FXトレーダーの年収はどれくらい?
必要資金はどのくらいだろう?
FXは正しい知識を身につけて実践を繰り返し、トレード技術を磨いていくことで徐々に多くの収益を得られるようになります。
とは言え、実際にどのくらい稼げるのかイメージが湧かないこともあるでしょう。
そこで本記事では、実際にFXをやっている人がどのくらい稼いでいるのかを、兼業と専業の2パターンでご紹介します。
また、実際のトレーダーの想定年収を稼ぐためには、どのくらいの資金が必要なのか、どんな条件が必要なのかも解説していくのでFXへの向き合い方を検討していただければ幸いです。
FXは年収いくら稼げる?

一般社団法人金融先物取引業協会が2018年に行った調査によると、FXを行っている人のうち利益を得られている人は6割程度というデータが出ています。

4割ほどの人は収益を得られず、損失が出ているのが現実です。
とは言え、FXは知識を身につけそれを実践していくことで稼げるようになるため、損失が出ている人がいることは決してマイナスではありません。
利益を出している人の年間利益額の内訳は、以下のとおりです。
- 利益が100万以上:7.5%
- 利益が50〜100万未満:7.1%
- 利益が20〜50万未満:10.1%
- 利益が20万未満:35.6%
参考:https://www.ffaj.or.jp/wp-content/uploads/2018/09/20180927_result.pdf
年間で100万円以上をFXで得ているひとが7.5%いるというデータは、FXをしている人やこれからFXを始める人にとっては大きな励みになるでしょう。
この調査では1,000人を対象としているため、75人が年間100万円以上をFXで稼いでいる計算です。
ただ、こちらのデータでは100万円以上の金額になると、実際にどのくらい稼いでいるのかがわからず、トレード手法も不明です。
ここからはFXで実績を出しており、具体的な金額やトレード手法等を公開されているトレーダーの方をご紹介します。
専業トレーダーの年収はどれくらいか?


FXを専業で行っているトレーダーの年収についてデータをまとめました。
羊飼いFX
羊飼いFXさんは、2001年〜2013年の12年間でFXにより1億円以上を稼いでいるとインタビューに答えています。
この数値から推測すると「1億円÷12年=およそ年収833万円」という計算です。
FXのトレードスタイルは超短期売買のスキャルピングで、数秒〜数分程度の取引を繰り返すことで利益を獲得しています。
使用している指標についてはMACDと平均足の組み合わせで、基本的には順張りでトレードしているようです。
- MACD:短期と中長期の移動平均線。トレンド発生時に強い。
- 平均足:始値・高値・安値・終値の平均値を結んだ線。トレンドが把握しやすい。
これら2つの指標を使っていること、順張りがメインであることから考えて、上げ相場を狙ってトレードしてることが伺えます。
羊飼いFXさんが使用している指標については、以下の記事を参考にしてください。




Aki
Akiさんは2018年の1年で5億円を稼いだ凄腕のFXトレーダーです。
2018年8月に「1億1,000万円の損切りをした」というツイートを残しており、その後にトレードを重ね最終的な損益が5億円を突破したというから驚きです。
Akiさんは大学を卒業してからフリーターをしながら投資に没頭し、FXを始めます。
その後、カードキャッシングを利用しながら借金を繰り返し、そのお金でFXをし続けた結果、多重債務者になってしまった過去もあります。
そこから、「強制ロスカットを受けないためにレバレッジを最高10倍まで抑える」など、損失を少なくするための工夫を始め、だんだんと収益を伸ばしてきたようです。



実践で得たデータを分析し、自身のトレードスタイルを確立しているのが素晴らしいですね!
Akiさんは相場の動きによって、スキャルピング・デイトレード・スイングトレードの3つを使い分けています。
期間にとらわれず、相場をじっくり予想して利益が出るタイミングをじっくりと待つスタイルが特徴的です。
移動平均線などにトレンドラインや水平ラインを引き、チャートがラインに差し掛かった際にブレイクスルか反発するかをみきわ極めてからトレードするようです。
一か八かの勝負ではなく、その先の動きが見えてからエントリーすることで勝率をグッと引き上げています。
Akiさんのトレードスタイルに魅力を感じる方は、以下記事も参考にしてください。




専業主婦の松本さん
専業主婦の松本さんはFXでの収入が月200万円であることを公表しています。年収に直すと単純計算で2億4,000万円です。
松本さんが使っているインジケータは以下のとおりです。
- 一目均衡表(雲のみ):5本の線から構成されており、相場が一目でわかるのが特徴。
- ボリンジャーバンド:移動平均線が使われており、ボラティリティの高さがすぐにわかるのが特徴。
- 移動平均線(SMA):相場の平均値をグラフ化したもの。
これらの指標を短期・中期・長期の時間軸でそれぞれチャートに表示させ、それをパソコンで見ながらスマホでトレードをするのが松本さんのスタイルです。
かなり相場を俯瞰的に見ていますが、実際のトレードは数分で完了するスキャルピングが多いようです。
松本さんが使用しているインジケータについては、以下の記事でも解説しています。






また、松本さんは現在YouTubeやブログ等でご自身のトレード手法を公開されています。
手法が気になる方はチェックしてみると良いでしょう。
水島翔
水島翔さんは年収2億円であることをYouTubeで公表しています。
実際のトレード風景を見ると、ローソク足に水平線を引いてトレードするシンプルな手法を使っているのがわかります。
複数の時間足で相場の動きを予測した上で、売り買いどちらの注文をするのか、どういう局面になったらエントリーするのかを見極めるやり方です。
また、実際のエントリーはIFOを使って自動化しており、感情的にエントリーして損失を出すリスクを極限まで下げているのが印象的です。
水島さんのトレードしている様子は、以下からご覧いただけます。
バンコク在住の100億円トレーダー
バンコク在住の100億円トレーダーさんは、月に700〜2,000万円ほどの収入を得ています。年収に直すと8,400万円〜2億4,000万円になる計算です。
「100億円トレーダー」という名前は、最終的に資産100億円を目指したいという理由でつけおり、現状は100億円を稼いでいるわけではないようです。
デイトレードを行っており、ほぼ移動平均線だけでトレードしているというとてもシンプルなトレードスタイルを実践しています。
一方で、相場を把握するために複数の理論を活用しています。
- ダウ理論(エリオット波動)
- 大衆心理
- ライン
- マルチタイムフレーム分析
目に見えるインジケータに頼らず、複数の理論を活用しながらチャートを読み解く力のあるトレーダーと言えるでしょう。
関連する理論について知りたい方は、次の記事をご活用ください。




FX副業トレーダーの年収は?


続いて、働きながら副業としてFXをされている方の年収をご紹介します。
トミー氏
トミー氏は7ヶ月間で1億円超えの偉業を達成したこともある、凄腕トレーダーです。
長期的に行うスイングトレードを行っており、高い成果を出した理由として、エリオット波動の理解が深まったことを挙げています。
エリオット波動は、相場が常に決まったパターンで動いていると考える理論のことです。
形を覚え、チャートの中でそのパターンを見つけることができれば、エントリータイミングが見えてくるわけです。
エリオット波動をチャート内で見つける方法については、次の記事で解説しています。


あきチャン准教授
あきチャン准教授さんは本業で建築事務所を経営しながら、FXを行っています。
FXによる推定年収は39万円ほどと公表されています。月毎のFX収益が公表されているので、推計値ですが信憑性は高いでしょう。
固定されたトレードスタイルは公表されていませんが、主催している勉強会では1時間と4時間のローソク足とWMAを活用していると発言しています。
WMAとは加重移動平均線のことで、現在の時間軸に最も価値を置いている移動平均線です。



緩やかなトレンドが発生している時に使いやすい指標です。
ramenKing(ラーメンキング)
ramenKingさんは、たった4ヶ月で500万円の資金を億まで伸ばした経験のある兼業トレーダーです。
その後は勝ちが続かず一時は3,000万円まで資金が減りますが、さらに盛り返して投資資金は2億近くまで伸びたようです。



この年の年収は大まかに2億円ほどというわけですね!
ramenKingさんはスキャルピング・デイトレード・スイングトレードの3刀流ですが、トレードに使う指標は時間軸の違う移動平均線2本のみというシンプルスタイル。
具体的には同じ期間を指定したSMAとEMAを3台のモニターを使って、常に見えるようにしているそうです。
- SMA:指定した期間を平等に扱う性質がある。
- EMA:直近の動きに重きを置く性質があり、値動きに反応しやすい。
EMAで値動きを素早く把握しつつ、騙しを防ぐためにSMAをチェックするというトレード手法です。
EMAについては以下の記事をご覧ください。


ぶせな
ぶせなさんは会社員をしながらFXを始め、今では10年間負けなしの凄腕トレーダーです。
累計の利益が1億5,000万円以上と公表されており、単純計算ではありますが年収1,500万円ほどだと推測されます。
スキャルピングとデイトレードの書籍を出版しているため2刀流のトレーダーだと考えられます。
また、トレードの際にはシンプルに考えることを重要視しているそうです。特に損切りのタイミングは早めに設定し、一時的な感情に流されて損失額が増えないよう意識しているようです。
コツコツと利益を積み重ねていくために欠かせない考え方と言えるでしょう。
兼業トレーダーM
兼業トレーダーのMさんはコンサル会社に勤める傍ら、8ヶ月で1,200万円の利益を出した実績があります。
たくさんのモニターを見るわけでもなく、スマホ一台で1日10分程度の作業でこれだけの利益を出しているというから驚きです。
トレード時間の短いスキャルピングを行っており、日中はチャートを軽くチェックするだけにとどめ、仕事が終わって帰宅した後の深夜0〜2時の間に取引をするスタイルをとっています。
- MACD:短期と中長期の移動平均線。トレンド発生時に強い。
- RSI:相場での売られすぎ、買われすぎを表す指標。
「RSIが25を割ったら買い、75を超えたら売り」をマイルールにすることで、瞬間的な判断が必要なスキャルピングでも気持ちの余裕を持って素早くトレードできているそうです。
RSIについては以下の記事で使い方を解説していますので、参考にしていただければ幸いです。


世界のトレーダーランキング


FXトレーダーの年収を世界レベルで見ていくと、数百億円越えが当たり前の世界であることがわかります。
- David Tepper:2,200億円
- Carl Icahn:1,900億円
- Steve Cohen:1,300億円
- James Simons:1,300億円
- George Soros:1,100億円
- 6位 Ken Griffin:900億円
- 7位 Ray Dalio:800億円
- 8位 David Shaw:625億円
- 9位 Leon Coopermar:470億円
- 10位 Daniel Loeb:425億円
トレーダーは資産が増えるほど、1回のトレードで得られる利益が大きくなるため、年収も雪だるま式に増えていきます。
世界ランキングには日本人はランクインしていません。
FXで目指す年収ごとに必要な投資資金


得たい年収から必要な投資資金を逆算してみました。
FXで生計を立てていきたい場合には、リスクを抑えて着実に資産を増やしていくためにも、必要な資金を集めるところから始めていきましょう。
シンプルでわかりやすい計算にするため、今回はドル円の取引を想定します。
年収500万円
年収500万円は月収に直すと42万円が必要です。そしてFXは平日しかトレードできませんので、およそ20日で42万円を稼ぐ必要があります。
1日2.1万円の利益を得続けることができれば、年収500万円に到達します。
例えば、1,000万円を投資資金に1日2.1万円の利益を目指すとしましょう。
- 1,000万×25倍=2,500万円分の取引(25万通貨分)
- 1pipsを獲得すると0.01円×25万通貨=2,500円の利益
- 1日10回取引で勝ち続けると2,500円×10回=25,000円で目標達成
レバレッジ25倍はかなりリスクが高いです。3倍以下に抑えてリスクを取りすぎないようにし、長期的に利益を出し続けられるようにすることが大切です。
3倍のレバレッジで25万通貨分の取引をするには、2,500万円÷3倍=約8,334万円が必要な計算です。
また、実際には証拠金も必要となりますので、必要資金はさらに大きくなります。
年収1,000万円
年収1,000万円は月収およそ84万円なので、1日4.2万円の利益を得る必要があります。
- 1億円×3倍=3億円分の取引(300万通貨分)
- 1pipsを獲得すると0.01円×300万通貨=3万円の利益
- 1日2回取引で勝ち続けると3万円×2回=6万円で余裕を持って目標達成
余裕を持ってクリアできる水準ですので、勝率が下がった時でも目標達成しやすく安定的に年収1,000万円を稼いでいけるでしょう。
常に同じ勝率を達成し続けるのはほぼ不可能ですので、余裕を持った目標設定を意識しましょう。
年収1億円
年収1億円は月収およそ834万円なので、1日41.6万円の利益が必要です。
- 5億円×3倍=15億円分の取引(1,500万通貨分)
- 1pipsを獲得すると0.01円×1,500万通貨=15万円の利益
- 1日3回取引で勝ち続けると15万円×3回=45万円で余裕を持って目標達成
この計算式では1日の取引が3回と少ないため、数秒〜数分の取引を行うスキャルピングもしくはデイトレードが適しているでしょう。
スイングトレードを行う場合には、1週間単位で稼ぐべき利益を考える方が良い時もあります。
また、必要資金も大きく変わってきますので、ご自身のトレードスタイルも考慮して計画を立ててください。
年収10億円
年収10億円は月収に直すとおよそ8,334万円なので、1日に必要な利益は416万円です。
- 50億円×3倍=150億円分の取引(1億5,000万通貨分)
- 1pipsを獲得すると0.01円×1億5,000万通貨=150万円の利益
- 1日3回取引で勝ち続けると150万円×3回=450万円で余裕を持って目標達成
投資資金がさらに大きな場合や、1回トレードあたりの獲得pipsが大きい場合には、トレードをお休みする日を作ることも可能になってきます。
様々な要素が絡んできますので、ここでの例は一例として捉えていただければ幸いです。
本気でFXトレーダーになる!専業トレーダーになるために必要な条件


生活資金を安定的に稼ぐ専業トレーダーになるためには、次の条件を満たす必要があります。
1,000万円以上の余剰資金がある
資産のうち生活費を除いた余剰資金が1,000万円以上あると、FXでの投資額が大きくなり得られるリターンも大きくなります。
ざっくりとした年間の収益を計算するために、利益率と損益率から考えてみましょう。
- 利益率:投資資金の何%を利益として得られたか。FXにおいては月10〜30%が目安。
- 損失率:投資資金の何%が損失となったか。投資の世界では2%に抑えるのがセオリー。
こうった基本があるわけですが、今回はハードル低めに月の利益率が5%のケースを考えてみます。
1,000万円の投資資金であれば、月の利益率5%で50万円の利益が出ます。年間に直すと年収600万円になる計算です。
実際には利益が出るにつれて投資資金も大きくなっていくため、同じ利益率と損失率をキープしていれば、理論上では複利の力で収入はさらに多くなります。
投資資金が減ってしまうと投資額が下がり、取れるリスクが減る分だけ利益率も下がります。



損失率2%を守っていれば、10連敗しても資金の8割は残る計算なので、余裕を持ってトレードできますよ!
多くの利益を取りに行くことばかりに目が行きがちですが、手持ちの投資資金を減らさないリスクヘッジも意識しておきましょう。
ちなみに資金1,000万円であれば一度の損失額を20万円に抑えれば、損失率2%です。損切りルール設定の参考にしてください。
また、損切りは手動ではなく、数値を事前に決めておき自動で決済されるようにしておくのがお勧めです。
「もう少ししたら上がる(下がる)はず…!」と希望的観測から、損切りタイミングをずるずると伸ばしてしまう失敗が後を経たないからです。
もちろん、損切りの先延ばしが功を奏すこともありますが、長期的に稼ぐためにはリスクを最小限に抑えておくほうがベターでしょう。
能動的に勉強を続けることができる
FXの知識は本やトレーダーが書いているネット記事などから得られますが、それだけでFXで稼げるわけでもありません。
泳ぎ方を知っても実際に水の中に入って練習しなければ泳げるようにならないように、FXも実際のトレードをする中で稼ぎ方を知っていく必要があります。
実際にトレードしてうまくいかなかった理由を自ら探し、改善点を立てて一つずつ検証していくという地道な作業が欠かせないのです。
例えば、相場予想が外れた時には、各国のニュースで見落としていたものはないか、複数の時間軸で観察していたかなどの見直しが必要です。
このように自ら問いを立てて改善していく分析力と根気がある人は、専業トレーダーになる素質があると言えるでしょう。
また、FXではチャートを見続けることになるため、目の疲れを感じたり飽きてしまったりするようであれば、専業を目指すのは難しいかもしれません。
継続的に利益を出すことができる
FXを専業で行っていくためには、当然ですが、継続的に安定して利益を得る必要があります。
FXに対して一気に大きく稼げる印象を持っている人も少なくないでしょう。しかし、専業になるのであれば1回のトレードで大きく稼ぐよりも、損失を防ぎつつコツコツと利益を積み重ねることの方が大切です。



小さな利益を積み重ねることで、最小限のリスクで稼ぎ続けられます。
FXは運要素が強く、初心者のうちはビギナーズラックも相まって、相場の動きによっては素人でも大きな利益を出せてしまうことがあります。
この時、運に助けられているとわからず、自分の実力だと過信してしまうのはリスクがあり、とても怖いことです。
プロとして食べていくには、そういった棚ぼた的なラッキーではなく継続的に利益を出すことが必要です。
相場の流れも影響するため、数年かけてFXを実践してみて利益をプラスに維持できるのかという点を確認してからFX一本にするようにしましょう。
FXはメンタルの状態によっても成果が大きく変わるものです。いきなり専業になろうと仕事を辞め背水の陣で飛び込むのではなく、副業から始めてゆっくりと学んでいくのがお勧めです。
FXトレーダーを本気で目指す人が知るべき考え方


実践を通じて知識を体得し、安定的に稼いでいくために大切な考え方をご紹介します。
長期で勝つために勝率よりも利益率と損失額に注目する
FXで稼ぐためには、より高い利益を何度も得ていくことが必要になります。
つまり、1回トレードあたりの利益率が高く、トレード全体の勝率が高ければ稼げるのです。そこから負けた時の損失額を引いた金額が手取りになるわけです。
利益率や損失額に目を向けるトレーダーは少ないのですが、長く勝ち続けるためにはとても大切な要素です。



例えば、1回1,000円の利益が出る可能性のあるトレードを10回行ったとしましょう。
もしそこで8回勝つことができれば、8,000円の利益が得られ、勝率も8割と非常に高いです。しかし、負けてしまった2回のトレードでそれぞれ4,000円の損失が出ている場合、10回トレードの損益は0円となります。
一方で、1回のトレードで2,000円稼げる可能性のあるトレードを行い、10回中4回勝った場合には、勝率は4割ですが利益は同じく8,000円です。
そして損切りルールを厳密に守っているなど対策をおき、1回の損失額を500円に抑えていれば、8回の負けでも4,000円の損失で済み、通算の損益はプラス4,000円です。



たくさん勝っていても利益率が低く、1回の損失額が大きいと積み上げた利益が一瞬で消えてしまうんですね。。。
すでにトレードを開始されている方は、一度ご自身のトレードを振り返って利益率と損失額について見直してみると良いでしょう。
トレードにおける改善点が見えてくるはずです。
トレード手法は変えすぎないようにする
一度、実践するトレード手法を決めたらしばらくはそのトレード手法を使い続け、成果が出るよう試行錯誤を繰り返すようにしましょう。
トレード手法を自然に使えるようになり、エントリータイミングの掴み方や損切りの仕方などがわかるようになると、改善点も自然と見えてきます。
一つずつ改善していき、自分だけのトレードスタイルを確立することを目指しましょう。



1つの手法でコツを掴んでおくと、ほかの手法でも成果を出しやすくなります。
そのようにして1つずつトレード手法を検証していき、自分に合う手法を探してみてください。
根拠に基づいてトレードし分析改善を繰り返す
なんとなくの感覚や稼ぎたいという欲求のまま感情的にトレードすると、「なぜうまくいったのか」「どうしてうまくいかなかったのか」がわからないままになってしまいます。
きちんと「〇〇だから〇〇なトレードをする」と根拠を持ってトレードを行うことで、再現性の高いトレード方法を導き出していくことが大切です。
感情に流されず論理立ててトレードに向き合うようにしましょう。
損切りをするルールを決めておく
初心者のうちは大きく勝つことよりも、大きく負けないことを優先しましょう。資金がなくなると再起できなくなってしまうからです。
損失が大きくなりすぎないように、損切りラインを決めておくのがおすすめです。
そのほか、以下の内容についてもマイルールとして定められるようになると、トレードの勝率が上がります。
- トレードの期間
- 使用する指標
- エントリー時の条件
勝率が高い、あるいはご自身が精神的に余裕を持って取り組めると感じるルールを模索しましょう。
時にはトレードしない決断もする
FXで稼ぐためにはトレードを繰り返して練習していくことが大切です。しかし、以下のような状況の時は、トレードをしない方が良いでしょう。
- 相場が荒れており予想が難しい時
- 気分が乱れている時
- ネット環境が安定しない時
FXで稼いでいくためには、利益を出すのと同じくらい損失を防ぐことが大切です。
「トレードを休むなんて機会損失だ」と感じる気持ちもわかりますが、損得勘定で感情的になっている時には良い成果を出すのは非常に困難です。
安定して稼いでFXを本業にしていくためにも、適切にトレードを休み、状態が安定するのを待つタイミングについても意識していくようにしましょう。
まとめ


FXトレーダーの年収についてご紹介しました。統計データでは稼いでいる人は少数派ですが、その数を凌駕するだけの大きな成果を挙げ得ているトレーダーも多くいます。
成功しているFXトレーダーが実際に使っているインジケータやトレード手法についても紹介しましたので、ぜひご自身のトレードにも取り入れてみてください。



ただし、トレード手法をあれもこれもと同時に試すのはお勧めできません。
それぞれのトレード手法によって気持ちの持ち方や、注意する点が異なるからです。1つずつ取り組んでいき、トレード手法を自分のものにしていってください。
また、FXで収益を出していくためには、正しい知識も大切です。詐欺に遭うなどすると、投資資金がなくなってしまうリスクもあります。
WikiFXではFX会社の調査情報や、相場分析レポートを配信していますのでぜひご活用ください。
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