FXで資産を失った…
半年分の給料が無くなった…
大金を得る人もいれば借金までしてしまう人もおり、一般的には危険なギャンブルのような認識を持たれているFX。
しかしその大損には必ず原因があり、それをひとつひとつ克服していかなければ継続的なFXで利益を上げることは絶対にできません。
でも、何をすればFXで大損しなくて済むの?
そう疑問に思う人も多いでしょう。
そこで今回は、FXで大損してしまった人の体験談6選や共通点、対策について徹底的に解説していきます。
FXで安定的に資産を増やせるトレーダーになれるよう、トレード初心者から上級者まで必ずチェックしてください。
FXで大損した人の体験談6選
ここでは、FXで大損してしまった人の体験談6選を紹介していきます。
それぞれ大損をしてしまった原因も解説していくので、是非参考にしてください。
1.息子に高校を辞めさせなければいけなくなった人
705 名前:Trader@Live!:2008/03/01(土) 00:22:59.02 ID:IsHlQdih
タヒにました。借金負いました
息子に「高校辞めて働いてくれ」って言わなきゃならんのが一番辛い723 名前:Trader@Live!:2008/03/01(土) 00:23:30.09 ID:nksKyiF9
>>705
奨学金やらローンでどうにかなるだろ。親の年収が200万なくても大学出たヤツいるんだしさ776 名前:Trader@Live!:2008/03/01(土) 00:26:26.31 ID:IsHlQdih
出典:5ちゃんねる
>>723
はああああああああああああああああああ?
馬鹿じゃないの?
私立なんだよしりつ!!!!
金がかかるっての!
じゃあお前が育てろよ!!!
この体験談では大損により借金を背負うまでの事態になってしまい、息子の高校を辞めさせて働かせなければいけなくなっています。
私立の高校にまで通わせており、しばらくはお金がかかると予想できたにも関わらずその資金を全てFXに充ててしまっています。
最も好ましいのは、トレードに関しても仕事と同じようにリスクにさらす金額を限定し、地合いが悪くてもコツコツ稼げる金額を最低目標に掲げて継続的に安定したトレードを続けることです。
この体験談の投稿者ように、自身の生活でどの程度のリスクを受け入れられるかを計算できていない時点で、いつかはこのような結果になってしまうでしょう。
リスクを受け入れるなら、FXに投入した資金は貯金には含まず、事業に投資しているという感覚で慎重に運用しましょう。
FXをどこか一攫千金のギャンブルとして捉えてしまっているのが今回の原因ですね。
2.一晩にして2,998万円が12万円になってしまった人
174 名前:Trader@Live![] 投稿日:2011/03/17(木) 13:43:38.33 ID:g/MGLdZ2
昨晩2998万くらいの残高が有ったが
朝起きたら12万になってた
今頃になって実感が…20万位から何度も退場を乗り越え
出典:5ちゃんねる
3年かけて勝ち組になったと思っていたのに
もうトイレに行く事すら出来ないよ
どうやって立ち直ろうか
仕事も初めて無断欠勤したし
つらい
この体験談では一晩にして3年かけて増やしてきた2,998万円の証拠金残高が12万円になってしまっていますが、この惨劇を防ぐ方法はいくつもあったでしょう。
大前提として、証拠金が増えるに従ってコツコツと出金していくのは重要な行動です。
リスクを承知の上で全額ベットし続けるなら仕方ないですが、堅実に増やし続けたいなら話は別です。
例えば10万円から増えた1,000万円で10ロットの取引をするなら、半分の500万円を出金して10ロットでトレードしても問題ないはずです。
そもそも損切りを設定した正しいトレードをしていれば、10ロットの取引でも500万円を失うような事態は起こりにくいといえるでしょう。
たとえブローカーのシステム不具合によって重要指標発表時などにストップロスを貫通してしまっても、リスクは半分に抑えられます。
出金した分の取引ロットを抑えたとしても、今後数十年の生存率が格段に上がるのであれば実践するべきでしょう。
FXは常にリスクと隣合わせの世界なので、「早く増やしたい」という欲を抑えつつ堅実にトレードするのが最短の必勝法です。
それだけ大きな値動きだとしても3,000万円を一晩で溶かすのは、明らかにロットが大きすぎるのも原因だと考えられますね。
3.損切りできずに480万円をドブに捨ててしまった人
494 Trader@Live! 2011/10/28(金) 00:17:24.15 ID:S/ch1BSj
マジで助けてくれ・・・頼む
1.3829Sが1.4192でロスカットなんだが
480万が飛ぶ525 Trader@Live! 2011/10/28(金) 00:19:17.28 ID:S/ch1BSj
下がって・・・
一生のお願い565 Trader@Live! 2011/10/28(金) 00:21:19.39 ID:S/ch1BSj
あああ・・・吐き気がする695 Trader@Live! 2011/10/28(金) 00:32:37.73 ID:S/ch1BSj
あああ・・・・下がってくれよ
頼むから715 Trader@Live! 2011/10/28(金) 00:34:43.76 ID:S/ch1BSj
ああああ嫌な形だ725 Trader@Live! 2011/10/28(金) 00:35:48.92 ID:S/ch1BSj
出典:5ちゃんねる
いやマジで止めてくれよ
5年かけて貯めた金なんだ
この体験談では、かなりの含み損を抱えているにも関わらず損切りを怠り、最終的に全損してしまいました。
ある程度の取引手法は確立されているかもしれませんが、なぜ損切りできないのでしょうか。
その理由は、含み損が大きすぎて損切りする勇気が出ないからです。
高額の損切りしてしまうと、多くの人はこのような考えが生まれてしまいます。
- もう取り返せないかもしれない
- その後に戻るんだったら損切りしなければよかった
- 取り返すまで1ヶ月以上かかってしまう
その結果として損切りが億劫になってしまうのです。
その対策として、使う手法の平均月利は必ず把握しておく必要があるでしょう。
損切りをしても取り返せるまでの期間をすぐに予測し、そこに向けて再び手法通りのトレードを進めるだけです。
感情的になってしまうかもしれませんが、全てを失う未来をしっかり考えて理性的なトレードをしましょう。
4.スワップで不労所得を得ようとして大損した人
573 名前:名無しさん@毎日が日曜日 投稿日:2011/04/02(土) 14:08:00.22 ID:+iw+MXKG
出典:5ちゃんねる
2年前から無職です
無駄遣いをする性格でもないので今まで貯めた1200万の貯金を
年間150万(1ヶ月10万+予備30万)で10年弱無職出来ると考えてました
しかし無職では心細いので昨年末FXでスワップ生活というのをやろうと
オーストラリアドル100枚、南アフリカランドを500枚買って
1日20000円近くのスワップを得ていました
電卓で20000×365=を叩いて、俺年収730万だよ!とかニヤニヤしてたのが懐かしいです
2週間前に暴落したドルにつられるように、持っている全てがロスカットされて
追証まで発生するという信じられない事態が発生しました
-1340万です。どうしようもありません。親には家でもできるネットの仕事をしていると嘘を言っていますので
金を貸してくれなどと絶対言えません
今日までの2週間これからどうやって生きていくのか真剣に悩みました
追い込まれすぎて思考回路も働かず、2chの書込みなど絶対できない状況でしたが
ようやくこんな事態にも慣れてきたようで報告する事ができました
この体験談はスワップ金利の収入に目が向いて、肝心の含み損については考慮していなかったために起きてしまった事故です。
スワップとは・・・通貨同士の金利差によって発生する利息から利益を得る手法
スワップによる配当は毎日得られるため、ポジションを長期的に持てば大きな利益を得られます。
しかしほとんどの通貨ペアでは、1日に得られるスワップ利益よりも大きな金額が上下します。
つまりスワップを得られるポジションとは逆方向に動き続けると、いつかは全損してしまうのです。
これではリターンに対するリスクが大きく、短期トレードができるFXとは相性の悪い手法です。
スワップ金利を狙うなら、大きな含み損でもポジションをホールドし続ける覚悟と、間一髪でポジションを捨てる器量が必要でしょう。
5.調子が良いからと触れてはいけない結婚資金を入金した人
576 Trader@Live! New! 2011/05/04(水) 16:52:29.35 ID:WVuyrUin
最近調子良かったから
結婚資金300万ぶっ込んだら一気に反対に飛んだ
121.23L連休も彼女と出掛けれず
出掛けれない理由も言えず喧嘩と監視の毎日・・助けて596 Trader@Live! New! 2011/05/04(水) 16:58:52.14 ID:WVuyrUin
>>580
まだ飛ばしてないよ
ギリLCされなかった感じ119割るとLCで
彼女に殺されると思う635 Trader@Live! New! 2011/05/04(水) 17:07:44.75 ID:WVuyrUin
出典:5ちゃんねる
>>621
俺の金だけ
だけどもう予算に組み込んであるから
今無くなると大変な事になる
来週は婚約指輪の金要るし
式場の金もそろそろ・・・これはやばいですぞ
この体験談では、直近の取引成績が良かったからと手を出してはいけない資金で大損しています。
FXに限らず、どんな場合でも投資は余剰資金で行うべきでしょう。
必要資金でのトレードは「絶対に負けてはいけない」というメンタルから損切りできないという結果を招きがちです。
この口コミでも大きな含み損を抱えながらも損切りができず、最終的には全損しそうなほどの状況にまで追い込まれています。
さらに300万円を200pips程度の動きで溶かすには。10lot以上の大きなポジションを持つ必要があるでしょう。
例えばゴールド(XAUUSD)などのハイボラティリティでは1日に300pips以上の値動きが見られる日もあります。
つまり、1日で結婚資金を溶かしてしまうという大きすぎるリスクを孕んでいるのです。
大きな値幅に耐えられないポジションを必要資金で持ってしまう時点で、相場の世界では長く生き残れないでしょう。
6.車を売却して大損からの復活を果たした人
私がFXをやり始めた時の話です。
当時はアベノミクス相場でドル円がどんどん上がってました。
そんな中、日本財政破綻説が噂されるようになり、私もその信者の1人でした。「外国資産を持っておこう」これが私のFXを始めたきっかけです。
FXを始めて、数カ月はドルがどんどん上昇し、利益が出ました。
財政破綻信者だった私は、どうせ1ドル150円になるからと、レバレッジを10倍くらい掛け、長期運用をすることにしました。そ
れで上海ショックが起きました。1ドル125円から116円までの急落です。ギリギリ耐えられないものではありませんでしたが、秒速で数万円の含み損が増えていくのに精神が耐え切れず損切りすることにしました。
資産の大半を失い、FXから退場しました。
しばらく何も手につきませんでしたが、その後は車を売却して資金を作り、再スタートしました。
現在はレバレッジを抑えたスワップ運用でまったりFXを楽しんでいます。レバレッジの恐さは損してみないとわかりません。早い段階で思い知らされたのが不幸中の幸いだと自分に言い聞かせ、気持ちを落ち着かせました。
出典:5ちゃんねる
この体験談は大損からの復活を遂げたというものです。
はじめはかなりの高レバレッジで取引を続けていましたが大損し、その後に再び自己資金を作り低レバレッジでのトレードに励んでいるそうです。
レバレッジは動く金額が変わるのはもちろん、その大きさによってトレード中の余裕が全く違ってきます。
数ヶ月かけて作り上げた手法でも、数秒で数万円が動くようなレバレッジでは正常な判断をするのは難しいでしょう。
人はそれぞれお金の器があり、それを超えると正常な判断ができません。
例えば一般的なサラリーマンであれば、給料を1日あたりに換算すると2万円程度でしょう。
そのため、数分~数時間の短時間でそれを大きく超えるようなお金の動きには耐えられません。
平常心で扱える金額を増やすなら、まずは少額から資金を増やしていき、利益と損失両方に対する基準値を上げていく必要があるでしょう。
はじめから数百万円を投入するのは全くおすすめできません。
そのほかにも、FXで大損をしてしまった人の体験談を下記の記事で紹介しているので参考にしてください。
なぜ多くの人がFXで大損してしまうのか
FXで大損してしまう人に共通している行動パターンは以下の通りです。
これらの特徴を理解し対策すれば、必ず勝ちトレーダーへの道は開けるでしょう。
トレーに取り組む際は必ず意識してください。
負けを認めず損切りをしないから
FXで大損する人のほとんど全員が適切な損切りを行っていません。
損切りしないと全損する前に価格が戻って助かるケースも多々ありますが、一度大逆行を食らってしまうとそれが致命傷になります。
いくらチャート分析の精度が高くても、全てのトレードに勝てる訳ではありません。
損切りを全くしないトレードを続けていても、1年どころか半年以上勝ち続けるのは難しいでしょう。
損切りできないんだ人には、主に以下のような原因がみられます。
- 少しでも損をしたくない
- 含み損が大きすぎて受け入れられない
- 含み損が小さいのですぐに戻ると思っている
- 適切な損切り位置がわからない
FXは必ず勝たなければならない訳ではなく、損失よりも利益を大きく取り続けるゲームです。
そのため、「損をしたくない」と考えるのではなく「損を減らすためにはどうするべきか」を考えなければいけません。
そのために手法構築時に明確な損切り根拠を設定し、実践とともに調整し続ける必要があります。
含み損に対して、耐えたり恐怖で損切りするような行動は間違いです。
ロットが大きくなるとメンタルはブレてしまいがちですが、構築した手法通りに無感情で損切りをできる人が最も相場で長生きできるでしょう。
無茶なナンピンしてしまうから
FXで大損する人に共通する行動がナンピンです。
ナンピンとは・・・含み損を抱えている時に新たなポジションを増やし、損益分岐点を近づける手法
例えばドル円130円で1ロットをロングして120円に下がってからもう一度同じロットでロングをすれば、125円に上がれば含み損は無くなるという計算です。
ナンピンはうまく利用すれば含み損を一気に解消できる非常に有効な戦術で、手法に取り入れているトレーダーも多くいます。
しかし勝てない人は、無計画なナンピンを打ってしまい大損してしまう傾向にあります。
例えばドル円130円でロングして、120円まで落ちてきたからナンピンする…
この行動はピッタリ10円分落ちたからなのか、月足レベルのサポートで反発したからなのか、その理由によって正しいものか判断できるでしょう。
チャートやファンダメンタルズをしっかり分析した結果のナンピンなら良いですが、感覚でナンピンするのは絶対にやめましょう。
またナンピンする際はロットにも要注意です。
1ロットのポジションを早く救出したいから2ロットでナンピンをする…
さらに逆行してしまった時の一括損切りラインを決めておかないと、一気に含み損が膨れ上がる恐れがあります。
ナンピンは諸刃の剣だと認識し、必ず慎重に扱いましょう。
レバレッジが高すぎるから
低レバレッジでのトレードでは大損する確率は極めて低いでしょう。
しかし勝っていない人の大半は資金が多くはないため、高レバレッジですぐに大きな利益を得ようとします。
その結果、大きな利益を得る前に資金をほとんど溶かしてしまうのです。
投資初心者は、例えば100万の資金でいきなり月50万円を稼ごうとしたり、かなり無理のある目標を掲げています。
年間数百%の利率を叩き出す必要がありますね。
しかし最大級の米国株インデックスの年利が数パーセント程度という事実からもわかる通り、投資で大きな利益を出すには大きな資金が必要です。
優秀なトレーダーでも月利20%を出し続けられればかなり優秀でしょう。
例えば10万円の資本でも、低ロットの取引で月利20%を出し続ければどうなるでしょうか。
経過時間 | 証拠金残高(小数点以下切り捨て) |
---|---|
1ヶ月目 | 120,000円 |
2ヶ月目 | 144,000円 |
3ヶ月目 | 172,800円 |
4ヶ月目 | 207,360円 |
5ヶ月目 | 248,832円 |
6ヶ月目 | 298,598円 |
7ヶ月目 | 358,318円 |
8ヶ月目 | 429,981円 |
9ヶ月目 | 515,978円 |
10ヶ月目 | 619,173円 |
12ヶ月目 | 743,008円 |
1年間で7倍以上というかなり大きな金額になっていますね。
月利10%をもう1年間続ければさらに7倍の500万円以上になるので、10万円であっても複利の力を存分に使えばかなり大きな金額になるのがわかります。
さらにこの利率を出すためには、10万円につき0.1ロット程度という比較的低ロットでも十分達成可能です。
1日8pips程度獲得すれば月利20%に到達できます。
そう考えるとそれほど難しくはないとわかりますね。
高レバレッジで一気にのし上がるのではなく、低レバレッジで確実な利益を積み上げていきましょう。
長期間生き残れば、その分トレーダーとしての実力も付きますね。
取引ロジックが固まっていないから
大損するトレーダーは取引手法が未完成であるケースが多いでしょう。
例えば損切りできないのも、手法が無いからどこで損切りをすればいいかわからないという人がいます。
また取引ロットをなんとなく決めている人も、手法として金額当たりのロットを決めていないでしょう。
そのような状況下では、全ての利益や損失が運によるものとなってしまい、資金を失うだけでなくトレーダーとしての成長も期待できません。
全ての勝ちトレーダーは自身の指標を持ち、適当なトレードをしている人はいません。
さらに相場は日々その性格を変えてしまうため、状況に合わせて手法のアップデートをする必要があります。
今後数十年単位でトレードと向き合っていくなら、必ず手法を確立させておきましょう。
以下の記事でもFXで大損してしまう人の共通点を紹介しているので、当てはまっていると感じた人はぜひチェックしてみてください。
FXで損をしないためにすべきことは?
FXで大損をしない為には主に手法の確立とメンタルの安定が必要です。
以下のようなステップを踏むといいでしょう。
全て網羅すればトレーダーとして大きなレベルアップになるでしょう。
ステップ1.余剰資金からトレード資金を作り出す
勝ちトレーダーの必須条件として、「余剰資金でトレードする」というものが挙げられます。
まずは生活資金とは無関係な「最悪失っても生きていけるお金」でトレードしましょう。
生活資金からのトレードは以下のような思いを生み、ブレーキの効かない危険なトレードを引き起こしてしまいます。
- このお金を失ってはいけない
- 絶対に増やさなければ借金が返せない
特に借金を投資資金にすると、正常なメンタルでのトレードはできないでしょう。
さらに投資中級者であっても、大きなロットが動くとそれだけでメンタルには悪影響です。
まずは0.1~0.3ロット程度の、本業よりも大きな金額が動かないようなロット設定がおすすめです。
ステップ2.手法のコピーおよび開発を行う
FXで勝ち続けるためには取引手法を確立させ、定期的にアップデートしていく必要があります。
手法を確立させるには大きく以下の2パターンが考えられるでしょう。
- 人の手法を使う
- 自身で勝てる取引ロジックを編み出す
取引手法はTwitterやYouTube、ブログなどでさまざまなトレーダーが紹介しており、今や自分での開発は不要なほどです。
自身で手法を開発するのは面倒だという人は、ひとまず好きな手法を選ぶと良いでしょう。
2つめのパターンである、自身で勝てる取引ロジックを編み出すまでには、ある程度FXに関する勉強をしておく必要があります。
その中で見つけたアドバンテージと、それを以下のようにトレードに活用する方法を考えます。
見つけたアドバンテージ | トレードへの活用方法 |
---|---|
トレンドフォローの方が勝率が高そう | トレンドフォローができる環境でエントリーしよう |
レジスタンスを上抜けしたら、そのラインがサポートに変わる習性がある(ロールリバーサル) | エントリー根拠はロールリバーサルにしよう |
ダブルボトムやダブルトップはその後の動きを決めるサインになる | チャートパターンもエントリー根拠に加えよう |
これらの要素から、以下のような手法が完成しました。
- 環境認識でトレンド発生を確認
- ロールリバーサルを確認
- ロールリバーサルの内部でダブルトップなどのチャートパターン発生でエントリー
加えて利益確定や損切りを決めましょう。
簡単に決めるなら、以下のような根拠が良いでしょう。
決済アクション | 決済の根拠 |
---|---|
利益確定 | 同じ時間足の目立つラインまで伸ばす |
損切り | エントリー根拠が否定されたら |
この場合は、ロールリバーサルに内包されたチャートパターンが否定されたら損切りです。
取引ロットに関しては、一般的にプレッシャーになりにくいであろう0.3ロット以下にしておくのをおすすめします。
これで手法の大まかな内容は確立されました。
このように、勝ちトレーダーは必ず以下の流れをこなしています。
- 勉強やチャート分析の中で一定のパターンや法則を見つける
- エントリー根拠や損切り位置を固めて手法として実験してみる
- 相場の雰囲気が変われば随時アップデートしていく
最初は面倒だけど、必ず必要な作業ですね。
ステップ3.手法の検証を行う
手法のアウトラインが完成したら、過去チャートで「この手法は本当に勝てるのか」を検証していきます。
TradingviewやFT5などのチャートツールでは過去のチャートを好きな速度で再生できます。
これらのツールを使い、ひたすら確立した手法でのエントリーを繰り返し、勝った時と負けた時の違いをメモしていきます。
1ヶ月分以上は検証するといいでしょう。
FT5を使えば、勝率や獲得pipsなどの検証データが抽出されるので便利ですよ。
その中で、例えば以下の法則が見つかったとします。
上位足のラインが近いと下位足のトレンドは失速して損切りになりやすい
そのため、次は以下の条件を加えた検証を1ヶ月分行います。
すると、上位足のラインが近い時は他の根拠があってもエントリーしない方がいいのでは?という仮説が生まれたとします。
その結果、勝率が上がれば仮説は正しく、勝率が下がれば仮説が間違いだったと判断できるでしょう。
このように検証の中から仮説を見つけていき手法をブラッシュアップしていく作業を繰り返していきます。
手法にもよりますが、数ヶ月分の検証でしっかり資金が増えるようであれば実践に値するといえるでしょう。
他人の手法をコピーした際も同様に、検証の中で仮説を見つけて修正の繰り返し作業が必要です。
ステップ4.デモトレードや少額のトレードで感覚を掴む
手法の検証が済んだら、リアルタイムで使ってみる段階に達します。
この段階ではデモトレードや極低ロットでのトレードをして、リアルタイムでの手法の実用性を確認します。
例えば、検証の段階ではエントリーから利益確定まで3日ほど要する手法なら、実際に3日間もポジションを持ち続けられる精神力があるかが重要です。
「トレードは短期で済ませたい」と思っている人が3日もポジションを持ち続けるのは多大な緊張や苦痛を伴うでしょう。
その場合は時間足を下げてポジションを持つ時間を短くしたり、何かしらの対策が必要になります。
この段階にも慣れて問題なくトレードできるようになったら、ようやくロットを上げてのリアルトレードが可能になります。
実戦においてもルール通りにトレードし、著しく勝率が低い時期があれば、負けトレードに共通する原因を見つけて修正する…
これを繰り返していけば、大損するようなトレードはせずに済むでしょう。
実戦→反省→改善を繰り返していくのは、一般的な職業は何ら変わりは無いですね。
手法を構築して実践に移してからも、常にルールを守り改善していく作業が必要になります。
以下の記事で、そのためにするべき継続的行動を紹介しているので参考にしてください。
大損しないトレードを継続的に実践しよう
この記事ではFXで大損した体験談を5ちゃんねるやなんj、ブログから紹介しました。
また大損の原因や、それを避けるためにトレーダーが何をするべきかをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
一度大損をして立ち直れない人もいますが、勝てる手法を使い続ければ少額からでも必ず復活できるでしょう。
大損した人の大半は手法のルールを破ったり、そもそも手法自体を持っていない人が多いと思います。
正しいトレードを行い、長期的に利益を上げていきましょう。
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