FXの相場分析レポート|2022年5月20日(金)

昨日は久しぶりにサッカーをしました。
普段動かさない筋肉を使うので、よく分からない場所が筋肉痛になっています。

それでは昨日(5月19日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

東京市場はオセアニア通貨が買われ、円やドルが売られました。

ドル円はオープン後に前日安値を割りこみ、127.88円の値をつけています。

10時半、オーストラリアの失業率は予想通りでしたが、1974年以来の低水準となりました
新規雇用者数は予想値を下回るものの、市場の反応は限定的となりました。

オーストラリアの指標発表後、オージーは徐々に上昇し、それと逆相関する形で円が下落しました。
ドル円は米10年積利回りの上昇も後押しとなり上値を広げます。
一時ピボットに反応し下押ししますが、下げ幅も少なく反転、128.93円まで上昇しました。
その後、米10年積利回りが当日始値を割り込むと、ドル円も下落を開始します。

欧州市場では、欧州株式市場は大幅に下落し、リスクオフの流れから円·スイスが買われています。
ドル円は下値を広げる展開となり、東京安値を割り込むと、更に下げ幅を拡大しました。

20時半、欧州中央銀行(ECB)理事会の議事録では、インフレ率の上昇に懸念が示されました。
量的緩和は予定通り実施するものの、ロシアのウクライナ侵攻を巡る不透明感を理由に、政策金利の引き上げ時期について具体的な日程は示しませんでした。

NY市場では、早朝にドル円は大きく下落し、ピボットS2の位置する127.01円まで下落しました。
その後、米国株式市場が下げ止まると、反転し、NY始値付近まで値を戻しています。

21時半、米5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想値16に対し、
結果2.6となり、ネガティブサプライズとなりました。

21時半、4月中古住宅販売件数は予想値を下回る結果となりました。
宅ローンの急上昇が販売を圧迫し、中古住宅販売は2020年6月以来の水準に低下しています。

両者の結果を受け、米国の景気後退への懸念が強まった結果、ドルは急落しています。

本日の重要指標·発言

時間イベント
8:30日本 4月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
日本 4月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]
日本 4月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品·エネルギー除く) [前年同月比]
15:00英国 4月 小売売上高 [前月比/前年同月比]
英国 4月 小売売上高(除自動車) [前月比/前年同月比]

ドル円相場分析テクニカル分析− 

本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。

·RSIで見る相関関係

·CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

RSIで見る相関関係

RSI(28)は各通貨のトレンドを見るために使用します。緑色が濃いほど上昇圧力が強く、赤色が濃いほど下降圧力が強いことを示します。

チャートはドル円4時間足です。

ドル円、ユーロドル、ユーロ円の3すくみで見ると、ドル円は濃い赤ユーロドルは濃い緑、ユーロ円は薄い緑という事で、

ドル円 ⇒ 「ドルが弱い」「円が強い」
ユーロドル ⇒ 「ユーロが強い」「ドルが弱い」
ユーロ円 ⇒「ユーロが強い」「円が弱い」

「ユーロが強い」が2つ、「ドルが弱い」が2つなので、ユーロドルの売りが正解となります。
ただし、直近の色の入れ替わりを見ると、レンジ相場であることが確認できます。
このような時はトレードが難しくなりますので、注意が必要です。

CPRCentral Pivot Range)を使用した環境認識

本日のCPRは、完全に前日のCPRの下に位置していますので、『Lower Value』と呼ばれるパターンとなります。
また、本日の始値もCPRの下からスタートしていますので、下降圧力は強いと判断できます。

また、CPRは「Trending」=縮小傾向でトレードに適した日(または変化日)と分類できます。

『Lower Value』と「Trending」の組み合わせなので、本日の戦略は売りのブレイクアウトとなります。
ただ、安値圏から強い反発を見せているのが気になります。

緑ラインはサポレジ転換ラインです。強い節目となりますので、注意しましょう。

本日のトレード方針 -USDJPY-

本日はドル円の売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント9時55分売り(本日始値より上にある場合)
利益確定ポイント(T/P)20pips
損切りポイント(S/L)10pips

本日はゴトー日ですので、仲値後の売りを狙います。

ただし、本日始値(127.762)より、上にある事が条件です。

チャートを監視できる場合、9時53分~55分の間で、レジスタンスラインにタッチした場合、仲値を待たずに売りでエントリーしてもよいでしょう。

仲値トレードはこつこつと繰り返すことでトータルに利益を上げることができる手法です。

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