本日はゴトー日ですね。上昇相場のゴトー日なので、仲値に向けての買いトレードは期待が高まります。
但し、仲値後の売りトレードはリスクが高まりますので注意が必要です。
ゴトーの日(ゴトウの日)というのは、日付に『5』と『10』が付く日のことです。
毎月の『5日、10日、15日、20日、25日、30日』のことを指しています。
日本の輸入企業の多くはドルで購入代金を支払っているのですが、この決済日がゴトーの日になる場合が多いです。
つまり、決済日であるゴトーの日は『ドルが多く買われる傾向がある』とされています。
そして一般的には、金融機関が外貨の交換レート(仲値)を決定する毎朝9時55分に向けて、円安の方向に動くとされています。
また、最近は円安を牽制する発言が押し目となり、そのまま長期ポジションを形成するタイミングになっているのが残念なところです。
為替介入も期待(警戒)されるが、介入経験者が少ないとの声もあり、厳しい状況になりつつあります。
それでは昨日(4月19日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析
19日のドル円は、時間外から円売りが進み、1日で2円幅の上昇となりました。
東京市場でドルは一旦下押したが、前日のNY市場高値で買いが入ると反転し、大幅な上昇相場を形成しました。
また、米10年債利回りはほとんど変化せず、日米の金融政策の乖離を意識した円売りがメインテーマになっていることがうかがえます。
9時台、鈴木財務相が「緊張感をもって市場の動向を注視したい」、「円安はプラスの面もあるが、現在の経済状況を考えるとデメリットも強い」と発言しましたが、市場の反応は限定的でした。
10時30分、オーストラリア準備銀行(RBA)議事録で、インフレが加速し、労働市場の状況が改善したことが明らかになりました。
これを受け、利上げのタイミングが早まったと受け止められています。発表後、オージーは上昇しました。
欧州市場に入ると、松野官房長官が「急激な為替変動は好ましくない」と述べました。
この発言を受けドル円は調整が入ります。
しかし、下げ幅は当日上げ幅の61.8%となっており、下値は限定的となっています。
その後、米10年債利回りがレンジを上抜けるとドル円は再び上昇し、米10年債利回りが前日高値を支えに上昇に転じると、ドル円も一段の上値を模索し始めました。
NY市場は引き続き上値を探る展開となりました。
21時半、3月の米住宅着工件数が発表され、結果は予想の-1.9%に対し+0.4%と強い結果となりました。
この結果を受けてドルは上昇しています。
1時台、シカゴ連銀のエバンス総裁(FOMCで議決権なし)が「中立金利を上回る利上げが必要になると予想する」と発言。この発言に対する市場の反応は限定的でした。
本日は20カ国·地域(G20)財務相·中央銀行総裁会議が開催されます。
本日の重要指標·発言
時間 | イベント |
---|---|
21:30 | カナダ 消費者物価指数 |
23:00 | 米国 中古住宅販売件数 |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
·RSIで見る相関関係(クロス円メインの相関)
·RSIで見る相関関係(ドルストレートメインの相関)
RSIで見る相関関係
RSI(28)は各通貨のトレンドを見るために使用します。緑色が濃いほど上昇圧力が強く、赤色が濃いほど下降圧力が強いことを示します。
クロス円メインの相関
チャートはドル円1時間足で、クロス円を中心に分析していきます。
クロス円は全て濃い緑になっています。
各通貨の強弱がわかりにくいのですが、クロス円全般に強いトレンドが発生し、チャンス相場であることが分かります。
このチャンス相場が一目で分かるのが、RSIを使用した相関関係の強みです。
また、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の3すくみで見ると、全通貨赤色なので、
ドル円 ⇒ 「ドルが強い」「円が弱い」
ユーロドル ⇒ 「ユーロが弱い」「ドルが強い」
ユーロ円 ⇒「ユーロが弱い」「円が弱い」
「ドルが強い」が2つ、「円が弱い」が2つありますので、ドル円の買いが正解となります。
ドルストレートメインの相関
チャートはユーロドル1時間足で、ドルストレート用の分析チャートです。
こちらを見ると、ドルは各通貨に対して上昇しており、強いドル買いとなっていることが確認できます。
ユーロドル赤 ⇒「ユーロが弱い」「ドルが強い」
ポンドドル赤 ⇒「ポンドが弱い」「ドルが強い」
スイスドル赤 ⇒「スイスが弱い」「ドルが強い」
※ドル/スイス→スイス/ドル、ドル/カナダ→カナダ/ドルに変換してあります
クロス円の相関では強い円売り、ドルストレートの相関では強いドル買いとなっていますので、ドル円の買いが正解となります。
本日のトレード方針 -AUDUSD-
本日はオージー/ドルで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 0.74003 |
利益確定ポイント(T/P) | 0.74347 |
損切りポイント(S/L) | 0.73897 |
チャートはオージー/ドルの15分足です。
CPR(Central Pivot Range)で『Inside Value』が出現していますのでブレイクアウトを狙っていきます。
ドル円は引き続きチャンス通貨ですが、介入への警戒感からドルストレート買いを狙います。(介入時は急騰する予定)
直近の平均値変動幅
ADRとは、1日の平均的な価格変動幅のことです。
1日の高値から安値までの値幅は、この近辺に収まることが多いです。
材料が少ないときにより意識されやすくなります。
【ドル円】
ADR20=129
ADR10=104
ADR5=111
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