FXの勝率を高めたい!
FXの勝率を高めるためには、分析が不可欠です。
勝率の高い分析を行うためには、横軸である時間軸の分析がとても重要になります。
なぜなら、FXとはポジションを保有し、時間をかけて値を育てていくものだからです。
自分は何もしなくても、時間が勝手にお金を稼いでくれるというのがFXの魅力です。
- FXの横軸分析の詳細
- FXの勝率を高めるための分析方法
- 横軸を使った環境認識のやり方
FXの横軸分析を行えるようになれば、根拠のある手法を確立することができ、収益率がグッと高くになります。
本記事より、FXの横軸分析を活用した勝てるトレード方法を手に入れてください。
さっそく勝率が上がる横軸分析の方法を知りたい人は「環境認識は横軸を意識する」から読み進めてください。
横軸とは何か?
横軸とは時間軸のことです。
FXの縦軸が価格となり、時間の経過によって値動きが変動します。
FXの初心者の方は縦軸である価格に注目してしまいがちですが、FXで重要な考え方は値を育てるという考え方で、値が上がり切った時に売り、値が下がり切った時に買うというのが基本です。
価格が上に上がったから買うとか下に下がったから売るという縦軸だけの考え方では、FXを成功させることは難しいと考えるトレーダーは多く、多くのトレーダーが縦軸の考え方に加えて横軸の考え方でFXを行っています。
横軸の考え方は大きく3つに分けられます。
- 時間の経過で値動きを分析する
- 時間足による横軸の分析
- 三大市場の特徴を知る
1つずつ解説していきます。
時間の経過で値動きを分析する
横軸とは時間の経過によって形成される値動きであり、FXの分析とは値動きの分析です。
手法は過去の値動きの分析から確立され、実際に検証するのにも、値動きが必要になります。
時間の働きに頼らなければ、分析も検証もできないのです。
特に顕著なのがチャートパターンの形成で、チャートパターンの形成によって、値動きの反転のタイミングをつかむのがテクニカル分析の基本です。
しかし、チャートパターンができたら即エントリーできるかというとそうではありません。
チャートパターンが出現した場所が重要で、重要な価格付近にチャートパターンができることが反転の根拠となります。
価格は縦軸で判断し、強い水平線あるいはレジサポラインによって判断できます。
重要な価格の分析は、環境分析を行い、MTF分析を基本とした押し目買い・戻り売りによって設定するやり方が基本です。
時間足による横軸の分析
世界には時差が存在しますが、世界共通で1時間立つタイミングは同じです。
なので、時間足ごとの分析は世界共通の分析となり、時間の足の分析は世界中のトレーダーの支持を得れることになります。
FXは買いと売りの2勢力の戦いであり、どちらがより正しいとトレーダーが判断したかによって動きます。
秘密の裏技とか必勝法は存在せず、世界中のトレーダーが予測したであろう事と同じように予測することが重要です。
更に、トレーダーには短期から中長期に向けてタイプがあり、
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- ポジショントレード
とそれぞれが異なる時間軸で取引を行っています。
スキャルピングは1分足や5分足を使うことが多く、デイトレードは15分足や1h足、4h足を使うことが多いです。
スイングトレードやポジショントレードは8h足や日足や週足なども使います。
しかし、全てのタイプのトレーダーは環境認識として上位足の確認をするので、日足や週足の確認を行う事がほとんどです。
大きな時間足になればなるほど取引の参加者が増えるということです。
小さな時間足だけでは、スキャルパーやデイトレーダーしか参加していないということになります。
なので、日足などのなるべく大きな足を必ず分析の主軸に置くようにしましょう。
15分足のみの分析で終わってしまうと、大きな流れに勝てずに失敗する可能性が高いです。
三大市場の特徴を知る
FXでは特に値動きが活発になる三大市場があります。
- 東京時間
- ロンドン時間
- ニューヨーク時間
の3つです。
3つの時間は同じように値動きが変動するわけではなく、時間ごとに異なった動きをします。
三大市場はエントリーやエグジットの起点となり、市場ごとに分析方法やトレードスタイルも変化します。
横軸の考え方もそれぞれ異なるので、市場ごとの考え方のコツを解説していきます。
東京時間
東京時間は8~16時までの時間を指し、三大市場の中では最も緩い値動きをします。
しかし、12時以降はさほど値動きはなくなるので、実質的には8~12時と思っておいて良いでしょう。
円がらみの通貨が動きやすい性質があり、レンジを破る力が薄いので、レンジ内逆張りのスキャルピング等のエントリーに使われることが多いです。
値動きがゆっくりと形成されるので、初心者向けの時間です。
ただし、大きな値幅の変動はあまり起こりません。
ロンドン時間
ロンドン時間は、15時(冬時間は16時)~23時(冬時間は24時)に行われ、東京時間でため込んでいたポジションが一気に決済され、大きく値が動く時間帯です。
良く動く時間帯としては、15時~18時くらいで、19時になるとロンドン勢がお昼休みに入り、ニューヨーク勢が参入する21時(冬時間は22時)までは値動きが動きにくい時間帯となります。
トレンドを狙うトレーダーにとっては最もやりやすい時間帯といえます。
ただし、ニューヨーク時間よりは値動きの変動が起こりにくいです。
ニューヨーク時間
ニューヨーク時間は、21時(冬時間は22時)から6時(冬時間は7時)で、ロンドン時間と重なる21時から24時くらいまでが最も値動きが変動しやすいです。
ほぼ世界中のトレーダーが21時から24時に参加することになるので、殆どの値動きの変動がこの時間に集中されています。
ただし、ニューヨーク時間は経済指標の発表が最も多く、値動きの乱高下が発生しやすいので、ポジションを狩られやすいです。
特にデイトレーダーにとっては油断ならない時間帯と言えます。
24時以降は値動きが動くこともありますが、かなり大人しくなります。
昼働いて夜家に帰ってくると時間とニューヨーク時間が重なるので、サラリーマンの方の場合はニューヨーク時間をメインに取引する人も多いです。
環境認識は横軸を意識する
FXにおいて環境認識はとても重要でテクニカル分析の基本です。
環境認識を行う目的は、勝負を仕掛けるラインを設定することで、ラインを設定するためには、横軸の分析を行う必要があります。
横軸の分析に重要な考え方は大きく分けて4つあります。
- 押し目買いと戻り売りを基本とする
- 日足を意識する
- MTF分析をマスターする
- エリオット波動をマスターする
環境認識をしっかり行う事で優位性が確立されるので、手法の勝率が上がります。
例えば、ダブルトップができたからエントリーのような環境認識を無視した形でエントリーを行うと、勝率はかなり下がります。
インジケーターを使う場合も同様で、環境認識がテクニカル分析の基本です。
押し目買いと戻り売りを基本とする
押し目買いと戻り売りという考え方はダウ理論に基づいた考え方で、トレンドに乗るための方法です。
押し目と戻り目とは、値動きが反転するタイミングであり、今まで売られていたら買い、今まで買われていたら売るという考え方で、上位足の順張り、下位足の逆張りを狙うものです。
下位足とは自分がエントリーを行う時間足のことです。
デイトレードならば15分足以下の足を指すことが多いです。
上位足とは4h足、日足、週足などを指します。
上位足のトレンドに順張りで乗るためには、下位足の逆張りを狙う必要があるのです。
言葉だけでは難しいと思うので、下記の画像を使って押し目買いと戻り売りを考え方を解説していきます。
上昇トレンドの押し目を狙うことを押し目買いといい、下降トレンドの戻り目を狙うことを戻り売りといいます。
上昇トレンドで上に上昇している値動きを推進波といい、下に下がってる値動きを調整波といい、基本的に押し目買いの考え方は、推進波を狙うことです。
調整波がいつ推進波になるのか?を分析してエントリータイミングを伺います。
下降トレンドの場合は、下降している値動きが推進波になり、上昇している波が調整波です。
エントリー足である15分足で見ると下記の画像のようになります。
反転ポイントにはダブルトップやダブルボトムなどのチャートパターンが出現することが多いです。
環境認識は、押し目か戻り目の強力なレジサポラインを予測し、時間の経過によってレジサポライン付近にチャートパターンができたことによってエントリーを行うという考え方です。
日足を意識する
環境分析において日足はとても重要なのですが、デイトレーダーのように実際にエントリーする足が15分足の場合は、15分足に固執してしまって、日足を疎かにし、大きな横軸の動きを逃してしまいがちです。
基本的に相場は大きな時間足の流れに小さな時間足の流れは逆らえないので、1h足で上昇トレンドが出ていても、日足が下降トレンドならば、日足の勢いに1h足が飲み込まれてしまい、うまく押し目や戻り目に乗れない可能性が高くなります。
例えば、日足が上昇トレンドだが、1h足で強い下降トレンドの戻り目のサインが出た場合、日足が上昇トレンドだからあまり伸びないだろうと判断します。
逆に、日足が上昇トレンドで、1h足で上昇トレンドのサインが出た場合、大きく値が伸びるだろうという予測が建てれるのです。
MTF分析をマスターする
MTF分析はマルチタイムフレーム分析の略で、FXの分析の基本で、複数の時間足を分析することで、相場の予測を行う方法を指します。
MTF分析を行う利点は、利益となるボラティリティの予測ができることです。
利確の予測ができれば、リスクリワード比を算出できるので、トータルでの勝ちを目指しやすくなります。
リスクが1、リワードが2という比率でエントリーする場合、リスクリワード比は1:2となり、勝率が5割でもトータルで利益を残せます。
リスクというのは損切りラインのことで、リワードというのは利確ラインのことです。
デイトレードならば、よく動く通貨であるドル円、ユーロドルで取引するなどならば、リスクは20pips以内で、リワードは40pips以内と考えるトレーダーが多いです。
FXは必ず負けるときがあり、勝った時と負けた時とで合わせて収支がプラスになっていればいいというのが、トレーダーのメジャーな考え方です。
リスクの部分は損切りの部分ですが、損切りに関してはデイトレードでいうならばエントリー足である15分足である程度の分析が可能です。
しかし、エントリーしたポジションの値がどこまで伸びるのか?については15分足だけ見ても分かりません。
そもそも値がどこまで伸びるのかの予測など可能なのか?についてですが、予測を可能にするのがMTF分析で、押し目買い・戻り売りの考え方を基本にしています。
例えば、1h足の上昇トレンドに乗るために、15足でエントリーしたとしましょう。
値を伸ばしたいが、4h足の下降トレンドの戻り目が近い、となった場合、必ず4h足の戻り目候補で何らかの動きがあるので、4h足の戻り目候補のラインが利確候補になります。
そこで値が止まるとは限りませんが、少なくても、4h足の下降トレンドに乗る勢力は必ず出てくるので、値は止まるとは限らないが止まりやすいという予測が建てれるわけです。
ではそもそも、トレンドの押し目や戻り目をどう予測するのか?についてですが、横軸を分析し、縦軸を割り出す必要があり、詳細は後の「レジサポラインで縦軸と横軸を分析」で解説します。
エリオット波動をマスターする
エリオット波動とは、ダウ理論に基づいたトレンドの波の性質を表す考え方です。
トレンドの波の伸びる部分を推進波で、あまり伸びずに次の推進波を準備する波を調整波であることはすでに解説しました。
ダウ理論を狙う場合は、推進波を狙うわけですが、同じ推進波でも狙いやすい波があるという仮説がエリオット波動になります。
上昇トレンドが下降トレンドに変わる、あるいは下降トレンドが上昇トレンドに変わることをトレンド変換と呼びます。
トレンド変換が起こった最初の推進波をエリオット波動第一波といい、トレンドが変換したことを目視で確認できる状態です。
図にすると下図のようになります。
第一波は伸びる波なので、第一波でエントリーしても良いのですが、エリオット波動で最も確実でかつ伸びる波が第三波になります。
第三波というのは、第一波でトレンド変換し、第二波で反対勢力がトレンド変換を阻止しようとしたが、第三波の勢力により、トレンド変換が完全に確定しまう波のことです。
第一波のように性急ではなく、第二波を挟むのでエントリーしやすく、大勢のトレーダーを味方につけやすくなります。
第四波と第五波は既にトレンド変換が確実視された後の流れで、第五波は値動きの急変動が起こりやすく、トレンドの終焉も起こりやすい波です。
横軸によって形成されるチャートパターンを使う
チャートパターンはテクニカル分析の代表的な考え方です。
証券会社がFXの最初の手ほどきとして教えてくれているところも多く、世界中で使われているのがチャートパターンです。
相場はランダムで動いているわけではありません。
ランダムで動いているならば、トレーダーは完全に運に頼って取引することになるわけですが、市場に参加しているトレーダーは、儲けたいという欲で動いているため、協力して相場を動かそうとします。
トレーダーたちの協力によって相場は実際に動いているので、FXでは基本を知りより多くの人の見解が一致する回答を見つけなければなりません。
チャートパターンは横軸分析の代表的な考え方で、エントリーポイントや環境認識に使うことができます。
チャートパターンは無数にありますが、今回は特に有用な3つのパターンを解説します。
- ダブルトップとダブルボトム
- フラッグ
- ブレイクアウト
重要なことは、チャートパターンがどこで形成されるかです。
チャートパターンだけを知っていても、縦軸の分析もできていないと効果を発揮しないので、横軸と縦軸の両方の分析を行いましょう。
縦軸の分析は、後の「レジサポラインで縦軸と横軸を分析」で行っています。
ダブルトップとダブルボトム
ダブルトップとダブルボトムは、環境分析でも使えますが、押し目買いと戻り売りのエントリーポイントとして使えます。
ダブルトップの場合は、下降トレンドの戻り目に出現し、ダブルボトムの場合は上昇トレンドの押し目に出現します。
例えば、4hのトレンドの戻り目を狙う場合は、15分足でダブルトップができるのを待つといった感じです。
出現しなかった場合はどうするのかというと、エントリーしなければいいのです。
形としては下図のような形になります。
MT4のチャート図で表すと下図のようになります。
ダブルトップがこちらです。
3つの山のようなものがありますが、それがダブルトップです。
トリプルトップとも考えられますが、考え方としては同じとなります。
次にダブルボトムです。
こちらはかなりきれいなダブルボトムになっています。
ネックラインについて
ネックラインとは、実際にダブルボトムやダブルトップでエントリーを行う時に欠かせない考え方です。
ダブルトップやダブルボトムを形成する一つ目のトップやボトムにラインを引きます。
引き方としては下図のようになります。
ダブルトップやダブルボトムで実際にエントリーを行う場合、第一波で入るか第三波で入る方法があります。
第一波や第三波が分からない人は、記事で前述した「エリオット波動をマスターする」を参考にしてください。
第一波はダブルトップやダブルボトムが出来上がり、ネックラインを超えている波動でエントリーを行います。
第三波は一度ネックラインを超えた第一波の勢いが落ちます。
理由は、第一波でエントリーしたトレーダーが利確するというのと、ダブルトップやダブルボトムを崩そうとする勢力が現れるからです。
第二波を耐えようとする勢力はネックライン付近に現れ、勢力が勝てば第三波が発生し、本格的なトレンドが成立します。
図で説明すると下図のようになります。
チャート図で解説すると下図のようになります。
実際のエントリー方法
実際にエントリーする方法として、一例をあげます。
まだ手法が何もない人の場合は、例を参考にして自分なりの手法の参考にしてください。
ダブルトップかダブルボトムの第一波でエントリーする場合は、下図ように斜めのラインを引き、ローソク足が実体で斜めラインを抜いたら、次のローソク足が前のローソク足の高値を抜くタイミングでエントリーです。
第三波の場合も同様のポイントでエントリーします。
第一波でエントリーする場合は、押し目か戻り目の確定要素が薄いので、勝率が薄いですが、リスクリワード比はよくなります。
なぜなら、リスクの部分としてはダブルボトムかダブルトップの底か天辺の部分付近に損切り注文を設定すればいいからです。
第三波の場合は、ネックラインの下が損切りラインの第一候補とはなるのですが、実際の相場だとネックラインを超えてから第三波が発生するパターンもあり、結局はチャートパターンの下に損切りラインを置くのが無難になります。
そのため、第三波エントリーは確率は上がるがリスクも上がるエントリーだと言えます。
第一波と第三波のエントリーはどちらが良いとも言えず一長一短です。
フラッグ
フラッグとは旗のようなチャートパターンで下図ような形となります。
フラッグは勝率の高いチャートパターンとして紹介されていることが多いですが、なぜ勝率が高いかというと、フラッグが現れる場所がすでにトレンドの流れが作られている場所に発生するからです。
例えば、ダブルトップやダブルボトムは押し目買いや戻り売りの押し目や戻り目でできやすいので、売り勢力と買い勢力の力がかなり拮抗している状態です。
しかし、フラッグは既に勝敗がついていて、流れに乗るだけなので、成功しやすくなります。
フラッグはダブルボトムやダブルトップと違い、波の初動を捉えるのではなく、途中乗りなので、ボラティリティが低くなる可能性はあります。
フラッグはダブルボトムやダブルトップと違い、第三波を待つわけではなく、ラインを超えたら即エントリーしないといけないので、集中してパソコンの前に待っている時間が長くなることもデメリットです。
ラインの引き方は以下のようになります。
その他の注意点としては、フラッグの場合、利用するラインが斜めなので、水平線より根拠が薄いです。
理由は、水平線は誰が見ても同じですが、斜めのラインの場合、トレーダーによって見方が変わるためです。
環境認識として利用する場合は、ある程度の目安として使うだけなので問題ありませんが、エントリーを行う際にはリスクリワードに注意する必要があります。
ブレイクアウト
ブレイクアウトは、FXのチャートパターンの中で最も有名なチャートパターンかもしれません。
図としては以下のようになります。
ダブルトップやダブルボトムがいくつもあると考え、エントリーの仕方もダブルトップやダブルボトムと変わりません。
押し目買い・戻り売りなどを考えたMTF分析の元、ブレイクアウトを使うのが理想ですが、ブレイクアウトは単体でも機能しやすいです。
分析方法としては横軸しか使わない分析もでき、分析方法が簡単なので、FXの初心者のうちにブレイクアウトだけを狙って利益を上げる方法を使ってきたトレーダーも多いです。
ブレイクアウトは、ダブルトップとダブルボトムが連なっている部分であるレンジを上か下かに抜けることを指します。
リスクリワードを考える場合は、リスクはレンジの上限か下限で、リワードはE値を使います。
E値はMTF分析に頼らないリワードの算出方法で、簡単に算出できるので、初心者の方にはおすすめです。
考え方としては、ブレイクアウトをした場合、レンジの幅と同程度伸びるという考え方です。
レンジの幅が20pipsだとしたらリワードはレンジの幅を超えてから20pips伸びるということですね。
まだ分析に自信がない人の場合は、ブレイクアウトを試しながら実践を行いつつテクニカル分析の勉強を行っていく方法もおすすめです。
レジサポラインで縦軸と横軸を分析
横軸の分析であるチャートパターンだけで一見トレードは成立しそうに見えますが、横軸と縦軸が揃うことでMTF分析が完成し、より勝率の高いトレードを行う事が可能です。
縦軸とは価格のことであり、レジサポラインと呼ばれる低抗帯のことです。
重要な価格にチャートパターンができる上がるときにセットアップが完了し、エントリーの準備が整います。
縦軸の探し方として以下の例を紹介します。
- 週足と日足ローソク足四本値を使う
- キリバンを使う
週足と日足ローソク足四本値を使う
ローソク足の四本値とは、ローソク足の始値・終値・底値・高値のことです。
具体的には下図のようになります。
ローソク足は始値から始まり終値で終わります。
前のローソク足の終値が次のローソク足の始値になるのです。
縦軸であるローソク足四本値と横軸であるダウ理論を組み合わせると、押し目買いと戻り売りの押し目と戻り目候補を出せるので、押し目と戻り目候補にダブルトップかダブルボトムができるのを待ってからエントリーという流れになります。
手順として詳しく解説すると、例えば、4hの押し目買いを狙うとしましょう。
状況は下記のチャート図の状況であったとします。
最底値の戻り高値を直近の波が超えているので、ダウ理論的には現在は上目線ということになり、十分に押し目買いの第三波を狙える状況です。
形としてもダブルボトムのネックラインに差し掛かってきており、ちょうど直近の上昇波のフィボナッチ50%程度のところに刺しかかっています。
環境認識が終わったので、縦軸の設定をするため、週足と日足の四本値をチャート図に入力していきましょう。
赤線が週足四本値で黄色線が日足四本値です。
週足四本値の高値は画面外にあります。
現在は週足四本値に頭を押さえられているレンジの状態になっています。
週足四本値を超えて、もう一度試した後、買いで注文を行うというのが、ローソク足四本値を使ったエントリー例の一例です。
キリバンを使う
キリバンというのは、50pipsごとに設定するラインのことです。
キリバン自体に特に意味はありませんが、多くのトレーダーがキリバンを意識しているため結果的に意味がある動きを相場することがあります。
キリバンを使う場合は、キリバン1つだと根拠が薄いので、複数の根拠を使うことをおすすめします。
例えば、「週足と日足ローソク足四本値を使う」で使ったチャート図を再び下記に表示させてもらい使います。
緑の点線がキリバンです。
週足四本値とキリバンが近くにあり、4h足レベルのダブルボトムのネックラインとキリバンが重なっており、フィボナッチ50%あたりにキリバンが重なっています。
複数のレジサポラインが重なった場合、キリバンもある程度根拠に入れるトレーダーもいるため、キリバンは複数のレジサポラインが重なった時に使いましょう。
FXで勝ち組になるために絶対にしなければいけないのが『検証』です!
ただ、リアルトレードでの検証には膨大な時間が必要です…
本当に稼げる手法なのかスグに検証できたらいいのに…
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Trade TrainerはMT4上で動くトレード検証ソフトで、過去のチャートを用いて実際に売買を行いながら手法の検証が可能です!
WikiFX Japanでは数々の検証ソフトを実際に利用して比較していますが、
ズバリ…Trade Trainerが最も使いやすいソフトだと感じます。
買い切り型ソフトで価格がリーズナブルなのもポイントですね!
手法が実際の相場で通用するか、チェックしてからトレードに臨めば怖いものナシです!
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FXにおいて最も重要なのが横軸の分析
「FXの勝率を上げたい!」ご要望にお応えすべく、縦軸と横軸の分析、特に横軸の分析を中心に、テクニカル分析の具体的な方法について解説しました。
- FXの相場を分析する方法は縦軸と横軸の分析方法がある
- 横軸の分析とは時間の分析のことで、時間ごとの相場の値動きの特徴や時間足の考え方、チャートパターンなどが横軸の分析になる
- 縦軸の分析は価格のことで、レジサポラインであるローソク足四本値やキリバンの分析が縦軸の分析になる
- 横軸と縦軸の分析を組み合わせることでMTF分析を行う事ができ、勝率の高い分析方法を行える
FXの横軸の分析方法は、テクニカル分析の基本です。
ブレイクアウトなどMTF分析からある程度独立した手法も、横軸の分析だけで成り立ちます。
MTF分析を行うためには、レジサポラインの考え方が不可欠になるので、縦軸の分析も大事です。
環境認識からエントリー方法まで一例を一通り解説したので、もしまだ何も手法がない方は例を参考にして自分なりの手法の構築を行ってください。
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