11月13日、円相場はニューヨーク市場で、一時1ドル151円92銭となりました。2022年10月以来、約1年ぶりの円安水準です。この動きは11月10日に発表されたミシガン大消費者信頼感指数の期待インフレ率が1年先は4.4%、5年先は3.2%と予想よりも上昇し、利上げの可能性が高まり、日米金利差が拡大すると予測され、円売りドル買いが加速したからです。
直近の最高値は2023年10月21日に付けた1ドル151円94銭ですが、これを割れば1990年以来の円安水準となります。現在の円相場は1ドル151円70銭前後で推移しています。
現在、円安の進行が一服した背景には、
- ニューヨーク連銀が11月13日発表した10月の消費者調査の期待インフレ率が1年先は3.6%、5年先は2.7%と予想よりも低かった
- 152円近辺にオプションがらみの注文が存在している(という予測)
- 日銀の為替介入
- 今夜の米消費者物価指数(CPI)を控えての様子見
などの理由が考えられます。
今夜発表される米CPIの結果によって、円安か円高、どちらかに大きく動く可能性があります。また、1ドル152円を超えた場合、円安が加速する可能性があります。
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