが良いと思います。
その際に気をつけたいことは、4時間足のラインを使用する場合、15分足程度の転換を狙う事です。それ以上大きいとチャンスが少なくなり、それ以上小さいと騙しが多くなる傾向にあります。
あわせて見ていきたいのが緑色の水平線です。この価格は現在の最安値(青色矢印)のターゲット算出に使用した安値(橙色四角)となっており、意識されやすいポイントとなります。
本日のトレード方針 -AUDJPY-
本日は豪ドル円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 82.758 |
利益確定ポイント(T/P)① | 83.005 |
利益確定ポイント(T/P)② | 82.907 |
損切りポイント(S/L) | 82.530 |
豪ドル円で『セントラル・ピボット・レンジ(CPR)」の『Inside Value』が出現していますので、ブレイクアウトを狙っていきます。豪ドルドルのCPRも収縮しており、本日は豪ドルで値幅が出そうなパターンとなっています。
『Inside Value』が出た場合、上下にブレイクアウトの仕掛けを作っても良いのですが、豪ドル円が下に行く場合は一旦戻りが入る可能性が高いように思いますので、買い方向のみ仕掛けました。
利益確定ポイント(T/P)は2つ設定しています。どちらを使用しても期待値はプラスなので、ご自身の分析と合わせてご使用ください。利益確定ポイント(T/P)②を使用した場合、リスクリワードレシオは低くなりますが、勝率が高くなるので問題はないです。但し、スプレッドが大きめの業者を使用する場合は利益確定ポイント(T/P)①が良いと思います。 WIKIFX
注意が必要な価格は82.904円で、この価格で綺麗に反転するようなら早期決済を考慮します。
直近の平均値変動幅
豪ドル円の1日の平均値変動幅を表すADRです。
1日の高値~安値の値幅がこの付近に収まることが多いです。
ADR20=79
ADR10=83
ADR5=73
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