FXの相場レポート分析|2022年8月26日(金)

通っているとんかつ屋さんの、揚げ時間を測っているのですが、割とまちまち。

十分美味しいので構わないのですが、データ好きとしては気になってしまいます。

それでは昨日(8月25日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

ドル(橙)、ユーロ(赤)、円(水色)、豪ドル(青)
※NZ、中国のニュースは相関性の高い豪ドルに記載

東京市場

人民元中心レートの元高設定が発表され、オセアニア通貨買われ、ドル売りが強まりました

東京市場オープン後、一時前日高値付近まで上昇したが、その後、ピボットS1の位置する136.47円まで下落しました。

  1. 7時45分、ニュージーランドの4-6月期四半期小売売上高は予想値を下回る結果となりました。

    雇用は堅調なものの、2四半期連続のマイナス成長となる可能性が高まっています。
    NZDは一時的に売られました。
  2. 中国人民銀行は、人民元中心レートを予想より高く設定しました。
    その結果、オフショアの人民元が急騰し、中国株式市場を始め、各国株式市場が大きく上昇しています。

中国は、24日にも追加の経済支援措置を実施しています。
中国政府は元高、株高を望んでいる事を意識しておきましょう。

欧州市場

欧州市場は引き続き、オセアニア通貨買い・ドル売りとなっています。

ドル円も下値を広げましたが、ピボットS1で二度下値を確認すると上昇しました。

豪ドルは東京市場から戻りもなく、一本調子で上昇を続けています。

  1. 15時00分、ドイツの4-6月期国内総生産(GDP・改定値)は予想をやや上回りました。
  2. 17時00分、ドイツの8月IFO企業景況感指数は予想値を下回りました。
    第3・四半期のドイツ経済はマイナス成長となる見通しです
    この結果を受け、ユーロは下落しています。
  3. 20時30分 、欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨は

    「中期的なインフレ率は明確に上向き」
    「不況下でもインフレのリスクは必ずしも低下しない」

    と述べました。

NY市場

朝から続いていたオセアニア通貨買い・ドル売りの勢いが一段落しています。

ジョージ米カンザスティ連銀総裁の発言を受け、ドルは上昇トレンドに転じ、❼米GDP改定値が予想を上回ると上げ幅を拡大します。

その後、❽➒連銀総裁のタカ派的な発言が続きますが、市場の影響は限定的となっています。

  1. 20時30分頃、ジョージ米カンザスティ連銀総裁「インフレ率を目標に戻すため、さらに金利を引き上げる必要がある」と述べました。
  2. 21時30分、米4-6月期四半期実質国内総生産(GDP・改定値)は予想をやや上回りました

    速報値から上方改定されています。この結果を受けドルは買われました。
  3. 23時頃、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は「大幅な利上げを実施した後に利下げに転じる方針は支持しない」「年末までに利上げが必要」と述べました。
  4. 27時15分頃、ブラード米セントルイス連銀総裁は、「現在の金利は物価上昇圧力を抑制するには不十分だ」と述べました。

本日の重要指標·発言

時間イベント
8:30日本 8月東京都区部消費者物価指数(CPI・生鮮食料品除く)
21:30米国 7月個人消費支出(PCEデフレーター)
23:00米国 8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
23:00米国 ジャクソンホール会議 パウエルFRB議長の発言

相場分析−テクニカル分析− 

本日は以下のテクニカルを中心に分析していきます

・高値安値(ダウ理論)を使用した環境認識(ドル円1時間足)

高値安値(ダウ理論)を使用した環境認識(ドル円1時間足)

ドル円1時間足

環境認識

  1. 上値 「出来高の多いレンジ帯の上限」と「フィボナッチ・ターゲット138.2」の重複ラインで頭を抑えられています。
  2. 下値候補は「サポレジ転換ライン」と「フィボナッチ・ターゲット138.2の基点」の重複ポイントです。

高値安値(ダウ理論)を使用したトレンドの判断

現在のトレンドをダウ理論(高値安値の切り上がり・切り下がり)で判断していきます。

Bの安値付けた後、CがAを上抜いています。この時点で「Bの安値が確定します」

DがBの安値を下抜けます。
この時点で「Cの高値が確定します」

この後にDを価格が下抜ければ「Gの高値が確定」し、

GはCより低い⇒高値切り下がり
DはBより低い⇒安値切り下がり

となり、トレンド転換が成立しますので、売り目線となります。

この場合の注意点はE⇒Gの高値更新です。

こちらは直近の高値Cを上抜いていないので「高値更新」をカウントしません。

同様に、Fを下回る値動きが発生しても、直近の安値Dを下回らない限り「安値更新」はカウントしません。

本日のトレード方針-USDCHF-

本日はドルスイスで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント(成り行き売り)0.96372
利益確定ポイント(T/P)0.97665
損切りポイント(S/L)0.95928
ドルスイス1時間足

4時間足でペナント形成中のドルスイスを、成り行きで買っていきます。

本日は23時から、ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の発言がありますので、注意しましょう。

本日はリスクリワードレシオを優先して、早めに仕掛けていきます。

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