本日は米国消費者物価指数(CPI)が発表されます。
それまでは様子見ムードになりそうなので、相場の事は忘れて、美味しいものでも食べに行こうと思います。
それでは昨日(8月10日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析
米国消費者物価指数(CPI)を控えて様子見ムードです。
先週は、米連邦準備銀行総裁のタカ派発言が続き、更に「7月ISM製造業景況指数」「7月ISM非製造業景況指数」「雇用統計」が予想を上回りました。
これらの結果を受けて、利上げが継続されるとの見方が強まり、9月のFOMCでは75pbの利上げ期待が優勢となっています。
本日の消費者物価指数(CPI)で更に強い数字が示されれば、利上げ期待からドルは急騰することが予想されます。
東京市場では、ドル円は膠着状態となりました。
前日NY高値安値に挟まれて推移しており、方向感のない展開です。
午後に入り、NY高値をわずかに上回る場面もありましたが、動意づく材料も少なく、再びレンジ相場に戻りました。
欧州市場も膠着状態です。東京高値・安値を意識した値動きとなりましたが、すぐに押し戻され、方向感のない相展開となっています。
NY市場も引き続き膠着状態です。
一時、欧州の高値を更新したものの、反落して方向感のない相場となりました。
本日の重要指標·発言
時間 | イベント |
---|---|
10:30 | 中国 7月消費者物価指数(CPI) |
15:00 | ドイツ 7月消費者物価指数(CPI) |
21:30 | 米国 7月消費者物価指数(CPI) |
相場分析−テクニカル分析−
本日は以下のテクニカルを中心に分析していきます
・出来高の多いレンジ帯を使用した環境認識
(ドル円1時間足)
・出来高の多いレンジ帯を使用した環境認識
(ドル円4時間足)
・出来高の多いレンジ帯を使用した環境認識(ユーロドル4時間足)
出来高の多いレンジ帯を使用した環境認識(1時間足)
四角で囲ったのが「出来高の多いレンジ帯」です。
レンジは抵抗帯として活用できますが、その中で出来高が多いもののみ抜粋しています。
レンジの上限でロングした場合、損切りはレンジの下限で行うことになります。
ただし、これはあくまでセオリーなので、ストップ幅をレンジの半値にするなどの最適化は可能だと思います。
出来高の多いレンジ帯を使用した環境認識(4時間足)
4時間足の「出来高の多いレンジ」を四角で囲いました。
オレンジ四角は出来高も多く、良いレンジ帯です。
上値は各レンジが重なり、出来高がばらついていますのでスルーしています。
(特定出来なくもないのですが、検証をしたルールに外れますので除外しています)
レンジ帯と称していますが、ピンポイントで反転することも多いです。
また、ストップ幅が明確(レンジ上限でエントリーしたらレンジ下限がストップ値)であることも、大きなメリットです。
本日のトレード方針
本日はドル円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント(逆指値) | 135.584 |
利益確定ポイント(T/P) | 136.772 |
損切りポイント(S/L) | 135.076 |
21時半の米国消費者物価指数(CPI)の予想値が上回った場合のみ、8月8日高値の上抜けを狙います。
損切りポイントは、一般的なセオリーとしてはもう少し下ですが、最適化した結果、現在の値に設定しています。
利益確定ポイントはE計算値を使用していますが、『出来高の多い抵抗帯を使用した環境認識(1時間足)』で示したレンジ上限の「137.455」でも良いかもしれません。
指標時のブレイクアウトはスリップページが大きくなります。
そのため、この売買方針は環境認識として活用し、指標後は1分~5分足程度の時間軸を使い、トレンドフォローに徹するのがベストだと思います。
本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。
取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから
コメント コメント 0