北京オリンピックが始まりましたね!少し報道が少ないのが気になっていますが、各選手の活躍に期待しています。
それでは先週(1月31日~2月4日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返りと今週の展望−ファンダメンタルズ分析-
1月31日は米国カンザスシティ連邦準備銀行総裁がバランスシートの縮小を提言しました。
バランスシートを積極的に巻き戻せば利上げ回数を減らすことが出来ると述べたことでドル円は下落しています。
2月1日はオーストラリア準備銀行が金利の据え置きを発表し、量的緩和を終了することを決定しました。
これを受けてオージーは大幅に下落しました。
2月2日はオーストラリア準備銀行のロウ総裁が年内の利上げの可能性を示唆しました。
年内の利上げについて言及するのは初めてです。
ADP雇用統計が発表され予想20.7万に対し、-30.1万人とネガティブサプライズとなりました。
しかし、2月4日に発表された雇用統計は予想を上回る良い数字が出ており、ADP雇用統計の信頼性に疑問が残る結果となりました。
2月3日はイングランド銀行がインフレ抑制のため、政策金利を年0.25%から0.5%へ引き上げると発表しました。
発表を受けてポンドは急上昇しました。
欧州中央銀行は予想通り金利を据え置きとしましたが、予想外にタカ派の見解を示したことでユーロは大幅に上昇しました。
2月4日は米雇用統計が発表され、予想値を大きく上回る結果となりドル円も上昇しました。
雇用、賃金とも堅調であることから米国経済の堅調ぶりが確認できました。
この結果を受け、次回の利上げ圧力が強まる事になります。
今週は引き続き「物価の上昇率」「利上げ開始時期、回数、ペース」「QTの開始時期」に関心が集まりますので、投票権のあるFRB高官の発言を注視する必要があります。
また、ウクライナ情勢も目から離せません。
今週の注目指標は2月10日の消費者物価指数(CPI)で、先月のCPIは前年比で7.0%と高い数字となりました。
このまま高い数字が持続した場合、利上げのペースが加速していく可能性が高まります。
フェデラルファンド(FF)金利は3月のFOMC後に高い数値を示しており、市場参加者の半分が、最初の利上げ幅を0.25%ではなく0.5%で織り込んでいます。
今週の重要指標・発言
日付 | イベント |
---|---|
2月7日 | 豪洲 小売売上高 |
2月8日 | NZ オアニュージーランド準備銀行総裁発言 |
2月9日 | 米国 クリーブランド連銀 メスター総裁の発言 |
2月10日 | 米国 消費者物価指数(CPI) 米国 新規失業保険申請件数 |
2月11日 | 英国 イングランド銀行 ベイリー総裁の発言 |
2月11日 | 豪洲 オーストラリア準備銀行 ロウ総裁発言 |
2月11日 | 英国 月次国内総生産(GDP) |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
・節目を使用した環境認識
節目を使用した環境認識
現在の環境は
月足:上昇中のバンドウォーク
週足:フィボナッチターゲットに到達して反落中
日足:ダイアモンドフォーメーションor拡大フラット
という認識です。特に日足は方向感が無く難易度が高いです。
よって、1時間足~4時間足の節目を軸にトレードプランを練りたいと思います。
チャートはドル円1時間足です。節目にラインを引いています。
紫ライン:NT計算値のターゲットなど値幅の限界ライン
青ライン:サポレジ転換が起こったポイント
赤ライン:日足のローソク足の節目
緑ライン:重要なフィボライン
橙色ライン:フィボナッチ
となっています。現在は水色四角で示した高値(紫ラインと赤ラインの重複ポイント)で反落中です。
このまま緑ライン(115.146円)に支えられるようなら買い、割り込むようなら売りを検討します。
売りの場合のリミットターゲットは114.70円付近の緑ラインを目安に考えています。
本日のトレード方針 -NZDUSD-
本日はキウイドルで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント① | 0.66467 |
エントリーポイント② | 成行売り |
利益確定ポイント(T/P) | 0.65323 |
損切りポイント(S/L) | 0.66832 |
チャートはキウイドル4時間足です。
週足はバンドウォーク中のハラミ足となっていますので売り圧力が強く、4時間足はダイバージェンス後に安値を更新しましたので、戻り売りを狙っていきます。
エントリーポイント①はフィボナッチリトレースメントに指値、エントリーポイント②は現在値付近で成り行き売りです。
オセアニア通貨はリスクオフになると売られますので、そのあたりも合わせて見ていきたいと思います。
直近の平均値変動幅
1日の平均値変動幅を表すADRです。
1日の高値~安値の値幅がこの付近に収まることが多いです。
先週のドル円は3日連続ADRが天底となっています。
【ドル円】
ADR20=68
ADR10=68
ADR5=66
【キウイドル】
ADR20=62
ADR10=68
ADR5=69
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