FRBパウエル議長が利上げを示唆

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長は10月9日、国際通貨基金(IMF)でのパネルディスカッションで、「FRBの基準金利がインフレ率を2%にまで低下させるのに十分な水準にあるとは確信しているわけではない」とコメントし、再度利上げをする可能性があることを示唆しました。米国のインフレ率は2022年の9.1%というピークから下がっていますが、まだ3.7%と高い水準です。

パウエル議長は、「インフレが正しい方向に向かっている今、FRBが利上げするのは適切ではない」と述べましたが、「利上げすることが適切となれば、躊躇することはない」とも述べています。また、「先行き不透明だ」、「もしFRBが金利を上げすぎれば、国民経済は失速しかねない。金利が低すぎれば、インフレが再燃する可能性がある」、「しかし、数ヶ月の良好なデータに惑わされるリスクと、引き締め過ぎのリスクの両方に対処できるよう、慎重な対応を続けていく」と、先の見えない中での慎重な舵取りを強いられています。

なお、利上げをする場合、1回だけで、12月のFOMCで行われる可能性があると市場関係者は見ています。

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