Tradeviewは出金拒否に要注意!安全性をプロが徹底解剖

TradeView(トレードビュー)は、2004年から営業を開始している老舗の海外FX業者です。

ですが、口コミでは、

出金できない

放置すると口座凍結される

といった悪評があります。

もし本当に出金拒否するような業者であれば、利用は避けたいところです。

なぜなら、出金拒否された時点で無事返金されて解決するということが、ほとんどないからです。

この記事では、FX会社の格付けサービスを提供しているWikiFXが、
TradeViewの安全性について事実ベースで客観的に解説しています。

WikiFXとは?

WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。
全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。
FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。

TradeViewが安全性の高い業者なのかどうかを、取得ライセンスや規則、Twitterの口コミなど様々な視点から徹底的に調査しましたので、ぜひ参考にしてください。

目次

TradeViewの安全性を基本情報や取得ライセンスなどから調査

出典:TradeView

TradeViewの安全性を確かめるために、公式サイトやWikiFXで下記3点を調査しました。

安全性調査項目

1.企業情報と特徴
2.取得ライセンス
3.ユーザーの資産保護

基本情報1.企業情報と特徴

TradeViewの企業情報や特徴は、以下の通りです。

TradeViewの公式サイトは、日本語を含む11ヵ国語に対応しています。

カスタマーサービスには電話とEメール、チャットがあり、電話とEメールは24時間、チャットは平日8:30~16:00で対応しているようです。

また、日本人スタッフもいるとされています。

特徴詳細
取扱商品・FX
・貴金属
・エネルギー
・株式
・インデックス
・コモディティ
・仮想通貨
など100銘柄以上
レバレッジ最大200、400、500倍
※口座タイプにより変動
口座タイプ・Xレバレッジ口座(最大レバレッジ500倍)
・ILC口座(最大レバレッジ200倍)
・cTrader(最大レバレッジ400倍)
取引プラットフォーム・MT4
・MT5
・cTrader
スプレッド・Xレバレッジ口座:1.0pips~
・ILC口座:0.0pips~(取引手数料 往復$5/ロット)
・cTrader:0.0pips~(取引手数料 往復$5/ロット)
最低入金額・Xレバレッジ口座:$100
・ILC口座:$1,000
・cTrader:$1,000
※口座タイプにより変動
入出金方法・銀行送金
・クレジットカード
・bitwallet
・bitpay
・uphold
・SticPay  
ロスカット100%
ゼロカットあり
スキャルピング可能
両建て可能
ボーナスなし
TradeViewの特徴

TradeViewの特徴として、下記3つが挙げられます。

TradeViewの特徴
  1. 入出金方法が多い
  2. ロスカットが100%と高い
  3. ボーナスがない

1つ目の特徴は「入出金方法が多い」点です。

他社で提供している入出金方法は、

  1. 銀行振込
  2. クレジットカード
  3. bitwallet

と、3種類の場合が多いです。

しかしTradeViewでは、

  1. 銀行送金
  2. クレジットカード
  3. bitwallet
  4. bitpay
  5. uphold
  6. SticPay

と、6種類もあるため、入出金がしやすいと言えます。

2つ目の特徴は「ロスカットが100%と高い」点です。

海外FX業者の多くは、ロスカット水準を20%~30%としているところがほとんどです。

しかしTradeViewではロスカット水準が100%と高いため、他社よりもロスカットされやすいという特徴があります。

業者名ロスカット水準
TradeView100%
TitanFX20%
fbs20%
LandFX30%
他社とのロスカット水準比較

ポジションの評価額が証拠金を下回ったら即ロスカットされるので、注意しましょう。

3つ目の特徴は「ボーナスがない」点です。

海外FX業者の多くは、証拠金として使えるボーナスを提供しているところが多いです。

しかしTradeViewではボーナスの提供が一切ありませんので、口座資金は自己資金ですべて用意する必要があります。

基本情報2.取得ライセンス

TradeViewが取得している金融ライセンスを、WikiFXで調査しました。

金融ライセンスとは?

金融ライセンスとは、各国の金融監督機関が発行している『金融業の営業許可証』のことです。
取得をするためには、監督機関からの審査や、資金の預託が必要になる場合があるため、FX会社の信頼性を見極める上で重要な指標の一つと言えます。
取得難易度や規制の内容は、ライセンスを発行する国や機関によって異なります。

取得しているライセンスは、以下の通りです。

No.ライセンス名現在の状態ライセンスタイプ取得難易度
1ラブアン金融サービス庁(LFSA)オフショア規制直通ライセンス(STP)不明
2ケイマン諸島金融庁(CIMA)経営範囲超過一般金融ライセンス
TradeViewの取得ライセンス一覧

≫WikiFXでTradeViewの取得ライセンスを確認する

取得ライセンス1.ラブアン金融サービス庁(LFSA)

ラブアン金融サービス庁(LFSA)のライセンス情報は、下表の通りです。

正式名称Labuan Financial Services Authority
日本語名(略称)ラブアン金融サービス庁(LFSA)
設立1996年
取得難易度不明
信頼性不明
公式サイトhttps://www.labuanfsa.gov.my/
LFSAライセンス情報

ラブアン金融サービス庁(LFSA)は、マレーシアのラブアン国際ビジネス金融センター(Labuan IBFC)の開発と規制を目的とする法定機関です。

ですが、規制内容の実効性が不透明なため、取得難易度や信頼性は不明となります。

ラブアン金融サービス庁(LFSA)の規制内容
  • 最低払込資本金を500,000リンギットまたはそれに相当する外貨の保有
  • 構成文書の改訂または変更について通知
  • 監査役の任命
  • フルタイムスタッフを最低2名雇用すること
  • 年間最低支出額として最低RM100,000を支出すること など

取得状況はWikiFXにより、LFSA公式サイトにてTradeViewグループの1つである「TVM Global Limited」が確認されています。

同じライセンスを取得しているFX業者は、下表の通りです。

FX業者名ライセンスNo.
OANDA JAPAN542574
exness730729
IG証券195355
同じライセンスを取得しているFX業者

取得ライセンス2.ケイマン諸島金融庁(CIMA)

ケイマン諸島金融庁(CIMA)のライセンス情報は、下表の通りです。

正式名称Cayman Islands Monetary Authority
日本語名(略称)ケイマン諸島金融庁(CIMA)
設立1997年
取得難易度
信頼性
公式サイトhttps://www.cima.ky/
CIMAライセンス情報

ケイマン諸島金融庁(CIMA)は、ケイマン諸島の通貨や金融サービスを規制・監督する規制機関です。

下記の通り、一定の取得要件を公開しているため、取得難易度は中程度となります。

ケイマン諸島金融庁(CIMA)の取得要件
  • 毎年、外部監査を受ける
  • コンプライアンス証明の提出
  • 企業情報を変更する際の通知
  • ライセンス保有企業の内部管理に関する報告
  • 認可したFX業者など月次取引明細の提出
  • 保険体制の詳細報告
  • 決算結果の年間報告

しかし、タックスヘイブンの温床になっている側面があるため、信頼性は低いと言えます。

なぜなら、ライセンス保有企業は年間ライセンス料を支払うだけで、ケイマン諸島外で得た利益に関しては法人税や所得税が一切かからないからです。

取得状況はWikiFXにより、CIMA公式サイトにてTradeViewグループの1つである「Tradeview Ltd」が確認されています。

しかし有効期限が「04-Apr-2012」となっていることから、期限を大幅に超過しているため「経営期間超過」に指定されています。

同じライセンスを取得しているFX業者は、下表の通りです。

FX業者名ライセンスNo.
FOREX.com25033
Vantage Markets1383491
ATC1448274
同じライセンスを取得しているFX業者

基本情報3.ユーザーの資産保護

TradeViewがユーザーの資産保護をするために、「分別管理」や「信託保全」などを公式サイトで明言しているか調査しました。

分別管理・信託保全とは?

分別管理・信託保全というのは、FX会社が顧客から預かった資金を管理する方式のことです。
分別管理は、FX会社の運営資金と顧客の預入資金を分別して管理していることを表します。
しかし、本当に顧客資金に手が付けられないのかはトレードにはわかりませんし、会社が倒産した場合に返金される保証もありません。
一方の信託保全というのは、顧客資金と同額の資金を信託銀行などの預ける資金管理方式です。
この場合、会社が簡単に顧客資金に手を付けることはできないですし、倒産しても銀行からトレーダーへ資金が返金されます。

その結果、下記のような明言が確認できましたので、TradeViewは「分別管理」を実施しているようです。

クライアントの資金は、グローバル カストディアル サービスを通じて、Tier 1 銀行の分離口座に保管されます。

出典:TradeView

TradeViewの評判とは?Twitterで口コミ6件を調査

TradeViewでは出金拒否や口座凍結などの評判があるかを確かめるために、Twitterで口コミを調査しました。

その中で関係ありそうなものを、6件ピックアップしてご紹介します。

TradeViewのTwitterでの口コミ(2022年8月9日時点)
  1. 入金と同じ方法でしか出金できない
  2. たまに出金経路を指定される
  3. 申請から訳7時間でbitwalletに着金
  4. ガチでカバー銀行と契約しているA-bookの海外FX業者
  5. サポートに問い合わせたらすぐ回答をくれた!
  6. 1年間放置すると口座凍結

口コミ1.入金と同じ方法でしか出金できない

この方は、入金方法と同じ方法でしか出金できないことを知っていたため、入金段階から入金方法をどうするか悩んでいるようです。

TradeViewには、「入金方法と同じ方法で出金しなければならない」というルールが存在します。

詳細は「ルール1.入金方法と同じ方法で出金しなければならない」をご確認ください。

口コミ2.たまに出金経路を指定される

TradeViewには、「入金方法と同じ方法で出金しなければならない」というルールが存在します。

ですが、たまに出金方法をTradeView側が指定するという場合があるようです。

ツイートされた方はいろいろな方法で入金しているため、TradeViewではマネーロンダリング対策として、そのような人には出金方法を指定しているのかもしれません。

マネーロンダリングとは?

犯罪資金の出所を分からなくする目的で、入金と出金を繰り返す犯罪行為のこと。

口コミ3.申請から約7時間でbitwalletに着金

この方はbitwalletで出金申請したら、7時間で着金できたようです。

画像から、bitwalletのアカウント画面にてTradeViewから100万円の着金があったことが確認できます。

出典:Twitter

他のFX業者では出金に1営業日かかる場合が多いので、出金対応が早いことが分かります。

口コミ4.ガチでカバー銀行と契約しているA-bookの海外FX業者

ツイートした方がA-book業者と判断しているのは、

  • Bigboss
  • VirtueForex
  • Tradeview

と3社だけのようです。

A-book業者とは?

「A-book」とは、NDD方式を採用しているFX業者のこと。
NDD方式を利用した良質なFX業者として、説明に使われることが多い。

そのため上記以外の3社以外は出金拒否すると警告しているため、TradeViewは安全であると主張しています。

しかし「NDD方式=出金拒否しない」と判断するのは、早計でしょう。

なぜなら、FX業者の安全性は取得ライセンスやユーザーの資産保護など、多角的に分析する必要があるからです。

また下記の記事にて、VirtueForexは「ノンライセンス」であると判明していることから安全な業者とは言い難いので、注意しましょう。

口コミ5.サポートに問い合わせたらすぐ回答をくれた!

ツイートによるとポン円でかなり長い下ひげが出現したので、TradeViewのサポートに問い合わせしたら、回答が早かったようです。

出典:Twitter

リツイートにはサポートの返信画像が掲載されており、

0時からの5分間で一時的に流動性が減るため、このようなチャートが出現します。

と回答があったようです。

出典:Twitter

よって、何かトラブルが起きた際にTradeViewへ問い合わせても、対応は早いと考えられます。

口コミ6.1年間放置すると口座凍結

TradeViewでは、1年間放置すると口座凍結されるようです。

そのため、口座凍結されてから出金しようとしても出金拒否になる可能性があります。

WikiFX「真相公開」から口コミを調査

WikiFXでは、ユーザーから寄せられる口コミとして「真相公開」が掲載されています。

2022年8月9日時点でTradeViewの「真相公開」は5件ありましたので、その中から3件ご紹介します。

TradeViewの「真相公開」(2022年8月9日時点)
  1. 出金出来ない
  2. BITPAY手数料を請求されたが、uphold経由で支払う
  3. 真面目なブローカーではない

≫WikiFXでTradeViewの「真相公開」を確認する

真相公開1.出金出来ない

分類解決済み
日時2021年5月11日
投稿国日本

図のように出金しようと送信するを押すと、Internal Server Errorと表示され、出金出来ません!
詐欺業者か?

と、出金できないと語っています。

画像から、確かに「Internal Server Error」が確認できます。

このようなエラーが出る原因として、TradeView側のサーバー管理に問題があると考えられます。

ですが、分類が「解決済み」となっていることから、出金はできたようです。

真相公開2.BITPAY手数料を請求されたが、uphold経由で支払う

分類詐欺
日時2021年1月15日
投稿国ブラジル

以下の写真にあるように、私はBITPAYで出金申請をしました。
彼らは私にBITPAY手数料を請求しましたが、私はJose Pinoが私に送った電子メールの後に、彼らは手数料が少ないUPHOLDを介して支払っていることに気がつきました。
バカバカしい!!
しかも、BTCの価格が上がっているのを知っていたのに、最大4時間の取引を完了するのに6営業日かかりました。

と、出金時に高い手数料を支払わされたと語っています。

確かにTradeView自身は手数料の安いupholdで送金しているのにもかかわらず、顧客には高い手数料を強制させるというのは、疑問が残ります。

また出金が完了するのに6営業日もかかっているという時点で、FX業者として対応が遅いと言えるでしょう。

真相公開3.真面目なブローカーではない

分類解決済み
日時2020年11月5日
投稿国ポルトガル

ユーロの口座を作り、デビットカードでユーロを入金したところ、TRADEVIEWはなぜか顧客に知らせることなく、ルーブルに変換しました。
メールやライブチャットでサポートに何度も連絡したが、回答は得られず、入金しただけで100ユーロを失った。
もう二度と行きません!

と、ユーロで入金したのにルーブルへ変換されたと語っています。

確かに画像を見ると、「amount paid(支払額)」でRUB(ルーブル)が確認できます。

システムの不具合かどうかは不明ですが、入金した資金が突然他の貨幣に置き換わったらスプレッドの影響で目減りする可能性があるので、良くありません。

ですが、分類は「解決済み」になっていることから、その後に解決したと考えられます。

WikiFXによる独自調査結果

WikiFXでは、FX業者を数値で判定する『スコア評価』や、ペーパーカンパニーでないかを調査する『現地調査』などを行っています。

またそれらの結果を基に『注意喚起』も行っています。

そのためここからは、WikiFXがどのようにTradeViewを評価しているのかを調査しました。

TradeViewの調査結果は、以下の通りです。

独自調査1.スコア評価

WikiFXでは、下記の5つの指標から10点満点でFX業者を評価しています。

WikiFXスコアの評価基準
  1. ライセンス指数:取得ライセンスの信頼性・価値
  2. 事業指数:企業としての安定性・運営能力など
  3. リスク指数:倒産時の資産保証の度合い・詐欺業者の可能性の低さなど
  4. ソフトウェア指数:取引プラットフォームなどの利用環境
  5. 規制指数:取得ライセンスの規制の強さ

TradeViewのスコア評価結果は、以下の通り。

WikiFX評価の詳細は「WikiFX TradeView」ページでもご確認頂けます。

指数スコア
総合スコア5.12
ライセンス指数4.62
事業指数6.90 
リスク指数7.63 
ソフトウェア指数7.87
規制指数4.60 
TradeViewのスコア評価(2022年8月9日時点)

総合スコアは「5.12」と、FX業者として平均的な部類となります。

「ライセンス指数」「4.62」とやや低いです。
その要因として「基本情報2.取得ライセンス」で解説したとおり、取得ライセンスの1つが「経営範囲超過」となっていることが考えられます。

また同じ理由から「規制指数」「4.60」と、こちらもやや低いです。

「事業指数」「6.90」であり、資本金や運営能力はやや高いと判断されています。

「リスク指数」「7.63」と高いです。
「基本情報3.ユーザー資産の保護」で「分別管理」が確認されており、この保証の信頼度が高いと判断しているようです。

「ソフトウェア指数」「7.87」と、高評価となります。
取引プラットフォームはMT4以外にMT5やcTraderがあるので、投資環境は十分と判断しているようです。

独自調査2.現地調査結果

WikiFXの「現地調査」のコラムでは、現地オフィスへ実際に訪問し、ペーパーカンパニーであるかどうかを調査しています。

2022年8月9日時点で、WikiFXによるTradeViewへの現地調査結果はありません。

独自調査3.注意喚起

2022年8月9日時点で、WikiFXからTradeViewに下記3点のリスク注意喚起があるとしています。

WikiFXでの注意喚起(2022年8月9日時点)
  1. 取得しているケイマン諸島金融庁(CIMA)(ライセンス番号:585163)は経営範囲超過なので、リスクに注意。
  2. 取得しているケイマン諸島金融庁(CIMA)(ライセンス番号:585163)はオフショア規制なので、リスクに注意。
  3. このブローカーには日本の有効なライセンスがない

TradeViewで出金拒否につながるルールは2つ

TradeViewの公式サイトでは「よくあるご質問」にて、出金拒否につながるようなルールが2つ公開されています。

TradeViewで出金拒否につながるルール
  1. 入金方法と同じ方法で出金しなければならない
  2. 利益の出金は銀行送金のみ

ルール1.入金方法と同じ方法で出金しなければならない

TradeViewでは「預金は、入金されたのと同じ方法で出金しなければなりません。」というルールがあります。

2.which method can I use to withdraw funds?

The original deposit must go back the same way they were deposited. Any profits can be sent back via bank wire.

出典:TradeView

意訳すると、以下の通りです。

2.どのような方法で資金を引き出すことができますか?
 
預金は、入金されたのと同じ方法で出金しなければなりません。
利益は、銀行送金でのみ出金できます。

例えば、クレジットカードで入金したのならば、クレジットカードでのみ出金することができるようです。

よって、入金方法と同じ方法で出金しなければ、出金拒否になることが予想されます。

ルール2.利益の出金は銀行送金のみ

TradeViewでは「利益は、銀行送金のみ出金できます。」としています。

2.which method can I use to withdraw funds?

The original deposit must go back the same way they were deposited. Any profits can be sent back via bank wire.

出典:TradeView

意訳すると、以下の通りです。

2.どのような方法で資金を引き出すことができますか?
 
預金は、入金されたのと同じ方法で出金しなければなりません。
利益は、銀行送金でのみ出金できます。

「ルール1.入金方法と同じ方法で出金しなければならない」と合わせて考えると、元金分は入金方法と同じ方法で出金し、利益分は銀行送金でのみ出金できるようです。

つまり、利益を銀行送金以外で出金しようとすると、このルールによって出金拒否になると考えられます。

TradeViewで出金拒否に関係する規約は4つ

TradeViewの公式サイトでは、利用規約を記した「Terms and Conditions」が公開されています。

そこには出金拒否に関する規約が明記されているので、注意してください。

TradeViewが定める出金拒否に関する規約
  1. いつでも口座清算をする
  2. 口座から各種手数料が差し引かれる
  3. 口座を放置すると口座手数料として50米ドルを請求する
  4. 身分証明書の受領後でも追加書類を提出しなければ出金できない

規則1.いつでも口座清算をする

TradeViewでは「いつでもお客様の口座を清算することができます。」としています。

4.MARGIN AND DEPOSIT REQUIREMENTS.
(中略)
TRADEVIEW LTD may at any time proceed to liquidate Client’s account in accordance with paragraph 10 below, and any failure by TRADEVIEW LTD to enforce its rights hereunder shall not be deemed a waiver by TRADEVIEW LTD to enforce its rights thereafter.

出典:TradeView「Terms and Conditions」

意訳すると、以下の通りです。

4. 証拠金・保証金について
(中略)
 TRADEVIEW LTDは、下記第10項に従い、いつでもお客様の口座を清算することができ、TRADEVIEW LTDが本契約に基づく権利を行使しなかった場合でも、TRADEVIEW LTDがその後その権利を行使する権利を放棄したとはみなされないものとします。

上記の第10項には以下のことが記されているため、これらに抵触すると強制的に清算されるようです。

第10項の内容
  • 顧客の死亡
  • 顧客の破産申請
  • TradeViewによる口座差し押さえ
  • 証拠金不足
  • TradeViewとの契約時での情報提供不足 など

最終的には、上記の清算による残高不足により、出金できない可能性があります。

規則2.口座から各種手数料が差し引かれる

TradeViewでは「料金は全て発生時にお客様が支払い、お客様の口座から差し引かれるものとします。」としています。

12.COMMISSIONS AND FEES.
Client agrees to pay all charges relating to the CFD transactions conducted by or through TRADEVIEW LTD, including without limitation commissions, markups, markdowns, transaction fees, transfer and cancellation charges, and inactive account fees. TRADEVIEW LTD may adjust its charges without notice. All such charges shall be paid by Client as incurred and deducted from Client’s account.

出典:TradeView「Terms and Conditions」

意訳すると、以下の通りです。

12.手数料および費用
お客様は、手数料、マークアップ、マークダウン、取引手数料、譲渡および解約手数料、非稼働口座手数料を含むがこれに限定されない、TRADEVIEW LTDにより、またはTRADEVIEW LTDを通じて行われるCFD取引に関する全ての手数料を支払うことに同意するものとします。
TRADEVIEW LTDは、予告なしに手数料を調整することがあります。
そのような料金は全て発生時にお客様が支払い、お客様の口座から差し引かれるものとします。

TradeViewでは、下記の手数料が毎回発生するようです。

TradeViewで発生する手数料
  • マークアップ手数料
  • マークダウン手数料
  • 取引手数料
  • 譲渡・解約手数料
  • 非華道講座手数料

これらの手数料が発生すると、口座残高から毎回差し引かれるため、残高不足で出金拒否となる原因となります。

規則3.口座を放置すると口座手数料として50米ドルを請求する

TradeViewでは「6ヶ月間非稼働のままの入金済み口座には、50.00米ドルの非稼働口座手数料が請求されます。」としています。

12.COMMISSIONS AND FEES.
(中略)
Funded accounts which remain inactive for a period of six (6) months will be charged an inactive account fee of $50.00 USD.

出典:TradeView「Terms and Conditions」

意訳すると、以下の通りです。

12.手数料および費用
(中略)
6ヶ月間非稼働のままの入金済み口座には、50.00米ドルの非稼働口座手数料が請求されます。

一般的に口座残高がゼロになって放置すると、口座凍結するFX業者が多いです。

そのため、口座手数料の50米ドルで口座残高がゼロになると、口座凍結になる危険性があります。

口座凍結になると、出金を含むあらゆる操作が無効にされるため、出金拒否の原因となります。

規則4.身分証明書の受領後でも追加書類を提出しなければ出金できない

TradeViewでは「身分証明書の受領後、TRADEVIEW LTDは顧客の身元を適切に確認するために、追加の書類を要求する権利を有します。」としています。

14.IDENTITY VERIFICATION
Client acknowledges and agrees that he/she is required to submit copies of unexpired government issued identification and address verification documentation to TRADEVIEW LTD with a signed copy of this Agreement. Client further agrees that TRADEVIEW LTD has the authority to delay, cancel or otherwise postpone trading or the depositing/withdrawing of funds, regardless of amount, until Client has provided copies of unexpired government issued identification and/or address verification documentation as required. After receipt of such documentation, TRADEVIEW LTD reserves the right to request additional documentation in order for TRADEVIEW LTD to adequately verify the Client(s) identity.

出典:TradeView「Terms and Conditions」

意訳すると、以下の通りです。

14.身分証明書
お客様は、署名された本契約書と共に、期限内の政府発行の身分証明書および住所確認書類のコピーをTRADEVIEW LTDに提出する必要があることを認め、同意するものとします。
さらに、お客様はTRADEVIEW LTDが要求した期限内に政府発行の身分証明書および/または住所確認書類のコピーを提出するまで、金額に関わらず、取引または資金の入金/出金を遅延、キャンセルまたは延期する権限を有することに同意します。
当該書類の受領後、TRADEVIEW LTDはTRADEVIEW LTDが顧客の身元を適切に確認するために、追加の書類を要求する権利を有します。

たとえ身分証明書と住所確認書類の受領後でも、後で追加書類を求められるケースがあるようです。

もし期限内に追加書類を提出できなければ、出金拒否となる可能性があります。

調査結果:出金拒否の口コミと金融ライセンスの状態が気になるので、利用しない方がいい

ここまでTradeViewの評判や安全性などを、口コミやライセンス情報などから徹底的に調査してきました。

結論として出金拒否の口コミや、金融ライセンスの状態が気になるので、利用しない方がいいでしょう。

というのも口コミでは、出金トラブルや規約絡みで出金できないとされる口コミが多いからです。

また「基本情報2.取得ライセンス」で述べた通り、取得ライセンスの2つの内1つが「経営範囲超過」に指定されています。

よってTradeViewを利用するのは、おすすめできません。

WikiFXでは、資金の安全性やサービスクオリティの高さが証明されている国内FX業者の利用を推奨しています。

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