米国経済指標が軒並み悪化!ドルは大きく急落しました。
FRBメンバーがどのような発言をするのか?要注目です。
それでは昨日(8月23日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析
東京市場
東京市場は円買いとなりました。
ドル円は、前日の流れを引き継ぎ、上値を目指す展開となります。
9時台に前日高値を上回り137.70円まで上昇しますが、その後急反落しました。
高値圏で形成したレンジを下抜けた後は下落基調となり、高値圏のレンジ下限に上値を抑えられると下値を探る展開となります。
また、ユーロドルは「前日のパリティ割れ後の安値」を下回り、更に下値を広げる展開となっています。
欧州市場
ドル円は下値を3回試した後、上げ基調となります。
しかし、当日高値付近で押し戻されると、その後は方向感のない展開となりました。
- 16時30分、ドイツ8月製造業PMI速報値は予想値48.2に対し結果49.8となり、予想を上回る結果を受け、ユーロは上昇しました。
また、サービス部門PMI速報値は予想値を下回っています。 - 17時00分、ユーロの8月製造業PMI速報値は予想を上回る結果となりましたが、サービス部門PMI速報値は予想値を下回りました。
市場の反応は限定的となっています。 - 17時30分、イギリス8月製造業PMI速報値は予想を大きく下回り46.0となり50を割り込みました。
サービス部門PMI速報値は予想値を上回っています。
これらの結果を受け、ポンドは小幅に上昇しました。
NY市場
オセアニア通貨が買われ、ドルが売られました。
❹米国8月製造業PMI速報値がネガティブサプライズとなり、ドルは急落します。
その後の❺7月新築住宅販売件数も予想を下回る結果となり、リセッション懸念が高まる結果となっています。
ドル円は指標発表ごとに急落し、ピボットS3の位置する135.796円まで下値を広げました。
1.67円の下落となっています。
- 22時45分、米国8月製造業PMI速報値は、サービス業PMI速報値共に予想を下回り、ネガティブサプライズとなっています。
インフレや資材不足が影響しています。
この結果を受け、ドルは急落し、オセアニア通貨・円が買われました。 - 23時00分、米国7月新築住宅販売件数は予想を下回る結果となりました。
住宅ローン金利の高止まりと需要減が要因となっています。
今後は住宅価格の下落が見込まれており、金融引き締めの成果となっています。
本日の重要指標·発言
時間 | イベント |
---|---|
21:30 | 米国 7月耐久財受注 |
相場分析−テクニカル分析−
本日は以下のテクニカルを中心に分析していきます
・節目を使用した環境認識(ドル円4時間足)
・節目を使用した環境認識(ユーロドル4時間足)
節目を使用した環境認識(ドル円4時間足)
上昇要因
- 青四角の123.6%は、月足のフィボナッチ・ターゲットです。
現在はこの値で上値を抑えられており、チャートパターンと組み合わせると、大きく反落しても良い水準となっています。
今回はピンポイントでの反応となり、市場で意識されていることが確認されました。 - 「最高値のダブルトップのネックライン」がサポレジ転換ラインとして機能しています。
昨日の高値は、この値も意識された結果と考えられます。 - 下値のサポレジ転換ラインです。
現在値付近で売りを狙う場合、最寄りのターゲットとなります
下落要因
月足は勢いよく上昇を続けており、且つ陽線を形成しつつあります。
❶のようなリミット候補が燃料となり、ストップロスを巻き込んで上昇すると、大きな値幅が出やすくなります。
節目を使用した環境認識(ユーロドル4時間足)
現在、注目されているユーロドルについて分析します。
昨日午前は前回安値をレジスタンス(上値抵抗線)に変え、下落していたのですが、ドイツCPI、米国CPIの結果を受け、上昇してきました。
やや誤差がありますが、上値はパリティで抑えられていると考えて良いと思います。
大きな節目なのでジャクソンホール会議後の結果を待つのも良いと思います。
本日のトレード方針
本日はユーロドルで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
買いのエントリーポイント | 1.00184 |
売りのエントリーポイント | 0.98981 |
買いの利益確定ポイント(T/P) | 1.00901 |
売りの利益確定ポイント(T/P) | 0.9780 |
損切りポイント(S/L) | 20pips |
本日はユーロドルのCentral Pivot Rangeで『Inside Value』が出ているのでブレイクアウトを狙っていきます。
注文は、昨日の高値と安値それぞれに逆指値注文(ブレイクアウト狙い)です。
買いよりも売りの方が、リミット幅が広くなっているので注意してください。
ストップ幅は売り買いともに20pips(スプレッド別)です。
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