最近、朝ご飯に野菜炒めをつくることが多いです。
オリジナルのソースも作りたいのですが、ついつい焼き肉のたれで楽をしてしまいます。
それでは先週(5月30日~6月3日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
相場の振り返りと今週の展望−ファンダメンタルズ分析
- 上海のロックダウンが解除される為、中国株式市場は上昇、中国経済と結びつきの強いオージーも上昇しています。
- 5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)は8.1%と予想を上回る結果となりました。
過去最大の数値となっており、ウクライナ情勢のエネルギー価格の高騰が影響しています。 - カナダの第1四半期国内総生産が発表されました。
カナダ中央銀行の予想値と一致しています。3月月次国内総生産は前月比9%減となりました。 - 10時半、オーストラリアの第1期四半期国内総生産(GDP)は予想を上回る結果となりました。
これを受けて、追加利上げの期待が高まっています。 - 若田部日銀副総裁は「現時点では追加緩和の蓋然性はそれほど高くない」
「経済の下振れリスクが顕在化した場合、躊躇なく必要な追加措置を講じることも排除すべきではない」
「CPIの2%超えが半年から1年程度しか続かないのであれば、2%の物価目標が持続的·安定的に達成されたとは言えない」と述べました。 - 米国の5月ISM製造業景況指数が発表され、予想を上回る結果となりました。
現在注目されている、米国の景気後退への不安を和らげる結果となりました。 - 「OPECプラス」原油を追加増産することで合意しました。
- 米国ADP雇用統計が発表され、予想の+30万人を大きく割り込み、+12.8万人となりました。
- 雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門雇用者数は39万人増となり、事前の市場予想32万8千人を上回りました。ADP雇用統計では12.8万人となっており、乖離発生でドルは上昇しました。
先週は米国経済の後退(リセッション)がテーマでしたが、米国経済指標の好結果で市場の不安は和らいでいます。
果たして市場は好調を維持できるのか。今週の消費者物価指数(CPI)に注目が集まっている。
先週、強く売られた円ですが、買いの材料も少なく引き続き売られる展開になることが予想されます。
また、「OPECプラス」が原油の追加増産を決めたが、ロシアの供給量には及ばないため、引き続き原油関連のニュースには注意が必要です。原油価格が上昇すると、資源国通貨が買われ、資源輸入国が売られます。
今週の重要指標·発言
日付 | イベント |
---|---|
6月7日 | 豪洲 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 |
6月8日 | 日本 第1四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比/年率換算) 欧州連合 1-3月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前期比/前年同月比) |
6月9日 | 欧州連合 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 欧州連合 欧州中央銀行ラガルド総裁の定例記者会見 カナダ カナダ中央銀行マックレム総裁の発言 |
6月10日 | カナダ 新規雇用者数&失業率 米国 消費者物価指数(CPI) (前月比/前年同月比) 米国 5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比/前年同月比) |
相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
GAMMを使用した環境認識
CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識
GAMMを使用した環境認識
右からドル円月足、週足、日足です。
現在、GAMMを表示させてみると、月足~15分足までパーフェクトオーダー※になっていることが確認できます。
かなり強いトレンドが発生していますので、基本戦略は押し目買いとなります。
全ての移動平均線が同一方向に揃っている状態のこと
月足チャートの丸印に注目してください。
ボリンジャーバンドの−2σは外側に向かけて折れ曲がっており、ボラティリティの拡大が確認できます。
また、ローソク足の終値がボリンジャーバンドの+2σをブレイクし(赤矢印付近)ており、バンドウォークが発生していることも確認できます。
バンドウォーク+ボラの拡大ということで、買いシグナルです。
また、日足を見ると、ボリンジャーバンドの−2σ(緑四角)から反転しており、今後大きく上昇しやすいパターンとなっています。
上位足がバンドウォーク中に発生した場合、期待値の高いパターンとなります。
以上の理由から、ドル円は暫く押し目買いを狙っていきます。
CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識
週足のCPR分析です。
今週のCPRは、完全に前週のCPRの上に位置していますので、『Higher Value』と呼ばれるパターンとなります。
また、今週の始値もCPRの上からスタートしていますので、上昇圧力は強いと判断できます。
また、今週のCPRは前週のCPRよりも幅が広いので、「Sideways」=レンジになりやすい環境、に分類されます。
『Higher Value』と「Sideways」の組み合わせですので、今週のドル円は押し目買い戦略となります。
本日のトレード方針 -EURCHF-
本日はユーロスイスで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント① | 1.04048 |
エントリーポイント② | 1.03710 |
利益確定ポイント(T/P)① | 1.02482 |
利益確定ポイント(T/P)② | 1.001270 |
損切りポイント(S/L) | 1.05329 |
日足のシグナルなので、環境認識としても活用頂けます。
また、大きく下落した後のレンジ相場なので、損小利大ではなく、損大利小(損大利中)がやりやすい相場となっています。
その他、オージー円も勢いが強く、金曜日高値ブレイクも狙い目だと思っています。
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