今週はFOMCです。先週の米国消費者物価指数がインフレを示しましたので、注目度がアップしています。
それでは今週も頑張りましょう!
それでは先週(6月6日~6月10日)のドル円相場の動きを振り返ってみます。
相場の振り返りと今週の展望−ファンダメンタルズ分析
(1) 黒田日銀総裁は講演で、「揺るぎないスタンスで金融緩和を継続する」「安定的な2%の上昇には、賃金と物価の上昇の好循環を創出することが必要」と述べました。
(2) 英与党·保守党はボリス·ジョンソン首相の信任投票を実施しました。
信任多数の為、留任が決定しました。
しかし、与党議員の約41%が不信任票を投じており、今後の成形運営の行方が注目されます。
(3)10時頃、黒田日銀総裁は「金融緩和を継続し賃金上昇しやすいマクロ経済を整えることが重要」「為替はファンダメンタルズを反映し安定推移が重要」と述べました。
前日の発言の繰り返しとなっています。
(4)オーストラリア準備銀行が政策金利を発表しました。
結果は予想を上回り、政策金利は0.5pb引き上げられ0.85%となりました。
事前の予想では0.5pbの引き上げは可能性が低いとされていたため、サプライズな結果となりました。
(5)「日銀は景気を支えるために緩和を続ける必要がある」と述べました。発言後、ドル円は上昇しています。
(6 )欧州連合の第1四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)確報値は前期比0.6%増、前年比5.4%増となり、改定値から大幅に上方修正されました。
(7) ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は理事会で「インフレは当分の間、望ましくない水準で高止まりする」と述べました。
(8) カナダ中央銀行(BOC)のマックレム総裁は「パンデミック以降、住宅価格は平均50%上昇した」「インフレ率を目標値に戻すことが重要」と述べました。
(9) 財務省と金融庁、日銀はこの日、情報交換会合後に声明を発表し、最近の外国為替市場について「急速な円安の進行が見られ、憂慮している」と懸念を表明した。
(10)米消費者物価指数(CPI)は予想を上回る結果となり、インフレ懸念が再燃しました。この結果を受け、FOMCで0.75pbの利上げの可能性も出てきました。
今週の注目は16日深夜3時のFOMCです。
米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る結果となった為、注目度が上がっています。
タカ派が後退するようならドル売りの流れが考えられます。
また、FOMC後に発表されるドットチャートで9月以降の利上げが確認されれば、日米の金利差からドル買いが予想されます。
円に関しては、9日に財務省と金融庁、日銀の共同声明が発信された為、円売りの流れや、黒田日銀総裁のスタンスに変化があるかどうか注視する必要があります。
今週の重要指標·発言
日付 | イベント |
---|---|
6月13日 | 英国 4月月次国内総生産(GDP)(前月比) |
6月14日 | 英国 5月失業率 英国 5月失業保険申請件数 米国 5月卸売物価指数(PPI)(前月比/前年同月比 米国 5月卸売物価指数(PPIコア指数、食品·エネルギー除く)(前月比)) |
6月15日 | 米国 5月小売売上高(前月比) 米国 5月小売売上高(除自動車)(前月比) 米国 FOMC 終了後政策金利発表 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見 |
6月16日 | 豪洲 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比/前年同月比) スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 豪洲 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比/前年同月比) スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 |
6月17日 | 日本 日銀金融政策決定会合 終了後政策金利発表 日本 黒田日銀総裁の定例記者会見 英国 5月小売売上高(前月比/前年同月比) 欧州連合 5月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) 欧州連合 5月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比) |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
·GMMAとボリンジャーバンドを使用した環境認識
GMMAとボリンジャーバンドを使用した環境認識
チャートはドル円チャートで、右から月足、週足、日足となっています。
注目は月足の青丸部分です。
バンドウォーク中に、トレンドと逆向きのボリンジャーバンド-2σが外側に膨らんでおり、
「ボラティリティの拡大」を示しています。
ボラティリティが縮小すると、この-2σが内側に曲がり、上昇トレンドの終了を示す材料となります。
日足で注目するのは緑の四角で、こちらもボリンジャーバンドの-2σです。
ここでは、-2σに触れてから上昇トレンドに転じています。
·バンドウォーク中はボラティリティの収縮·拡大の目安として活用
·上昇トレンド中は、2σに到達した後の反転が押し目となり、その後大きく動く傾向がある
本日のトレード方針 -AUDJPY-
本日はオージー円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 95.530 |
利益確定ポイント(T/P) | 96.446 |
損切りポイント(S/L) | 94.294 |
月曜日は方向感がないため、大きな時間軸で売買方針を示します。
本日は、ロスカットが誘発されるポイントでロングを狙っていきます。
利益確定は日足のローソク足実体上限とフィボナッチターゲットの重複ポイント、
利益確定ポイントに到達したら、ポジションの半分を決済し、残りで大きな利益を狙います。
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