FXの相場分析レポート|2022年7月8日(金)

イギリスのジョンソン首相辞任ですね。
利上げをしても経済指標が良くても、ポンドは下がり続けていたのですが、
辞任のニュースを受け大きく上げています。

それでは昨日(7月7日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。

目次

7月8日12時21分追記:安倍元首相が奈良市内での街頭演説中、発砲を受け心肺停止か

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8日午前11時半ごろ、奈良市内の近鉄・大和西大寺駅前で街頭演説を行っていた自民党の安倍晋三元首相が男に発砲され、現在心肺停止状態との報道が入りました。自民党関係者によると、現場には30人ほど人がおり、不審者に背後から銃のようなもので撃たれたとのことです。

2回ほど発砲音がし、安倍元首相が血を流して倒れ込み、男は取り押さえられました。

この報道を受け、クロス円が急落。日本円が最強通貨となりました。
上昇を試みていた米ドル円は、136.074から134.325まで70pipsほど下落。昨日安値を下回りました。
今回の下落により、米ドル円はペナント下限の135.000を試す値動きとなっています。
4時間足では、直近安値の134.783を下回った場合、流れが変わり下落トレンド入りとなる可能性も視野に入れておきましょう。

また、報道と同時に同じく急落となったポンド円は、163.906から162.756まで下落しました。

クロス円が全般的に下落しており、続報ニュースにより、さらなる下値追いに警戒が必要です。

ドル円相場の振り返りファンダメンタルズ分析

東京市場はオセアニア通貨が買われ、ドル·円が売られました。
ドルと円の方向が一致しており、ドル円は方向感のない展開となっています。

ドル円は市場オープンと同時に上昇し、前日高値を上抜けました。しかし、すぐに反落し、58銭と勢いよく下落します。その後、豪州貿易収支の発表や日米中の株式市場の底打ち·上昇、米長期金利が支持線から上昇に転じたことで、ドル円は大きく上昇し、前日の始値付近まで値を戻しました。

  1. 10時半、豪洲の5月貿易収支は予想を上回り、過去最大を更新しました。
    世界的なエネルギー需要を背景に、石炭、液化天然ガス(LNG)が全体を押し上げています。
    この発表を受け、豪ドルは大きく買われました。

欧州市場はポンドが買われました。ドル·円は強い相関で動いています。
欧州株式市場は堅調に推移し、日米欧中株式市場も引き続き上昇するリスクオンの流れとなっています。
ドル円はオープン後に東京高値を上抜けるも反落し、東京安値まで急落しています。

  1. 17時15分頃、英国ジョンソン首相の辞任の報道が流れました。
  2. 20時半頃、ジョンソン英首相は辞任を表明しました。
    また、新首相が就任されるまで、ジョンソン氏は首相にとどまる意向を示しています。
    この発表を受けて、英政権の混乱が収束するとの期待からポンドが買われました。
  3. 20時30分頃、ECB議事録で7月の大幅利上げが議論され、その後の大幅利上げの可能性が示唆されました。
    また、インフレが沈静化しなければ、9月に大幅な利上げを行う可能性も示唆されています。

NY市場は引き続きポンド買いが進行しています。
各国株式市場、米長期金利、原油が大幅に上昇する中、為替は大きな動きを見せていません。
ドル円は方向感のない展開となっており、ロンドン市場の高値安値の範囲内の値動きとなっています。

  1. 22時15分頃、英中央銀行金融政策委員会のマン委員は「インフレ傾向が持続的か一時的か不明な場合は、政策を前進させることが重要である」と述べました。
    この発言を受けてポンドが上昇しています。
  2. 26時半頃、FRBのウォラー理事は今月のFOMCの75pbの利上げの支持を表明し、9月会合では50pbの利上げを実施する可能性を示唆しました
  3. 26時45分頃、 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、金利を大幅に引き上げても、
    米国経済が軟着陸する可能性は「十分にある」と述べました。

本日の重要指標·発言

時間イベント
20:55欧州連合 ラガルドECB総裁の発言
21:30カナダ 失業率
21:30米国 雇用統計

相場分析テクニカル分析− 

本日は下記の分析を中心に分析していきます。

・節目を使用した環境認識
・CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

節目を使用した環境認識

チャートはドル円4時間足です。

ラインは緑四角の2つの高値を基準に描かれています。
基準角が出来たら、そのラインをピンクの四角の安値にコピーしてチャンネルを作ります。

以前アップしたラインですが、その後青矢印で再度反応して上昇中です。
今後の展開としては、下のラインを抜けるまでは買い目線、下抜けた場合は状況に応じて判断する予定です。

CPRCentral Pivot Range)を使用した環境認識

CPR(Central Pivot Range)は、ピボットを中心とした「3つの水平ライン」で形成されるレンジ帯の事を指し、
前日(前期間)と当日(当期間)の位置関係から相場のタイプを7つに分類します。

左上から時計回りに、ドル、ユーロドル、米国株、ユーロ円となっています。

ドル円…『Higher Value』「Trending」⇒買いのブレイクアウト
ユーロドル…『Lower Value』⇒戻り売り
ユーロ円…『Outside Value』⇒様子見
米国株…『Higher Value』⇒押し目買い

ドル、ユーロ、円の相関関係で見ると、最も強いのはドル、弱いのはユーロなので、ユーロドルの売りが正解となります。

本日のトレード方針-EURUSD-

本日はユーロドルで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント1.01904
利益確定ポイント(T/P)1.0150
損切りポイント(S/L)1.02213

エントリーポイントは下位足の値幅の限界ラインと上位足のフィボナッチ·リトレースメントに設定してあります。
利益確定ポイントは現在安値付近です。

ここでポジションの半分を決済し、残りのポジションのストップはそのままに、大きな利益を狙います。

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