仮想通貨のセミナーや勉強会は怪しい?詐欺の手口を大公開!

一緒にセミナーに行きませんか?

このようにセミナーや勉強会に誘われて、暗号通貨の投資を紹介されることが少なくありません。

WikiFX編集部

待ってください!

その投資話、詐欺かもしれません。

最近、セミナーや勉強会を通してお金を騙し取る怪しいセミナーや詐欺が増加しています。

そんなセミナー詐欺に騙されないよう、手口、見分け方、対策などを紹介します。

この記事からわかること
  • セミナー詐欺や怪しい勉強会の特徴、手口
  • セミナー詐欺や怪しい勉強会に引っかかる人の特徴
  • セミナー詐欺や怪しい勉強会の見分け方、対策、引っかかった時の対処法
目次

仮想通貨のセミナーはなぜ怪しい?

暗号通貨のセミナーや勉強会には真っ当なものもありますが、怪しいものも少なくありません。

そして、怪しいセミナーや勉強会では、投資詐欺、ネズミ講、ネットワークビジネスに勧誘されます。

なぜ、セミナーや勉強会を開くのかというと、人を集めやすく、騙しやすいからです。

詐欺師がセミナーを開く理由
  • セミナーや勉強会なら参加しやすいので、多くの人を集客できる
  • セミナーや勉強会の講師は一種の権威者であるので、信用されやすい
  • 他の参加者が商品やサービスや投資に申し込んだりするのを目の当たりにすることで、参加者が「みんなが申し込んでいるんだから、大丈夫かも」と安心して申し込みやすい

なぜ暗号通貨が多いのかというと、暗号通貨では実際に爆上げして短期間で大金を稼いだ億り人が続出しているので、多くの人が興味を持っているからです。

そのため、…

  • 「暗号通貨のセミナーやります」と言えば、「自分も稼ぎたい」、「乗り遅れたくない」とたくさんの人が集まります。
  • 普通ではあり得ない利回りの高い怪しい話であっても、「暗号通貨ならあり得るかも」と思われ怪しまれにくいです。
  • 参加者の多くは暗号通貨のことをよく知らないので、講師の話を疑うことなく信じます。
  • 暗号通貨は商品やサービスと違い、目に見えないので、騙されたと気づきにくいです。

これらの理由により、暗号通貨はセミナー詐欺や怪しい勉強会で悪用されています。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の特徴

セミナー詐欺にはこんなものが多いです。

  1. ネズミ講、ポンジ・スキーム
  2. ネットワークビジネス
  3. ラグプル
  4. ハイプ案件

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の特徴1:ネズミ講、ポンジ・スキーム

ネズミ講とは会員が新しい会員を勧誘し、新しい会員をどんどん勧誘することで、ねずみのように指数関数的に会員が増えていくビジネスです。

ネズミ講は新しい会員を勧誘すると報酬がもらえます。
そのため、会員は新しい会員を増やすことに躍起になるので、会員がどんどん増えます。

しかし、勧誘した時に支払われる報酬は商品やサービスの販売による利益ではなく、新しい参加者の参加費です。
なので、ネズミ講は詐欺です。

ネズミ講は、一見すると無限に増えていきそうですよね?

しかし、ネズミ講は下位の会員から集めたお金を上位の会員に分配するため、末端の会員は報酬を得られません。
そのため、末端の会員が「儲からない」と言って離れていき、上位の会員へ配当できなくなり、組織が崩壊し、詐欺事件として明るみに出ます。

ポンジ・スキームは架空の投資話で出資者を集め、実際には投資をせず、出資者から集めたお金を参加者に分配して、実際に投資をしているように装う投資詐欺です。

ポンジ・スキームもネズミ講と同様、新しい参加者が増えないと、破綻する仕組みです。

ネズミ講とポンジ・スキームの違いは勧誘の有無と組織構造です。

ネズミ講は新しい会員を勧誘することで報酬として紹介料が手に入るため、自分の下に会員がどんどん付き、組織がピラミッド構造になります。

一方、ポンジ・スキームは自分が新しい参加者を勧誘する必要が無いので、組織がピラミッド構造にはなりません。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の特徴2:ネットワークビジネス

ネットワークビジネスは、NB、マルチビジネス、マルチ商法、MLMなどとも呼ばれています。

ネットワークビジネスとは会員が新しい会員を勧誘し、商品やサービスを流通させるビジネスモデルです。

それってネズミ講でしょ?

と思ったかもしれません。

しかし、ネットワークビジネスはネズミ講と違い、商品やサービスを販売し、その利益から紹介料として報酬を支払っているため、違法ではありません。

それなら、ネットワークビジネスは問題が無いかと言えば、そうではありません。

特に、暗号通貨のネットワークビジネスの場合、稼いでいる人は暗号通貨の値上がりではなく、紹介報酬で稼いでいることが多いからです。
(逆に言うと、暗号通貨では稼げないと言えます。)

また、暗号通貨のネットワークビジネスは実はネズミ講やポンジ・スキームだったというケースが少なくありません。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の特徴3:ラグプル

ラグプルとは、pulling the rug out(絨毯を引き抜く)から来たrug pullのカタカナ読みで、投資した資金の持ち逃げする詐欺です。

ラグプルはいわゆる出口詐欺ですが、特に暗号通貨の分野で使われる言葉です。

DeFi、GameFi、NFTがブームになった2021年からラグプルは急増しています。

ラグプルの代表的な手口は、

  • ICOやIDOで調達した資金を持ち逃げする
  • スマートコントラクトに詐欺的な機能を組み込む(購入しても売却できないなど)
  • 価格操作して売り抜ける

など多岐に渡り、手口が年々複雑になっています。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の特徴4:ハイプ案件

ハイプ案件とは、High Yield Investment Programを略したHYIPという英語をカタカナ読みしたもので、高利回りの投資案件の意味です。

ハイプ案件の中には本物もありますが、ほとんどが詐欺です。

セミナー詐欺で紹介される暗号通貨はほとんどがハイプ案件で、その実態はネズミ講、ポンジ・スキーム、ネットワークビジネスです。

普通ではあり得ない疑ってしまうような高利回りの案件を言葉巧みなプレゼンと参加者の雰囲気で信用させてしまうのがセミナー詐欺の手口です。

番外:詐欺セミナーの料金

詐欺セミナーや勉強会は無料の場合が多いです。

なぜなら、一人でも多くの人を集めて、一人でも多くの人を騙すためです。

無料だったら、「役に立つことを無料で学べればラッキーだし、もしも役に立たなくても損しないから良いや」という風に、軽い気持ちで参加してしまいますよね?

詐欺師はその心理に付け込むのです。

しかし、中には高額の詐欺セミナーもあります。

詐欺セミナーは人をたくさん集めるのが目的なのに、何で高額にするの?

こんな風に思ったかもしれません。

それは、価値があると思わせるためです。

私たちは「値段が高い = 良いもの」と思います。
なので、「高額のセミナー = 他では聞けないスゴイ情報が聞ける良いセミナー」と無意識のうちに思ってしまいます。
そして、高額のセミナーで紹介されたものは良いものと錯覚してしまいます。

また、高額のセミナーに参加する人はお金に余裕がある人が多いです。
お金に余裕がある人は簡単にお金を出してしまうため、騙されやすいのです。

信用させる目的とお金を持っている人にターゲットにするため、あえて高額でセミナーを開催するのです。

仮想通貨のセミナー詐欺の怪しい手口

セミナー詐欺の手口は基本的に以下の流れです。

ステップ1:勧誘
ステップ2:セミナーや勉強会
ステップ3:クロージング

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

仮想通貨のセミナー詐欺の怪しい手口ステップ1:勧誘

セミナー詐欺や怪しい勉強会は主に2つのパターンで勧誘されます。

  1. 広告
  2. 紹介

広告

詐欺セミナーは普通のセミナーと同じように、オンライン広告で宣伝されています。

また、SNSでインフルエンサーが紹介している場合もあります。

紹介

友人や知人などから「セミナー(または勉強会)に一緒に行かない?」と直接紹介されるケースがあります。

また最近では、SNSやマッチングアプリで仲良くなった人から「セミナーに一緒に行きませんか?」と誘われるパターンが増えています。

例えば、「〇〇さん(あなたのこと)って、暗号通貨に興味あるって言ってましたよね?実は私も暗号通貨の勉強していて、今度セミナーに行こうと思っているんですが、一緒に行きませんか?」など、目的を隠して自然な感じに誘ってきます。

そして、まさかセミナーで詐欺に遭うとは夢にも思わないので、疑うことなくOKしてしまいます。

仮想通貨のセミナー詐欺の怪しい手口ステップ2:セミナーや勉強会

セミナーや勉強会に参加すると、暗号通貨投資に勧誘されます。
(ほとんどの場合、詐欺かネットワークビジネスです。)

講師が「絶対に儲かる」、「絶対に上がる」など、利益を約束するようなことを言う場合、詐欺の可能性があります。

ビットコインやイーサリアムなどの暗号通貨のチャートを見てみればわかりますが、上がったり下がったりの繰り返しなので、タイミングを誤れば損をしますし、これまでずっと上がり続けた暗号通貨は1つもありません。

なので、「絶対に儲かる」や「絶対に上がる」などの言葉が出たら、詐欺を警戒しましょう。

また、「今度上場されるトークンで、上場されれば絶対に値上がる」など、未公開の暗号通貨への投資を紹介することもあります。

それらの暗号通貨は上場されず、ラグプル(資金を持ち逃げ)されるケースが少なくありません。

仮想通貨のセミナー詐欺の怪しい手口ステップ3:クロージング

クロージングには、その場で申し込ませるパターンと後日クロージングするパターンの2種類があります。

その場で申し込ませるパターン

セミナーや勉強会の終盤や最後に売り込みをします。

セミナー詐欺の講師は「絶対に上がる」、「今参加しないとチャンスを逃す」など言葉巧みに暗号通貨の魅力を伝えるので、売り込まれる時点で、「今すぐ投資したい!」という心理になってしまいます。

そんな心理状態の時に売り込まれれば、まるで洗脳されたかのように、抵抗することなく、言われるがまま申し込んでしまうのも無理がありません。

また、セミナーや勉強会にはサクラが紛れています。

「この暗号通貨のセミナー、なんか怪しいな」と不信に思ったとしても、何人もの人が申し込んでいるのを見れば、「みんなが申し込んでるから、大丈夫なのかもしれない」とみんなにつられて申し込んでしまいます。

それを演出するためのサクラです。

なぜ、わざわざサクラを用意してまで演出するのかというと、社会的証明という心理学の法則を利用するからです。

社会的証明とは?

社会的証明とは、周囲の人の判断に合わせて自分も周りと同じ判断をするという集団心理です。

例えば、電車を降りた時にみんなが右に向かって進んでいるから、自分も右に進むなどです。

電車を降りるなど自分の意見を持っていない時はもちろん、自分の意見を持っている時にも社会的証明は働きます。

例えば、会議で自分は反対だけど、みんなが賛成だったから、自分も賛成したなどです。

社会的証明は特に空気を読む日本人に効果があると言われています。

また、セミナーや勉強会にはサクラの他、すでに投資をしている人も多く参加しています。

当然、彼らは自分が儲かると信じているので、良いことばかり言います。
また、中には実際に稼いでいる人もいます。
(ネズミ講やネットワークビジネスでたくさん勧誘した人)

ここでも社会的証明が働き、「みんなが良いというから良いに違いない」、「実際に稼いでいる人があんなにいるんだから、稼げるに違いない」などと思ってしまい、申し込もうと考えてしまいます。

このように、セミナーや勉強会でのクロージングは社会的証明が働くため、非常に危険と言えます。

後日クロージングするパターン

セミナー詐欺の中には、セミナーや勉強会ではなく、終わってから別の日にクロージングする場合があります。

これはネットワークビジネスに多いです。

セミナーや勉強会でクロージングしない理由は主に2つあります。

  1. セミナーや勉強会で興味付けし、「もっと詳しい話を聞きたい」と思わせるため
  2. クロージングの時に勧誘のプロが同行して勧誘するため

この2つが合わさることで、相乗効果が生まれ、勧誘の成功率が劇的に高まるのです。

セミナーや勉強会で興味を持たせ、そこで敢えて勧誘しないことで、お預け状態になります。
すると、興味が勝手に高まるので、後日クロージングする時に、成功しやすくなります。

そして、セミナー後に成功している人を紹介されることがよくあります。
成功している人と実際に話すことで、「自分も稼げるようになりたい」、「自分のこの人にように稼げるようになれるかも」と期待を抱いてしまします。

この成功している人は勧誘のプロです。
セミナー後に勧誘のプロを紹介する理由は2つあります。

  1. 後日、勧誘のプロがクロージングすることで申込の確率を上げる
  2. クロージングの時に勧誘のプロを自然な形で同行させやすくなる。

興味付けされてモチベーションが上がった状態でプロに勧誘されれば、簡単に申し込んでしまいます。

また、たとえクロージングの時に我に返って「なんか怪しいぞ?」と思って反論しても、勧誘のプロによる磨き抜かれた反論処理テクニックで、全てに反論され、無理やり説得させられます。

その場で申し込ませるパターンでも、後日クロージングするパターンでも、申し込むよう周到に計算されているので、断るのは容易ではありません。

セミナー詐欺に騙されないよう、詐欺師の手口を知りましょう。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会に騙されやすい人の4つの特徴

騙されやすい人には以下の4つの特徴があります。

  1. 余裕がない
  2. お金に余裕がある
  3. 断れない
  4. 騙されないと思っている

もしもどれか1つ以上の特徴に当てはまったら、要注意です。
(当てはまらなくても騙されるリスクは十分にあるので、注意しましょう。)

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会に騙されやすい人の特徴1:余裕がない

経済的に余裕がない人、精神的に余裕がない人は騙されやすいです。

経済的に余裕がない人は、「短期間で大金を稼げる」と言われれば、すぐにでもお金が欲しいため、すぐに飛びついてしまいます。

精神的に余裕がない人は、悩みや不安につけこまれてしまいます。
しかも、人の悩みや不安の大半はお金に関連することなので、投資に参加することで悩みや不安から解放されると信じてしまい、飛びついてしまいます。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会に騙されやすい人の特徴2:お金に余裕がある

お金に余裕がない人は騙されやすいですが、逆にお金に余裕がある人も騙されやすいです。

なぜなら、詐欺セミナーの案件はハイプ案件なので、高利回りで魅力的です。
そして、出せるお金があるから、「利回りが魅力だから投資してみるか」と深く考えず念入りに調べることなく参加してしまうのです。

特に高額セミナーに参加する場合は、お金がある人から大金を騙し取るために周到に仕組まれているので、要注意です。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会に騙されやすい人の特徴3:断れない

セミナー詐欺や怪しい勉強会は、プレゼン、セールストーク、反論処理など、完全武装であなたに襲い掛かります。

そして、「No」と言えない状況に追い込み、最後には申し込まざるを得ない状況に追い込みます。

中途半端に断ると、反論処理で逆に追い詰められます。

そこで、しっかりと断るために、断り文句を用意してこちらも完全武装しましょう。

セミナー詐欺に騙されやすい人の特徴4:騙されないと思っている

絶対騙されないと思ってたのに…

セミナー詐欺に限らず、詐欺全般に騙された人は口を揃えてこう言います。

なぜ、「自分は騙されない」と思っている人ほど騙されるのでしょうか?

それは、過信によって警戒心が鈍っているからです。
詐欺師はそこにつけこみます。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の見分け方

セミナー詐欺や怪しい勉強会には特徴があります。

その特徴を踏まえ、見分け方を紹介します。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の見分け方1:運営会社・講師が怪しい

セミナー運営会社・講師の実績や経歴がない、または内容が少ない場合、セミナー詐欺の可能性が高いです。

また、たとえ運営会社や講師の実績が紹介されていたとしても鵜呑みにせず、GoogleやSNSで口コミや評判を調べましょう。

口コミや評判だけでなく、運営会社のホームページもチェックして、サイトの作りや創業年数や住所を確認しましょう。

サイトがしっかり作り込まれていない、創業年数が浅い場合は詐欺の可能性があります。
セミナー詐欺の運営会社は詐欺を働いた後に会社を潰しては新しい会社を作るというのを繰り返すため、似たようなデザインのサイトを使い回したり、創業年数が浅いという特徴があります。

住所が海外の場合、騙された時に警察も対応できないため、泣き寝入りすることになる可能性が高いので、注意しましょう。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の見分け方2:SNSで勧誘してくる

セミナー詐欺や怪しい勉強会の多くはSNSのDMで直接勧誘してきます。

知名度や実績があるセミナーならハウスリスト(セミナー会社や講師が保有する既存顧客や見込み客のリスト)に告知するだけで参加者が集まるので、わざわざSNSで見知らぬ不特定多数を直接勧誘する必要はありません。

逆に言うと、DMで直接勧誘するセミナーは怪しいと言えます。

また、DMで直接勧誘してくるパターンとは少し違いますが、SNSやマッチングアプリで仲良くなった人から誘われるセミナーや勉強会も詐欺かネットワークビジネスの可能性が大です。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の見分け方3:「絶対稼げる」を強調する

セミナーや勉強会で、講師が「絶対に稼げる」、「必ず儲かる」などの言葉を使ったら、要注意です。

これは詐欺師の常套セールストークです。

「絶対に稼げる」、「必ず儲かる」の他、これらの言葉が出たら要注意です。

注意すべき言葉

講師の口から以下の言葉が出てきたら、詐欺やネットワークビジネスの可能性が高いです。

  • 絶対、必ず
  • 元本保証、ノーリスク
  • 紹介、勧誘
  • 紹介料、紹介報酬
  • 不労所得
  • 高利回り、ハイリターン

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の見分け方4:調べる

もしも参加したセミナーや勉強会で暗号通貨やマイニングなどを紹介されたら、

WikiFX編集部

絶対にその場で申し込まないでください!

なぜなら、詐欺案件やネットワークビジネスの可能性が高いからです。

でも、

もしかしたら本当に稼げるかもしれない

なんて思うかもしれません。

申し込む前に必ず、インターネットやSNSでその暗号通貨や案件の評判や口コミを調べましょう。

暗号通貨の情報を調べるのに、WikiBitを使うのも有効です。

wikiBitとは?

WikiBitとは世界中の暗号通貨取引所、プロジェクト、トークンの安全性、信頼性を評価する第三者機関です。
5,000社以上の取引所、8,000以上のトークンを網羅しています。

また、評価の他、取引所を利用して被害に遭った人たちの生の声、調査員の取引所への突撃調査など、リアルな情報を知ることができます。

WikiBit:https://www.wikibit.com/ja/

WikiBitのスコアが高ければ、詐欺ではない可能性が高いので、投資を検討しても良いかもしれません。

WikiBitのスコアが低い、または載っていない場合、詐欺の可能性があるので、投資するのはやめましょう。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の対策

一番の対策は怪しいセミナーや勉強会に近づかないことです。

SNSのDMで直接セミナーに勧誘されたら無視しましょう。
SNSやマッチングアプリで出会った人にセミナーや勉強会に誘われたら断りましょう。
セミナー運営会社や講師の実績や経歴を見て、怪しかったら申し込むのをやめましょう。

もしも事前に見分けられず、怪しいセミナーや勉強会に参加してしまった場合、2つの対策があります。

  • その場で申し込まない
  • 断る

この2つを徹底すれば、セミナー詐欺に騙される心配はありません。

しかし、そうは問屋が卸さないのが詐欺師やネットワークビジネスなのです。

なぜなら、雰囲気が異常で、冷静でいられないからです。

雰囲気が異常な理由は、参加者の多くがサクラやネットワークビジネスの会員だからです。
(一種のアウェイです。)

なので、参加者の中には「宗教みたい」という感想を漏らす人もいます。

異常な雰囲気で冷静さを失った状態で、社会的証明の影響を受けるので、まるで洗脳されたかのように申し込んでしまいます。

なので、冷静さを失わず、周りに流されないよう、「セミナーや勉強会に参加しても絶対その場で申し込まない」と意識しましょう。

意識するだけで、会場の雰囲気、社会的証明、同調圧力に対する抵抗力が生まれます。

WikiFX編集部

しかし、それだけでは足りません!

その場で申し込まないとしても、セミナーや勉強会終了後や後日、あなたを必死で勧誘するからです。

そこで、確実に断るため、断りトークを準備しておきましょう。

以下、おすすめの断りトークです。

セミナー詐欺の断りトーク
  • 「後で自分で調べてから決めます」
  • 「暗号通貨(または紹介された商品やサービスなど)に興味がありません」
  • 「会社で副業が禁止されています」
  • 「大事なことなので家族(妻や夫や親)に相談します」
  • 「これから予定があるので帰ります」

なお、これらの断りトークをしても、相手は切り返し、しつこく勧誘してきます。

なぜなら、彼らは断られてからが勝負と思っています。
そして、彼らはあらゆる断りトークに対する反論処理を持っているからです。

なので、1回断ったら、次はその場から離れることだけを考えましょう。

その場から離れるのにオススメなのが、「これから予定があるので帰ります」です。

予定が無くても「予定がある」と嘘をついて逃げるのも良いですし、実際に次の予定を入れておくのも良いでしょう。

そして、何とかその場から逃げられたら、後日、LINEなどで一言、「考えてみましたが、申し込みません」と断って、ブロックしましょう。

その場で申し込まない、断りトークを準備する。
騙されないため、この2つを徹底しましょう!

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の対処法

セミナー詐欺に騙されたー

こんな時の対処方法を紹介します。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の対処法1:クーリング・オフ

ネットワークビジネスの場合、クーリング・オフできます。

クーリング・オフとは、商品やサービスの購入契約や申し込みをした後、一定の期間内であれば条件を問わず契約を解除したりできる制度です。

クーリング・オフの期間は通常8日間ですが、ネットワークビジネスの場合はクーリング・オフについて書かれた書面を交付された日か商品を受け取った日のいずれか遅い日から20日以内となります。

ただし、クーリング・オフをするには、以下の条件を全て満たす必要があります。

  1. 入会後1年を経過していないこと
  2. 引渡しを受けてから90日を経過してない商品であること
  3. 商品を再販売していないこと
  4. 商品を使用又は消費していないこと(商品の販売を行った者がその商品を使用又は消費させた場合を除く)
  5. 自らの責任で商品を滅失又はき損していないこと
出典:特定商取引法ガイド – 消費者庁

なお、クーリング・オフが適用されるのは国内の業者のみで、海外の業者には適用されないので、ご注意ください。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の対処法2:国民生活センター

クーリング・オフに応じてもらえない、クーリング・オフ期間を過ぎた後に騙されたと気づいた場合、国民生活センターに相談することができる。

国民生活センター:https://www.kokusen.go.jp/

また、騙されたのが海外の業者であっても国民生活センターに相談してみましょう。
国民生活センターには海外の業者に騙された多くの人たちからも相談が寄せられているため、何らかのアドバイスを受けられるかもしれません。

仮想通貨のセミナー詐欺や怪しい勉強会の対処法3:警察や弁護士

騙されたことに気づいたら、警察に相談しましょう。

警察に相談したからと言って、すぐに犯人が逮捕されたり、返金されたりすることはないかもしれませんが、これ以上被害者を増やさないためにも相談してください。

どうしても、

お金を取り戻したい!

という場合、弁護士に相談しましょう。

弁護士に相談する場合、騙された分野に強い弁護士に相談しましょう。
例えば、ネットワークビジネスで騙されたらネットワークビジネスやネズミ講の実績がある弁護士、暗号通貨投資に騙されたら暗号通貨投資詐欺の実績がある弁護士に相談しましょう。

まとめ

暗号通貨のセミナーや勉強会を語った詐欺が横行しています。

セミナー詐欺に騙されないよう、詐欺師の手口を理解し、運営会社や講師の実績をチェックし、怪しいセミナーや勉強会に参加しないようにしましょう。

また、セミナーや勉強会で講師から、「絶対稼げる!」、「紹介料が入る」、「不労所得」などの言葉が出たら、詐欺の可能性が高いので要注意です。

万が一、詐欺セミナーや怪しい勉強会に参加してしまっても、絶対にその場で申し込まないでください。
また、ちゃんと断れるように、断り文句も準備しておきましょう。

詐欺師に騙されないよう、セミナーや勉強会に参加する前に自分でちゃんと調べましょう

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この記事を書いた人

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