欧州でスタグフレーションが懸念されていますが、日本も同じ道をたどるのではないかと思います。
自己防衛のために投資の勉強は欠かせないと感じる今日この頃です。
それでは昨日(3月7日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析
東京市場ではドルと円の相関性が高く、方向感のない動きとなっています。
主要通貨では資源国通貨のオージーやNZが買われ、ウクライナ情勢の影響を受けやすいユーロが売られています。
午前のドル円は仲値に向けて上昇し、115.05円の値をつけましたが、欧米諸国がロシアの原油輸入禁止を検討しているとの報道を受けて、下値を探る展開となりました。
その後、米10年積利回りがじり高になると、ドル円も上値に転じます。
日経平均株価はウクライナ情勢への警戒や、原油価格の高騰による景気警戒感から大きく下落していますが、ドル円への影響はあまり見られませんでした。
欧州時間はドル買いとなりドル円も大きく上昇しました。
欧州株式市場が下落するとドル円も下降しましたが、米10年債利回りや欧州株式市場が上昇に転じると、ドル円は東京時間の高値を突破し、ピボットR1が位置する115.34円まで上昇しました。
欧州株式市場はエネルギー価格の高騰を受け、スタグフレーションへの懸念から急落しています。
NY市場は、ロンドン市場の流れを引き継いで上値を伸ばし、4日のロンドン市場の高値である115.46円まで上昇しました。
ロシアとウクライナによる第3回目の停戦交渉は、停戦に関する有意義な結果を得ることができなかったと発表されました。「人道回廊」も議論されたが、ロシアかベラルーシのどちらかに避難するというロシアの提案にウクライナ側は反対しており、調整が難航しています。
本日の重要指標・発言
本日は重要な指標や発言はありません
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
・節目を使用した環境認識
・ラインチャートを使用した環境認識
節目を使用した環境認識
チャートはドル円日足です。
青ラインは高値と安値を基準に引き、赤色ライン、橙色ラインはローソク足の実体を基準に引いています。
現在はドルと円の相関性が高く、レンジ相場となっていますので、水平線を中心に相場を見ていくのが良いと思います。
上値と下値を比較すると、上値は同じ価格帯で2度反発していますので、より意識されやすいと思います。
ローソク足の実体を基準とした赤ラインと橙色ラインを比較すると、赤ラインは大陽線と大陰線の組み合わせとなっていますので、こちらの節目の方が強く意識されやすくなります。
ラインチャートを使用した環境認識
チャートはドル円4時間足です。
いつもはローソク足を表示していますが、今回はラインチャートで見ていきます。
また、先程表示した日足の水平線も表示してあります。
まず、CがAよりも高い位置にありますので、Bの「押し目」が確定します。
それ以降もBの安値を更新していませんので、現在の押し目は引き続きBとなります。
C以降の流れを見ると、Fの安値がDの安値を下回っていますので、Eの「戻り高値」が確定します。
GとIはEと同じ水準で反発していますので、ここは強い節目になっていることが分かります。
また、Hの安値はFの安値を下回っていませんので、現在はEとFに挟まれたレンジ相場であると判断できます。
大きな値動きで見ると、押し目はB。
直近の値動きで見ると、戻り高値はEとなります。
本日のトレード方針 -AUDJPY-
本日は豪ドル円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 85.043 |
利益確定ポイント(T/P)① | 84.300 |
利益確定ポイント(T/P)② | 83.288 |
損切りポイント(S/L) | 85.510 |
豪ドル円は週足のレンジ上限に到達し、反転のチャートパターンが出ましたので、戻り売りを狙っていきます。
エントリーはサポレジ転換のポイントを狙います。
損切りはその上の高値の上に設定しました。
利益確定は2段階に分けて行います。
3分の2は84.300円で決済する予定で、残りのポジションは83.288円を目指します。
長期的は上昇中の踊り場局面と判断していますので、ややロットを落としてトレードしていきます。
直近の平均値変動幅
ADRとは、1日の平均的な価格変動幅のことです。
1日の高値から安値までの値幅は、この近辺に収まることが多いです。
材料が少ないときにより意識されやすくなります。
【ドル円】
ADR20=68
ADR10=73
ADR5=69
【豪ドル円】
ADR20=97
ADR10=105
ADR5=99
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