FXの相場レポート分析|2022年9月6日(火)

台風11号が到来し、大きな風切り音を立てています。

今日は子供たちの学校も休みなので、一日のんびり過ごす予定です。

それでは昨日(9月5日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

ドル(橙)、ユーロ(赤)、円(水色)、豪ドル(青)

5日の外為市場は、米国、カナダ、北米が休場となり、終日小動きとなりました。

ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」の無期限停止が発表されたことや、中国四川省でロックダウンが続いたことから、リスクオフの値動きとなっています。

東京市場

ドル円は小幅な下窓でスタートしました。

ゴトー日ということもあり、仲値に向けた上昇を見せますが、節目に到達すると仲値を待たず反落します。

急落して下窓を埋めた後は上昇に転じ、日中高値を目指す値動きとなりました。

  1. 10時50分頃、中国国家発展改革委員会は景気支援を強化すると発表しました。

    「経済を合理的なレンジにとどめ、経済成長において最良の結果を達成する」と表明しています。

欧州市場

米国市場等が休場という事もあり、閑散相場となっています。

イギリスはジョンソン首相の後任にトラス外相が選出されましたが、予想通りの結果で市場の反応は限定的でした。

また、ドル円も膠着状態となり、雇用統計後の高値安値に挟まれた値動きとなっています。

NY市場

米国、カナダ、北米市場が休場のため、閑散としています。

ドル円も17銭程度のレンジで推移しています。

  1. 21時00分頃、OPECプラスは石油供給を小幅に減産することで合意しました。

    原油価格の急落に対応したものとみられます。

IAEAの査察官2人が駐在するザポロジェ原子力発電所をめぐり緊張が続いていますが、砲撃による火災で外部電源が喪失し、現在は施設内で必要な電力を供給しています。

電力供給が途絶え、冷却機能が停止した場合、メルトダウンする危険性があります。

本日の重要指標·発言

時間イベント
13:30豪洲 RBA政策金利発表
15:00ドイツ 7月製造業新規受注
23:00米国 8月ISM非製造業景況指数

相場分析−テクニカル分析− 

本日は以下のテクニカルを中心に分析していきます。

・ユーロドル長期分析(ユーロドル月足)

・ボリンジャーバンドを使用した環境認識
(ユーロドルMTF分析)

ユーロドル長期分析(ユーロドル月足)

ユーロドル月足

下落を続けるユーロドルですが、下値目標は何処でしょうか?

  1. 値幅分析では、2000年の安値(0.81635-0.82606)付近でターゲットが重なっています。

    ここが現在の下値の有力候補です。
  2. 直近の節目は②の安値ブレイクとなりますが、それほど大きな値動きにはなっていません。

    ただ、抜けた後は陽線が出ていませんので、引き続き下落の圧力は強めです。
  3. 下値圏のボックス(レンジ帯)です。

    ドル円が1998年の高値(147.67円)に到達した場合、ボックスの高値(緑水平線)に位置する予想です。

下落が進み、緑の水平ラインを抜けた場合、ドル円は1998年の高値を更新することになりそうです。

ボリンジャーバンドを使用した環境認識(ユーロドルMTF)

チャートは左からユーロドル日足、週足、月足

月足

強いバンドウォークが発生しており、ロングを狙える状況ではありません。

しかし、トレンドと逆方向のボリンジャーバンド+2σ(緑丸)が内側に折れ曲がっており、ボラティリティの減速が確認できます。

週足・日足

じり安展開となっており、最も値幅の広がるチャート形状です。

巡航速度とも呼ばれるこのパターンですが、ダイバージェンスが機能しないケースが多いです。

本日のトレード方針

本日はドル円で売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント(売りの逆指値)139.831
利益確定ポイント(T/P)139.035
損切りポイント(S/L)140.834
ドル円1時間足

昨日と同じ設定です。

値幅を到達しているので売りを狙います。

理想は、エントリーポイントを下回った後の5分~15分足の第3波狙いです。

利益確定ポイントは強い節目になっていますので、3波狙いの場合も、一旦は決済(もしくは分割決済)を推奨します。

現在、ドル円のファンダメンタルズは上方向です。

本日の「米国 8月ISM非製造業景況指数」が悪化するようならこの売買方針を活用する、という使い方がベストだと思います。

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この記事を書いた人

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