FXの相場分析レポート|2022年7月1日(金)

昨日は久しぶりにトレードで熱くなりました。
メンタルに影響が出ると、脳の機能が低下するので、相場には近づかないようにしています。
良い結果にはなりませんね。

それでは昨日(6月30日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。

目次

ドル円相場の振り返りファンダメンタルズ分析

東京市場、前日(29日)に137円を達成したドル円は様子見が続き、膠着状態となりました。

  1. 仲値に向けてドル買い·円売りも観測され136.80円まで上昇しました。
    ゴトー日の買いと期末のリバランスの売りが入り混じっています。
  2. しかし、仲値前に反落し、時間外の米国株や米長金利支持線を割り込むと、ドル円も下落基調となりました。

欧州市場はドルと円が買われ、ユーロが売られました。
ドル円は欧州市場オープン後に買い戻され、ピボットのある136.43円まで戻した後、反落し下げ足を速めました。

15時、英国の第1四半期GDP確報値は予想通りの結果となりました。

16時55分、ドイツの失業者数は予想を上回る結果となりました。
ウクライナの避難民の数値が反映された結果となっています。この結果を受けてユーロは下落しています。

NY市場は強いユーロ買い、強いドル売りとなりました。
ドル円は戻りなく値を下げ、前日安値を下回り、135.54円まで下値を広げました。
米長期金利と強い相関関係にある動きとなっています。

21時頃、原油価格が急落しました。
OPECプラスの会合では、7、8月の増産計画が維持され、9月以降の増産見込みは議論されませんでした。

  1. 21時半、5月米個人消費支出(PCE)と5月個人消費支出(PCEデフレーター)は、予想を下回り、米国経済の景気減速懸念が高まる結果となりました。この発表を受け、ドル売りとなりました。
  1. 22時以降はロンドンフィキシングのユーロ買いが強まり、ドル円は下落し、ユーロドルは急騰しています。

本日の重要指標·発言

時間イベント
8:50日本 4-6月期日銀短観·四半期大企業製造業業況判断
18:00欧州連合 6月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
23:00米国 6月ISM製造業景況指数

相場分析テクニカル分析− 

本日は下記の分析を中心に分析していきます。

·節目を使用した環境認識(米10年積利回り)

·CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識(ドル円)

節目を使用した環境認識(米10年積利回り)

チャートは米10年積利回りの日足です。

27日のテクニカル分析で示した「38.2%戻し·支持線転換線」がレジスタンスとなり、反転してきました。

日足で見ると、ヒゲだけが「38.2%戻し·支持線転換線」を上回っており、この線が強く意識されていることが確認できます。このように、節目の値動きはローソク足の実体で判断することも多く、「日足に引いたラインを日足終値で確認すること」が重要です。

確認する情報が多ければ多いほど、見落としも多くなるので、ルーティンを確立して、見落としを極力少なくすることが必要となります。

CPRCentral Pivot Range)を使用した環境認識(ドル円)

本日のCPRは、完全に前日のCPRの下に位置していますので、『Lower Value』と呼ばれるパターンとなります。
また、本日の始値もCPRの下からスタートしていますので、下降圧力は強いと判断できます。

本日のCPRは前日のCPRよりも幅が広いので、「Sideways」=レンジになりやすい環境、に分類されます。

『Lower Value』と「Sideways」の組み合わせですので、本日のドル円は戻り売り戦略となります。

このCPRですが、大まかに説明するとピボットとフィボナッチ·リトレースメントを使用したゾーンとなっています。
そのため、抵抗線としても機能しやすくなっています。
今回は緑の四角で意識されたポイントに印をつけてみました。

何時反応するのか事前に予測するのは難しいですが、綺麗に反応した方向に価格が進む可能性は高いので、意識して見ていくとトレードの組み立てに役立ちます。

本日のトレード方針-USDCAD-

本日はドルカナダの15分足で売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント1.28670
利益確定ポイント(T/P)1.28209
損切りポイント(S/L)1.29011

少し値動きが荒れていますが、1時間足のラスト押し目を下抜け、サポレジ転換のラインで上値を抑えられているので売りを狙います。エントリーは15分足でタイミングを取り、利益確定は4時間足の節目に設定しています。

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