FXの情報収集ってどこですればいいの?
FXの情報はどうトレードに活かせばいいの?
FX初心者の方や、伸び悩んでいる方は上記のようにお悩みではないでしょうか?
この記事ではFXの情報収集に関する以下の6つについて解説していきます。
- FXの情報を行う目的は?なぜ重要なのか
- 金融・経済全般の情報収集におすすめのサイトは?
- FXに特化した情報収集におすすめのサイトは?
- FXの情報収集におすすめのアプリは?
- FXの情報収集におすすめなツイッターアカウントは?
- FXの情報収集を行う上での注意点
FXの情報収集を行う目的は?なぜ重要なのか
FXの情報収集を行う目的は以下の2つです。
- 経済指標の確認
- 他人の相場観を知る
経済指標とは相場の価格に影響を与える、経済的ニュースのことであり、重要度の高い経済指標であるほど、価格に大きな変動をもたらします。
経済指標に関する情報を事前に把握していれば、有利な方向にポジションを持つことができる他、大きな価格変動がおきそうな時には相場から撤退することもできます。
FXの情報収集を行うことで、他人の相場観に触れることができます。
他人の相場観を知ることで、新しいトレード戦略を立てるきっかけにもなりますし、自らの相場観を補強することにも繋がります。
FXの本質は通貨ペアの需給関係を紐解くことにあり、情報収集を行う重要性はここにあります。
FXに関する情報を多く持っていれば、それだけ需給関係を明らかにする要素が多くなるので、トレードを有利に進めることができるのです。
金融・経済全般の情報収集におすすめのサイトは?
まず、「金融・経済情報全般」の情報収集を行うのにおすすめなサイトを紹介していきます。
FXを行う上では、自分がトレードする通貨の国の経済状況は理解しておくに越したことはありません。
- Bloomberg(ブルームバーグ)
- Reuters(ロイター)
- The Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)
- 日本経済新聞
Bloomberg(ブルームバーグ)
ブルームバーグはニューヨークに本社を持つ総合情報サービス会社であり、米国最大手の通信社です。
ブルームバーグはもともと、債券取引に関する情報サービスを行っていた会社であったこともあり、多くの個人投資家から支持されているサイトです。
ブルームバーグではFX関連の経済指標やニュースはもちろんのこと、トレードに関するコラムなども掲載しているので、目を通すだけでも金融リテラシーを育むことができます。
ブラウザ版では日本語に対応してますが、英語の勉強をしたい方は、英語のまま読んでみてもいいかもしれません。
The Wall Street Journal(ウォール・ストリートジャーナル)
ウォール・ストリートジャーナル(以下WSJ)はダウ・ジョーンズ社が1889年から出版している伝統ある経済誌です。
創設者のチャールズ・ダウはダウ理論の考案者としても有名です。
アメリカ国内での発行部数はNo.1であり、世界的にも大きな影響力をもつ日刊紙です。
WSJは世界最大級の金融街である「ウォール・ストリート」の名前に由来していることもあり、金融に関する記事が大半を占めており、コラムの分析力に定評があります。
ただし、
- 記事をすべて読むためには有料会員に登録する必要がある
- 為替に関するコラムが少ない
以上2点には注意する必要があります。
Reuters(ロイター)
ロイターはイギリスに本社を持つ、世界最大の通信社です。
ロイターは金融情報や市況速報の充実度により、多くの個人投資家により支持されているサイトです。
また、「外為」のページがトップに表示されていることからも、FXに関する情報を選択的に収集できるのも便利です。
中でも「コラム」の充実度は高く、プロのエコノミストやアナリストが独自の観点から相場を分析しているので、必見のコンテンツと言えます。
ここまでで紹介した情報誌の中では、最もFXに関する情報やコラムの充実度が高いのがロイターです。
日本経済新聞
日本経済新聞(以下日経新聞)は日本で発行されている全国紙の一つで、経済や産業に関するニュースをメインに取り扱っています。
日本の出版社なこともあり、日本人の個人投資家目線に立った金融記事やコラムが充実しており、為替情報も手厚く取り扱っています。
また、「Myニュース」という機能を使うことで、自分が関心のあるジャンルを中心に表示するようにカスタマイズできるので、効率的な情報収集が可能です。
一方で、一部のコンテンツを利用するために有料会員登録が必要な点には注意する必要があります。
FXに特化した情報収集におすすめのサイトは?
以上は「金融・経済全般」の情報を網羅的に収集するためにおすすめのサイトでした。
ここでは「FXに特化した情報のみを収集したい」というトレーダーにおすすめなサイトを紹介していきます。
- Investing.com(インベスティングドットコム)
- ZAiFX!(ザイFX!)
- MINKABU FX
- 羊飼いのFXブログ
Investing.com(インベスティングドットコム)
Investing.comは、FXに関するニュースや通貨の見通しなどの情報に加え、チャート分析ツールなどを提供している、金融特化メディアです。
FX以外にも、
- 株式
- 先物オプション
- 暗号資産
- ETF
- 債券
以上のような、金融商品に関する情報サービスを提供しています。
Investing.comでは、FXに関する経済ニュースに加えて、週間の為替見通し、テクニカル分析の結果などを公開しているので、トレードの判断材料に役立てることができます。
有料プランも用意されていますが、利用用途がFXの情報収集のみに止まる場合は、無料プランでも問題なく利用することができます。
ZAiFX!(ザイFX!)
ZAiFX!はFXに特化した日本の金融メディアで、国内FX業者の口座比較や為替ニュース、現役トレーダーによるコラムなどを提供しています。
FX関連のコンテンツを大量に扱っているため、FX初心者〜FX上級者の全ての層が満足できるような内容です。
特に、現役トレーダーによるコラムや取材記事は一度は読んでおくことをオススメします。
実際に現役トレーダーとして稼いでいる人の行動や考え方を、自身のトレードに落とし込むことで、さらなるレベルアップが期待できるでしょう。
MINKABU FX
MINKABUは個人投資家のためのソーシャルメディアとして立ち上げられたサービスで、MINKABU FX(以下みんかぶFX)はそのサービスの一つです。
みんかぶFXでは時間軸ごとの通貨ペアのチャートを一覧で見ることができたり、為替ニュースやコラム、経済指標の速報を行なっています。
みんかぶFXのコラムはFX初心者に向けたものが多いため、専門的な知識を得ることには向いていませんが、基本的な知識の確認には役立ちます。
みんかぶはFXよりも株や資産運用のコンテンツが充実しているので、投資全般の知識を得たい方にオススメできます。
羊飼いのFXブログ
羊飼いのFXブログは、大規模かつ信頼性の高いFX専門ブログとして知られています。
羊飼いのFXブログでは、週間の相場分析や近日中の経済指標、FX関連の記事などを掲載しており、FXに関する多くの情報を網羅的に入手することができます。
特に、経済指標の重要度をランク分けしている点や、経済指標の内容や注目すべきポイントなどを詳しく解説している点はかなり役立ちます。
ファンダメンタルズ分析を重要視しているトレーダーや、中長期のスイングトレードを行うトレーダーは、確認しておくことをオススメします。
FXの情報収集におすすめなアプリは?
ここまでで紹介してきたサイトは以下のようにアプリ版でのサービスも提供しているので、ご活用ください。
名称 | iPhoneアプリ | Androidアプリ |
---|---|---|
Bloomberg | ○(英語) | ○(英語) |
The Wall Street Journal | ○ | ○ |
Reuters | ○ | ○ |
日本経済新聞 | ○ | ○ |
Investing.com | ○ | ○ |
ZAiFX! | ○ | × |
MINKABU FX | × | × |
羊飼いのFXブログ | ○ | ○ |
FXニュースまとめ速報 | ○ | ○ |
また、FXの情報収集にオススメのアプリとして「FXニュースまとめ速報」をあげることができます。
このアプリは複数の通信社やウェブサイトと提携しているため、一括で多くの情報を獲得するのに向いています。
「FXニュースまとめ速報」の提携先としては、
- ZAiFX!
- WSJ日本語版
- ZUU Online
- NHKニュース|経済
- 朝日新聞
- 日本経済新聞
- 産経ニュース
- 財経新聞
- 東洋経済オンライン
- グローバルインフォ 今日の目線!
- ヒロセ通商
などをあげることができ、アプリ内でどのサイトからのニュースを受け取るかを選択することもできます。
FXの情報収集におすすめなツイッターアカウントは?
ウェブサイト以外にも、ツイッターなどのSNSからでも、FXの情報収集は行うことができます。
ツイッターではタイムリーな相場情報をいち早く入手することができますが、その一方で情報の信ぴょう性はウェブサイトに比べて劣ってしまいます。
ツイッターには悪質な詐欺業者に勧誘するアカウントもあるので注意しましょう。
ツイッターでFXの情報収集をする場合は、以下のような著名なトレーダーやアナリストのアカウントに絞って行うことをオススメします。
氏名 | 詳細 | アカウントURL |
---|---|---|
小林芳彦 | 株式会社JFXの代表取締役。現役のトレーダーとしても活躍。 | https://twitter.com/JFXkobayashi |
神田卓也 | 株式会社外為どっとコム総合研究所の取締役調査部長。個人のFXトレーダー向けの為替情報の発信を行う。 | https://twitter.com/KandaTakuya |
大橋ひろ子 | フリーアナウンサー。現役のトレーダーとしても活躍。 | https://twitter.com/hirokoFR |
FXの情報収集を行う上での注意点
FXの情報収集を行う上では、いくつか注意しなければならないことがあります。
- 情報収集は参考程度に
- 情報は取捨選択する
- 入手した情報は相場に織り込み済みである
情報収集は参考程度に
FXの情報はあくまでも参考程度に扱うようにしましょう。
FXで一番大切なことは、自身のトレードルールを遵守することです。
以下のような行動をとってしまっている場合には、注意が必要です。
- エントリー後にポジションに対して不利な情報を入手したので、ポジションを早めに決済する
- 自分の保有しているポジションに対して有利な情報ばかりをピックアップして、損切りを遅らせるための「言い訳」を作る
以上のような行動は感情的なトレードの原因となり、長期的にFXで利益をあげることは難しくなってしまうでしょう。
FXに関する外部の情報を真に受けてトレードをするのではなく、あくまでもトレード計画を立てる上での一つの材料として考えるようにしましょう。
情報は取捨選択する
FXの情報収集を行う際には、どれが重要な情報なのかを「取捨選択」することが大切です。
情報収集をしていれば、様々な相場観に触れることになります。
それぞれの相場観をいちいち調べていてはキリがないですし、最終的にトレードを行うのは自分なので、自分なりの相場観を持つことが何より重要です。
したがって、FXの情報収集先は数個に絞った上で、本当に必要な情報のみを自らの相場観として取り入れるようにしましょう。
「絶対」が存在しない相場では、どれだけ自分の相場観を強く持てるかが重要です。
入手した情報はすでに相場に織り込み済みである
私たちが入手した情報は、すでに相場に織り込み済みであることがほとんどです。
つまり、情報を入手してからポジションを持ったとしても、すでにその方向への勢いは失われており、逆に損をする可能性が高くなるということです。
例えば、アメリカのFOMCが利上げを発表したのにもかかわらず、ドル買いが進行しなかった場合に、「相場は利上げを織り込み済みである」と表現されます。
これは、FOMCの開催前の段階から多くの人が利上げを期待して、ドル買いを行なっていたことを指しており、FOMCの発表後には多くの人が利食いを行うので、逆にドル売りが進行するという現象が起こり得ます。
「利食いで反落」や「材料出尽くし感」と表現されることが多いです。
このように、ニュースの結果を受けてポジションを持っているようでは、タイミングが遅すぎることがほとんどであることを理解しておきましょう。
まとめ
この記事ではFXの情報収集について解説してきました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- FXの情報収集は自分の相場観に磨きをかけるためにも必要
- FXの情報収集は経済誌やウェブサイト、SNSから可能
- FXの情報はトレードの参考程度に扱うのが良い
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