FXの相場分析レポート|2022年5月5日(木)

GW最終日ですね。充電はできましたでしょうか?
私は最後まで気を抜かず、思いっきり楽しみたいと思います!

それでは昨日(5月4日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

時間外のドル円はピボットの位置する130.03円でサポートされると上昇します。

東京市場のドル円は、FOMCを控えて様子見ムードが漂い、終始小動きとなりました。
市場開始直後は上昇しましたが、前日のNY市場の高値と同じ130.19円を付けると反転し、その後は狭いレンジでの推移となりました。

欧州市場も様子見ムードが漂い、小動きとなりました。
時間外の安値130.03円はサポートラインとして機能していましたが、割り込んだ後はレジスタンスラインとなり、その後は下値を試す展開となりました。
一時ピボットS1が位置する129.78円まで到達しました。

NY市場では、FOMCの影響でドルが急落、オージーが買われ、ドルが売られています。

ADP雇用統計は、予想の+39.5万人に対し+24.7万人でした。
前月の+47.9万人から大きく減少しました。
ただし、ADP雇用統計は後から修正される可能性が高く、最近はADP雇用統計の信頼度がやや低下している印象があります。

米ISM非製造業総合景況指数は、予想値58.5に対し57.1と予想を下回る結果となりました。
仕入れ価格が上昇し、雇用指数が低下しています。

FOMCでは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を、市場の予想通り0.5pb引き上げることを決定した。
米連邦準備制度理事会は、6月1日から米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の保有量の削減を開始すると発表しています。

パウエル議長は定例会見で、「インフレはあまりにも高い」と発言するとドル買いが強まりましたが、「0.75%利上げは積極的に検討しているものではない」と述べました。
市場は既に6月の0.75%の利上げを織り込んでいた為、ドルが急落しました。

「本日の重要指標・発言」

時間経済指標
10:30豪洲 貿易収支
20:00英国 英中央銀行金利発表
20:00英国 英中央銀金融政策委員会(MPC)議事要旨

ドル円相場分析−テクニカル分析−

本日は「ラウンドナンバーを使用した環境認識」を中心にドル円を分析していきます。

ドル円は黒田シーリングと呼ばれる125.847円を上抜けた後の節目が少なく、トレードすりにも手掛かりが乏しい状況です。

そんな中、ラウンドナンバーが機能しやすくなっています。

ラウンドナンバーとは、きりの良い数字を指し(きり番とも呼ばれます)、10円刻み、5円刻み、1円刻み、50銭刻みなどが意識されやすいです。また、刻む数字の幅が大きいほど、意識されやすくなります。

ラウンドナンバーの例

5円刻み…125円、130円、135円

1円刻み…126円、127円、128

50銭刻み…128.50円、129円、129.50円

それぞれどのような働きをしているのかチャートに書き込んでみましょう。

チャートはドル円1時間足です。

127円(水色)…127円を一気に上抜けたが、その後サポートの役割

128円(黒)…レンジの中心

129円(橙)…サポートの役割、その後レジスタンスに。

130円(青)…レンジの中心

131円(緑)…レジスタンス

125.847(若草色)…2015年の高値、黒田シーリング

グレーの四角…2円幅のレンジを形成

役割を書き込むと、ランダムと思われたチャートの動きに法則性を見出すことができます。
黒田シーリングを抜けたことで節目が見当たらず、いつも以上にラウンドナンバーが注目されているように見えます。

あまり意識されていないように見える128円と130円ですが、レンジの中心となっています。
また、グレーの四角で示したように、2円幅のレンジを形成していますので、そのレンジの上限下限の値(127円、129円、131円)は、今後サポート&レジスタンとして機能する可能性があります。

これらの値で価格が綺麗に反転した場合、そこを背にしてトレンドフォローを行うと良いと思います。

本日のトレード方針

本日はドル円で売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント130.482
利益確定ポイント(T/P)132.324
損切りポイント(S/L)128.608

チャートはドル円4時間足です。目線は上で固定していますので、買いのエントリーポイントを探します。

エントリーポイントは、売り方の損切り注文が入るポイントです。

損切りポイントは暫定的に現在の安値に設定しています。
利益確定ポイントはリスク幅に対して決めていますので、状況に応じて変更していく予定です。

注意事項

本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。

取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから

アプリ画面
この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。

コメント コメント 0

コメントする