FXに最適のノートパソコンってなに?
FX専用のノートパソコンを買ったほうがいいの?
FXを始めてみようという方の中には、上記のようにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
結論から言えば、FXだけのためにわざわざノートパソコンを買う必要はありませんが、低スペックのパソコンしか持っていない場合は、購入を検討しても良いでしょう。
したがってパソコンをFXのために購入する方は、どのようなスペックのものを購入すれば良いかを事前に知っておいた方が良いでしょう。
そこでこの記事では以下の3つについて解説していきます。
- FXのデイトレード向けノートパソコンのスペックとは?
- FXにオススメの安いノートパソコンランキング|2021年度版
- よくある質問
この記事を読めば、FXでどのようなノートパソコンを使用すれば良いかについて理解することができます。
FXのデイトレード向けノートパソコンのスペックとは?
ではFXをノートパソコンで行う上で必要なスペックはどのようなものなのでしょうか。
ここではノートパソコンでデイトレードを行う上で重視すべき以下の4つについて解説していきます。
- CPUはCorei5/Ryzen5がオススメ
- メモリは8GBがオススメ
- 画面サイズは大きめがオススメ
- ストレージはSSDの128Gで十分
それでは見ていきましょう。
CPUはCorei5/Ryzen5がオススメ
CPUとはパソコンの処理速度に関わるパーツになります。
CPUの性能が低い場合は、Webページの読み込みに時間がかかったり、アプリケーションの立ち上げに時間がかかったりと、かなり不便な思いをすることになります。
CPUメーカーは大きく分けて2種類あります。
- インテル製のCPU
- AMD製のCPU
まずはインテル製のCPUのラインナップについて紹介していきます。
インテル製のCPUには性能に合わせて3つのブランドがあります。
- Celeron
- Petium
- Core
FXでトレードをスムーズに行うためには「Core」のCPUを使うことをオススメします。
Coreの中でも性能によって以下のようにランクが分かれています。
- Corei5
- Corei7
- Corei9
次にAMD製のCPUのラインナップについて紹介していきます。
AMD製のCPUのブランドには以下の3つがあります。
- Aシリーズ
- FX
- Ryzen
FXのトレードをスムーズに行うためには「Ryzen」のCPUを使うことをオススメします。
直近のRyzenシリーズには以下のようなものがあり、それぞれ性能によってランクが分けられています。
- Ryzen 5
- Ryzen 7
- Ryzen 9
インテル製の「Core」とAMD製の「Ryzen」を性能ごとに整理すると以下のようになります。
インテル/AMD | 性能 |
---|---|
Corei5/Ryzen5 | 軽めの画像・動画編集が可能 |
Corei7/Ryzen7 | ラグなくゲームをプレイ可能 |
Corei9/Ryzen9 | 解像度の高い動画編集など高負荷にも耐えることが可能 |
インターネット上で一般的なFXのトレードを行う際はCorei5/Ryzen5のCPUでも十分ですが、同時に複数のソフトを起動させたい場合は、念のためCorei7/Ryzen7以降のCPUの購入を検討してみても良いでしょう。
メモリは8GBがオススメ
メモリとはコンピューター上のデータやプログラムを一時的に記憶しておく機能を持っています。
メモリの容量が大きければ大きいほど、同時に様々なプログラムを立ち上げることができるという利点があります。
FXでトレードをすることのみを考えれば4GBでも十分ですが、同時にWebブラウザを開きながら情報収集することを考えると少々不安が残ります。
エントリーや決済をしたいタイミングでメモリ不足により、取引プラットフォームの立ち上げに余計な時間がかかってしまうと、口座資金に致命傷を負うリスクが高くなってしまいます。
以上を考慮すれば、FXのトレードを行うノートパソコンのメモリは最低でも8GBが必要といえます。
画面サイズは大きめがオススメ
FXをするノートパソコンの画面サイズは大きめがオススメです。
画面の大きさがそのままトレードの内容に影響することはありませんが、適切なトレード環境を整えることで落ち着いてトレード準備を進めることができます。
画面が大きければ、チャート上の描画やインジケーターが視覚的にわかりやすくなるので、チャート分析もスムーズに進めることができます。
また複数のページを同時に表示させたい際にも、画面のサイズが大きければ便利になります。
しかし持ち運びやすさを考えた場合、あまりにも大きすぎる画面サイズではカバンなどに入らなかったりと不便が生じてしまいます。
したがって、13インチ〜14インチの画面サイズがあれば不便なく使用できるでしょう。
ストレージはSSDの128GBで十分
ストレージとはコンピューターのデータを記憶して保存する機能を持っています。
ストレージの種類にはHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の2つがあり、それぞれデータの読み書きを行う方法が異なります。
ストレージの種類 | 耐久性 | 処理速度 | 容量 |
---|---|---|---|
HDD | × | × | ○ |
SDD | ○ | ○ | × |
上の表はHDDとSSDを同じ項目で比較した際に、どちらが優れているかを○と×で示したものになります。
FXで使用するノートパソコンは、処理速度の面で優れているSSDを選ぶことをオススメします。
またストレージの容量についても選択できるようになっていますが、ストレージの容量が大きければそれだけアプリケーションをインストールできることになります。
取引プラットフォームであるMT4でさえ使用容量が1GB程度なので、動画や他アプリを大量にダウンロードする予定がない限りは、128GBで十分です。
【追記】:スキャルピング向けノートパソコンのスペックは?
FXのスキャルピングでは一瞬の値動きが利益を左右するので、ノートパソコンのスペックが低いことはデイトレード以上に致命傷になり得ます。
したがって、ノートパソコンの処理速度に関わるCPUは最低でもCorei7/Ryzen7以上の高ランクのものを選ぶことをオススメします。
また、値動きを細かく見極めるためにも十分な大きさの画面サイズも必要になります。
複数の画面を表示させながらスキャルピングを行いたい場合は、モニターを購入しマルチディスプレイにすることをオススメします。
FXにオススメの安いノートパソコンランキング|2021年度版
以上のことを踏まえて、ここではFXにオススメな安いノートパソコンを3つ紹介していきます。
ここでは以下の4つの条件を満たしたノートパソコンを紹介していきます。
- 10万円以下
- CPU:Corei5/Ryzen5以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:SSD128GB以上
後述しますが、10万円以下の安価なノートパソコンであれば費用全てを経費として計上することもできるので、余計な出費を抑えることができてお得です。
それでは見ていきましょう。
【第1位】hpのノートパソコン:HP Pavilion Aero 13-be
項目 | 内容 |
---|---|
値段 | 99,000円 |
CPU | Ryzen5 |
メモリ | 8GB |
画面サイズ | 13.3インチ |
ストレージ | SSD:256GB |
FXにオススメなノートパソコンランキング第1位はhpのHP Pavilion Aero 13-be0000シリーズです。
957gとかなり軽量であることから、外出先でもトレードする人にとっては便利な作りになっています。
さらに、300kgの荷重にも耐えられるほどの耐久性を持っていることから、ノートパソコンとしてスペックの高さを感じます。
【第2位】マウスのノートパソコン:mouse X4-i5-WA
項目 | 内容 |
---|---|
値段 | ¥89,980 |
CPU | Corei5 |
メモリ | 8GB |
画面サイズ | 14インチ |
ストレージ | SSD:256GB |
FXにオススメなノートパソコンランキング第2位はマウスのmouse X4-i5-WAです。
ここで紹介するノートパソコンの中ではもっとも薄型の17.5mmのノートパソコンになっています。
また、重量は1.13kgとやや軽量な印象です。
マウスはコストパフォーマンス重視の安価なノートパソコンを売りにしており、用途によってその性能に特化したノートパソコンにカスタマイズすることができます。
マウスのノートパソコンは今回紹介するランキングの中ではもっとも安価になっています。
【第3位】dellのノートパソコン:New Inspiron14 AMDプレミアム
項目 | 内容 |
---|---|
値段 | 94,979円 |
CPU | Ryzen5 |
メモリ | 8GB |
画面サイズ | 14インチ |
ストレージ | SSD:256GB |
FXにオススメなノートパソコンランキング第3位はdellのNew Inspiron14 AMDプレミアムです。
重さが1.54kgなので持ち運びの際には少々ズッシリとした印象を持つかもしれませんが、性能や値段の面では優秀といえます。
主に自宅でしかトレードしない人にとっては重量はそれほどデメリットにならないと思われるので、選択肢の一つとして考えてよいでしょう。
ノートパソコンは決して安い買い物ではありません。
「オススメされているから購入したけど、実際に使ってみたら使いにくかった…」なんて後悔はしたくありませんよね?
そこで購入前に、パソコンのレンタルがオススメです。
いろいろなパソコンを試してみて、最高のパソコンでトレードしましょう。
よくある質問
ここではFXで用いるノートパソコンに関してよくある質問に回答していきます。
- FXトレード用のノートパソコンとは別にモニターは必要か?
- FXはノートパソコン、デスクトップ、タブレット?
- FXでMT4を使用するとき、ノートパソコンでも大丈夫?
- FXのノートパソコンはWindows or Mac?
- FXのノートパソコンは経費になるのか
それでは見ていきましょう。
FXトレード用のノートパソコンとは別にモニターは必要か?
トレードスタイルによっては必要となるタイミングが出てくるでしょう。
長期間にわたってポジションを保有し続けるスイングトレードを行う場合、値動きを常に監視する必要がないので、モニターは特に必要はないでしょう。
しかし、デイトレードやスキャルピングをメインで行う場合は、複数の銘柄を同時に監視する必要があるので、モニターを購入してマルチディスプレイでトレードをすることをオススメします。
FXはノートパソコン以外にもデスクトップやタブレットでもOK?
種類 | 持ち運びやすさ | 値段 | 性能 |
---|---|---|---|
ノートパソコン | ○ | ○ | ○ |
デスクトップ | × | ◎ | ◎ |
タブレット | ◎ | ○ | × |
FXを行う際はノートパソコン以外にもデスクトップやタブレットも使用することはできます。
しかし、タブレットは性能面でノートパソコンやデスクトップに劣ってしまうため、トレードをメインとした使用にはオススメしません。
デスクトップは同じ性能のノートパソコンに比べて安価に販売されていることが多いので、家でのトレードのみを想定している場合は、デスクトップの購入をオススメします。
FXでMT4を使用するけど、ノートパソコンでも大丈夫?
一定以上のスペックを持ったノートパソコンであれば問題ありません。
前述のように、ノートパソコンでFXをする際はCorei5かRyzen5程度のランクのCPUであればMT4で問題なくトレードを行うことができます。
また、メモリに関してもMT4が消費するメモリはそれほど大きくはないため、8GBのメモリがあれば、他のソフトと並行して使用することもできるでしょう。
FXのノートパソコンはWindowsとMacどっち?
トレードを行う上ではどちらのコンピューターを使用していても問題ありません。
かつてはトレード用のソフトやツールはWindowsにのみ対応していることが多かったですが、最近ではほとんどのソフトやツールがMacにも対応しています。
しかしWindowsの世界的なシェアの大きさを考えれば、Windowsでトレードを行なっていた方が不便が少ないことから、Windowsのノートパソコンを選ぶことをオススメします。
FXのノートパソコンは経費になるのか
FXで使用するノートパソコンは経費の対象になります。
しかし、ノートパソコンの価格によって経費計上の方法が変わってくることに注意が必要です。
10万円以下のノートパソコンの場合は消耗品として扱われるので、費用全てを経費として計上することができます。
一方で10万円以上のノートパソコンの場合は資産として扱われるので、減価償却もしくは一括償却のどちらかで経費計上を行うことになります。
FXで経費として計上できるものについては以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
まとめ
ここまでFXで使用するノートパソコンについて解説してきました。
最後にFXをする上で最低限必要なノートパソコンのスペックをおさらいしておきます。
- CPUはCorei5/Ryzen5
- メモリは8GB
- 画面サイズは大きめ
- ストレージはSSDの128G以上
ノートパソコンはFXを行う上で必須の設備になるので、購入の際は慎重に検討するようにしましょう。
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