FXはメンタルコントロールが全て!?鍛え方をプロが徹底解説

FXではメンタルに関して次のように意見が分かれます。

FXメンタル2つの意見

✔「FXにメンタルなんかいらない。確かな手法があれば十分だ。」

✔「FXではメンタルコントロールが何よりも重要だ。」

あなたはどちらが正しいと思いますか?

結論から先に申し上げますと、
FXではメンタルを適切にコントロールできないと、長く勝ち続けることはできません。

確かにトレード手法も大事です。しかしどんなに優れたトレード手法であろうと、メンタルをコントロールできない限りは、その手法は意味をなしません。

ここではFXにおけるメンタルの重要性と、メンタルの鍛え方やメンタルダメージの軽減法についてプロが徹底解説していきます。ぜひ最後までお付き合いください。

動画での解説はコチラ

この記事の監修者

猪首 秀明(いくび ひであき)

1964年生。京都府京都市出身。

☑ 1983~2012年 ひまわり証券株式会社  取締役営業本部長
☑ 2012~2016年 東岳証券株式会社    代表取締役社長
☑ 2022年5月~  WikiFX Japan株式会社 顧問

1998年の外為法改正に伴い、ひまわり証券時代に日本初となる外国為替証拠金取引(FX)を商品化させ、その普及に貢献する。

現在は複数のFX関連企業の顧問を兼任。
延べ3000人を超える個人投資家と接した経験から、個人向けの金融トレード運用アドバイザーとしても活動中。

目次

FXではメンタルコントロールが手法よりも重要な理由

FXでメンタルが重要なのは、常に損失と隣合わせだからです。

FXの世界ではプロトレーダーでさえ、勝率は5割未満というケースが多いです。

つまり、プロといえど半分以上のトレードを損切りで終えることになります。

猪首 秀明

私に至っては勝率は40%くらいです。
それでも、適切なリスク・リワード設定ができていれば、トータルではプラス(勝ち)になるんです。

FXで勝てないトレーダーの多くは、目の前で自分の大切なお金が失われていくことに耐えられません。

恐怖・不安・焦り・イライラ・後悔、といった負の感情が一気に押し寄せ、冷静さが奪われるのは典型的な例と言えます。

冷静さを欠いたトレーダーはどうなるかというと、トレードルールを破ったり、根拠のないトレードをしてみたり、損切りができなくなるというわけです。

このようなメンタルが崩壊寸前の状態では、感情が先行し、決められたルール通りに行動できなくなるためトレード手法は意味をなしません。

もちろん、トレード手法は大切です。FXはメンタルのみで勝てるものではありません。

しかし順番としましては、まずはメンタルありき。

FXでは損失や含み損に耐えうるメンタルを持ち合わせていないことには、トレード手法を使いこなすことはできないのです。

FXで勝つためのメンタルの鍛え方

FXでは「メンタルの強化」=「勝つ」ことに直接つながります。そしてメンタルは誰もが強化できるものです。

ここからはFXで勝つためのメンタルの鍛え方について詳しく解説していきます。

FXの最高のメンタルトレーニングはルールに従うこと

トレードルールを作るのは、FXをやる上では当然のことです。

エントリーや損切り、ポジションサイズや資金管理等にルールがないと感覚のみのギャンブルトレードを繰り返すことになります。

まずはトレードルールを作りましょう。

そしてメンタルを鍛えるために重要なのが、自分が作ったルールを愚直に守り続けることです。

ルールに従って出た損失であれば自分でも納得ができ、次のトレードにフラットな気持ちで臨むことができます。

相場の値動きはコントロールできるものではありません。しかし、自分の行動はコントロールできるものです。

つまり、自分の作ったルールに従うことによって、損失や含み損にも動じないメンタルが自然と作られていくのです。

猪首顧問からのアドバイス

相場の値動きはコントロールできない…そんなこと言われなくてもわかってるよ!

という声が聞こえて来そうですが、落ち着いて聞いてください。

例えばトレードにおいて…

「もうこれ以上は下がってくれるな!」
「ここからは下がるはずだ、とか、これ以上上がるな!」

というような、感情が前面に出た「期待感」で無駄な神頼みをしていませんか?

猪首 秀明

わかってる(知っている)ということと、できる(実行)ということは、別物だと理解する必要があるのです。

トレードルールに従うというのは、

相場がどのように動いても決められたルールに則り、粛々に淡々とトレードを行うという事です。

含み益になっても含み損になっても、感情を揺さぶられることなく、機械的にアクションを起こせるようにならなければいけません。

FXでは損切り慣れることがメンタル強化になる

損切りを躊躇なく行えることはFXではとても大切なことです。

前述したように、FXではプロのトレーダーでも4割のトレードが損失になります。

つまり、FXをやる上で損切りは必ずあるものなのです。

その必ず存在するものに対してネガティブな感情を抱いていてはいつまでもメンタルは強化されません。

たしかに損失を確定させる行為には痛みを伴います。

しかし、損切りしないことにはいつまで経っても新たなトレードに向かうことはできません。

損切りはいわば仕切り直しをするためのもの。

損切りという行為をポジティブに捉え、迷いなく行えるようになれば自ずとメンタルが強化されるのです。

猪首顧問からのアドバイス

FXの初心者は、

利食ったトレード=良いトレード
損切りのトレード=悪いトレード

と考えがちですが…これは間違いです。

トレードと言うのは、勝ったり負けたりの繰り返しです。

猪首 秀明

プロであっても、その勝率はせいぜい50%程度のものです。

だから、利食ったトレードも、損切りしたトレードも、どちらも単なるトレードにおける結果でしかなく、トレード結果に対して、良いトレードも悪いトレードも無いのです。

悪いトレードがあるとしたら、「損小利大」ができていないトレードです。

まずはこの大前提になる考え方を、しっかり身に着けましょう。

FXのメンタル強化に知っておきたい「プロスペクト理論」

プロスペクト理論とは「人は得する喜びよりも、損する痛みを避ける」とした、人間の行動心理を表したものです。

このプロスペクト理論を知っているか知らないかで、メンタルコントロールに大きな影響が出てきます。

例えば次のような選択肢があった場合、あなたはどちらを選ぶでしょうか?

質問①

どちらか選んでください。

A: 100万円が無条件でもらえる

B: コインを投げ、表が出たら200万円がもらえるが、裏であったらもらえない。

質問②

あなたに200万円の借金があったとします。そのとき、以下の二つの選択肢が与えられました。どちらか選んでください。

A: 無条件で借金100万円が減る

B:コインを投げ、表が出たら借金が全額免除されるが、裏が出たら借金はそのままである。

この2つの質問で、多くの人は質問①ではAを選択し、質問②ではBを選択します。

実は2つの質問の「期待値」はともに100万円です。

それにも関わらず多くの人は目の前に利益が転がっていると、利益が手に入らないことを恐れてリスクを回避しようとし、損失が目の前にあると損失そのものを回避しようとします。

つまり、人は得をすることよりも、損をすることのほうに敏感に反応してしまうのです。

これをFXに置き換えると「損失を可能な限り先延ばしにして、利益を可能な限り速く確定する」という行動になります。

自分のトレードルールや損切りポイントがあるのにも関わらず、コツコツ確定してきた利益を先延ばしにして膨らんだ損失によって吹き飛ばしてしまう「コツコツドカン」がその典型的な例でしょう。

このようにプロスペクト理論は、人はお金が絡む意思決定の際には合理的な判断ができないということを示すものでもあります。

したがって、このプロスペクト理論の罠に陥らないためには、前述した「ルールに従う」「損切りに慣れる」ということを徹底して行う必要があるということです。

そこに余計な判断や感情は要りません。

そうすることによってプロスペクト理論に打ち勝ち、メンタルを自分でコントロールできるようになるのです。

FXでメンタルがやられるのを防ぐトレード日記の書き方

自身のトレードを記録しておくこと、つまりトレード日記を書くことはトレード技術の向上だけでなくメンタルの強化にもつながります。

一般的なトレード日記に必要な項目は以下のようなものです。

  • トレード日時
  • 通貨ペア
  • ロット(取引数量)
  • トレード方向
  • エントリーポイント
  • エントリーの根拠
  • 利確と損切りの位置
  • トレードの反省
  • チャートの写真

トレード毎にこれらの項目を埋めていけば、後からデータとしてトレード技術の向上に役立たせることができます。

これにプラスして、メンタル強化のために自分の「感情」を記入するのがおすすめです。

「エントリーした時」「損切りになってしまった時」「利益を確定した時」、その時々の細かな感情を記入することによって、感情の起伏パターンの癖がわかるようになります。

パターンがわかればコントロールもしやすくなり、よっぽどのことがない限りメンタルをやられることはありません。

このように書き方次第でトレード日記はメンタル強化に役立つアイテムになります。

なお、詳しいトレード日記の書き方についてはこちらの記事でも解説しておりますので参考にしてみてください。

WikiFX Japan
【海外FX】トレード日記の書き方をプロが伝授|FX上達への近道 「海外FXでトレード日記を付けたいけど、やり方がわからない!」という方のために、FXのプロがトレード日記の付け方をわかりやすく解説していきます。FX上達のためには、自...

FXのメンタル管理におすすめの本

世の中にはFX関連の本が多数発行されており、メンタルを題材にしている本も非常に多くあります。

それだけFXにおけるメンタルの果たす役割は大きいということでしょう。

ちなみに、メンタルコントロールにおすすのFX関連の本は以下の5冊です。

いずれもFXだけなく、投資全般について書かれた古典とも言うべき本で、FXトレーダーであれば一度は目を通しておきたい5冊です。

Amazonに飛べるようになってますのでよろしければチェックしてみてください。

中でも特におすすめなのは「デイトレード」です。

デイトレードの心構えを説いた本で、損切りの重要性についてあらためて学ぶことができます。

この5冊の他では、厳密にはFX以外のジャンルの本になるのですが、前述したプロスペクト理論の提唱者であるダニエル・カーネマンの本もおすすめです。

ダニエル・カーネマンはノーベル経済学賞を受賞した心理学者です。

「ファストアンドスロー」「ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る」からはプロスペクト理論のようなFXにも役立つ行動経済学を学ぶことができます。

こちらもチェックしてみてください。

【厳禁】FXでこれをやったらメンタル崩壊の始まり

FXでは損失や含み損がメンタルに大きく影響を及ぼすことは前述したとおりです。

そこでここからは、そうした損失や含み損を拡大させてしまうような、決してやってはいけない行動について見ていきます。

これをやったらメンタル崩壊まっしぐらですので気をつけましょう。

感情にまかせたトレード

FXではいくら損失が出たとしても感情的になってしまってはいけません。

冷静さを失った時にありがちなのが「損失を取り返そう」と感情の赴くままにトレードしてしまうことです。

そのようなリベンジトレードでは、買いでダメなら売りというような根拠のないドテンのエントリーや、ギャンブル性の高いエントリーをしてしまいがち。

しかし、当然ながら勝てるはずもなく、さらに深みにはまりメンタル崩壊を引き起こすのです。

したがって、損失が出たときこそ冷静になり、トレードの量ではなく質にこだわりましょう。

感情にまかせたポジポジ病はメンタルを崩壊させるだけです。

ロット上げる

これもリベンジトレードの一種になりますが、損失を取り返そうとむやみにロットを上げてはいけません。

投資の世界では「2%ルール」というものがあります。これは1回のトレードにおける損失を口座資金の2%までに抑えるというもの。

つまり、もし損切りになった場合の金額から逆算してポジションサイズを決めなくてはいけないということです。

ロットを上げてトレードすることは、それだけ損失のリスクも増すことを意味します。

むやみやたらとロット上げるのは自らメンタルに負荷をかけているようなものです。

メンタルが崩壊する要因になりますので、適切なポジションサイズでトレードを行うようにしましょう。

猪首顧問からのアドバイス

リベンジトレードは元の金額に戻したいという気持ちだけでなく、
「早く戻したい」という気持ちが生じることが多いと思います。

猪首 秀明

トレードと言うのは時間給で稼ぐものではありません。

然るべくタイミングでポジションを持つことによって、収益の可能性が生じるのがトレードです。

そして、その然るべくタイミングと言うのは、のべつ幕なくやってくるものではありません。

「その時を待つ」というのもトレードだと認識してください。

間違っても「昨日の損を今日中に取り返そう」だなんて発想は絶対に持たないように。

リスクリワードを正しく設定して、優位性のあるトレードを繰り返せば、必ず挽回できますから。

ポジション塩漬け

損切りできずに含み損を抱え続ける「塩漬け」をすることは、損失を先送りするというプロスペクト理論に支配されている状態です。

それまでに重ねてきた利益を吹っ飛ばす、コツコツドカンが起きてしまうのも安易にポジションを塩漬けしてしまうから。

たしかに含み損に耐え続ければプラスに転ずることもあります。

しかし多くの場合、強制的に相場から退場させられるほどの損失を被るのが現実です。

問題を先送りしても損失が拡大しメンタルが崩壊に向かうだけ。

何度も言いますが、損切りはしっかりと行うようにしましょう。

聖杯探し

FXにおける聖杯探しとは、必ず勝てる特別な手法を延々と探し続けることです。

もちろん、必ず勝てる手法などというのは存在しません。

そのような聖杯があるとしたら、このインターネット時代ではすぐに拡散されていることでしょう。

トレードというのはある意味ひとつのスキルです。

自ら考え、仮説・検証を繰り返さないことには磨かれるものではありません。

その過程を飛ばして必勝法を探すというのは、思考が停止し何かに依存しようとしている状態です。

そのような状態ではひとつの損切りや含み損ですぐにメンタルが崩壊してもおかしくはありません。

思考停止の依存状態では、メンタルももろいものになってしまうのです。

海外FXの高レバレッジトレード

日本のFX業者では法律によりレバレッジが25倍と定められていますが、国内の金融商品取引業の登録を受けていない海外のFX業者そうではありません。

海外FX業者の中には1,000倍を超えるレバレッジのところも見受けられます。

そのような高レバレッジは、一見魅力的に映りますが諸刃の剣です。

少ない資金で大きなサイズのトレードができるということは、その分損失額も大きくなるということ。

もちろん大きな利益を狙うこともできるでしょう。

しかしFXに損切りはつきものだということを忘れてはいけません。

海外FXの高レバレッジトレードでは、ひとつの損切りでメンタルが崩壊してしまうということが起こり得るのです。

また、SNS等で度々話題になりますが、海外FX業者には出金拒否などのネガティブな噂が常につきまといます。

もし本当にそのようなことがあれば、メンタル崩壊どころではないでしょう。

信頼性という意味でも、メンタルの安定という意味でも日本のFX会社で堅実にトレードすることをおすすめします。

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FXで大負けした時のメンタルダメージ軽減法

FXでは連敗や大損してしまった際にメンタルがやられることが多々あります。

そんな場合のメンタルダメージ軽減法についてまとめてみました。

ロットを下げる

連敗や大負けの後は、いつもよりロットを下げてトレードすることをおすすめします。

ポジションサイズを下げるだけで、メンタルにかかる負荷は大幅に軽減されます。

あるいは一旦デモトレードに戻って練習するというのもいいでしょう。

要するに、資金を失うリスクを抑えればメンタルダメージも軽減されるということです。

トレード日記を見直す

FXで大負けしてメンタルがやられている時というのは、自分ことが見えなくなっている状態です。

無意識のうちに自分の悪い癖が出ている場合がほとんどですので、そんな時はトレード日記を見直してみましょう。

自分の悪い癖や、負けパターンを確認することで、負けトレードを冷静に分析できるようになり、メンタルダメージが軽減されます。

FX仲間をつくる

トレードは孤独との戦いでもあります。

たとえ家族がいたとしても、FXのことは話しづらいものです。ましてや損失に関してならなおさらでしょう。

そうした時に力になってくれるのがFX仲間です。

同じFXをやる者同士、損切りになったトレードや、利益確定に失敗してしまったトレードなど、失敗を共有することによってメンタルのダメージは大幅に軽減されます。

もし身近にFXをやっている人がいなければ、コミュニティに入るのもおすすめです。

SNS等でのつながりだけでも、メンタルダメージは大幅に軽減されます。

トレードの情報発信する

ブログやTwitterなどのSNSで情報発信することもメンタルダメージ軽減にはおすすめの方法です。

どんなに大負けした場合でも、それを発信することによって辛い経験もひとつのネタになり、コンテンツになります。

負けトレードも、受け取る人にとっては格好の学習材料になるということです。

ネガティブな感情を溜め込んでおくより発信することによって気分が晴れるでしょうし、人の役に立てるということで一石二鳥の方法になります。

トレードから一旦離れる

どうしてもメンタルダメージが回復しない場合は、思い切ってトレードから離れてみることをおすすめします。

チャートも一切見てはいけません。もちろんデモトレードもやらないようにしましょう。

完全にFXから離れ、トレードのことを一切考えないようにしてください。

相場の世界では「休むも相場」という格言があるように、無理にトレードしても良い結果は出ません。

休むことが結果として、勝ちにつながっていくのです。

まとめ

ここまで見てきて、FXではメンタルが非常に重要な要素であることがおわかりいただけたかと思います。

FXで勝てるようになるにはまずはメンタルを鍛えましょう。

ただメンタルを鍛える上で難しいのが、デモトレードではなかなかメンタルは鍛えられないということです。

やはり実際のお金が動くリアルトレードでしかメンタルを鍛えることはできません。

こつこつ積み重ねていくしかないということです。

ぜひここでご紹介したメンタルの鍛え方を地道に実践してみてください。

もちろん、メンタル崩壊につながるような行動はしてはいけませんよ。

毎日の積み重ねが強いメンタルを生み、勝てるFXトレーダーを生みます。

勝ち組トレーダー目指して、まずはメンタルを鍛えていきましょう。

猪首顧問のFXコラム:勝ち組になるためには「負け慣れ」を身に付けよ

トレードを続けてると、連敗という場面はときに発生するものです。

猪首 秀明

1年を通せば、3連敗とか、5連敗なんて、何回か遭遇するもの…

確率的には早々起こるものでは無いです。

例えば5連敗が起こる確率というのは…

50%×50%×50%×50%×50%=3.12%

100回トレードやって、3回あるか無いかくらいの小さなもんです。
でも、起こるときは起るんですよね。

ただ、その滅多に来ない5連敗に遭遇したとき、平常心でトレードを続けられるか?
そのためのメンタルコントロールなのです。

これができるようになるためには、理屈で分かってるだけではダメなんです。

とにかくトレード数をこなして、経験数を増やして、負け慣れ(損切り慣れ)をすることが重要です。

猪首 秀明

何の世界でも、練習をたくさんやった人の方が、たくさん経験した人の方が、上手になるのは当たり前ですよね。

例えば、100回トレードをやって、50勝50敗(勝率5割)だったとしても、リスクリワードの設定が間違っていなければ、そんなに大負けしません。
それどころか勝率が50%未満でも、トータルでは勝っているはずです。

あと、金額慣れも必要です。

まだ経験が浅いからとか、練習中だからと言うことで、控えめすぎる金額やデモ取引だと、
ゲーム(お遊び)の延長になってしまい、本当の技術「負け慣れ」が身につきません。

猪首 秀明

お遊びで養った感覚は、お遊び場でしか機能しないのです。

特定の金額を言うのは難しいのですが、やはり真剣になれる金額、例えば「このお金が無くなったら痛いな・・・・」なくらいの金額でやるのが、上達への早道かと思います。
(だからと言って生活に必要な資金を使ってまではダメですよ)

上記を経て、損切り慣れの感覚が身についてきたころには、
トレードの結果に一喜一憂しないメンタルが出来上がっています。

この領域まで来れれば、あなたは既に勝ち組に入っています!

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この記事を書いた人

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