今回はFXをやっている人なら一度はSNSで目にしたことがある「波乗りジョニー」について紹介していきます。
波乗りジョニーは、SNSでの発信活動やオンラインサロンを運営しているので、ほかのFXインフルエンサーと比べても露出が多いです。
またFXのトレード技術に限らず、メンタル面をフォローするようなツイートだったり、私生活が垣間見えるYouTube動画は人間性に惹かれる部分もあります。
- 波乗りジョニーとは何者なのか
- 波乗りジョニーの波動論とは
- 波乗りジョニーの発信内容は有効的か
上記がこの記事でわかる概要になりますが、「波乗り波動論」などの内容については本文からご覧ください。
目次から気になるところへジャンプできますので、ぜひ最後まで見てください。
波乗りジョニーとは?FXトレーダーの経歴と実績
名前からしてかなり怪しいですが、FXの実績や経歴含めてどのような人物なのでしょうか。
波乗りジョニーについてはじめに詳しく見ていきましょう。
FXインフルエンサーは変わった名前の人が多いですね。
波乗りジョニーのプロフィール
波乗りジョニーとは、FXサロン「ZIMON FAMILY」「波乗り道場」などを運営するプロFXトレーダーです。
1988年生まれの静岡県出身で、スペイン、イギリス、ドイツの血を引くクォーター。見た目は日本人ではなく、完全に外国人です。
2013年に単身渡米し、金融の聖地と言われるNYのウォール街にてトレード修行を積んだそうです。その後、独自の投資会社を立ち上げて運用を行い、FXや仮想通貨で莫大な利益を上げることに成功しました。
現在はドバイに在住し、自身のトレード手法を教えるサロンやスクールを運営しています。
波乗りジョニーのFX成績と評判
SNS場などでリアルトレードを公開するFXインフルエンサーの中では、比較的トレード履歴を公開している人物です。
トレードを公開している人は信用できますよね!
波乗りジョニーが一躍有名になったのが、FXで10万円をどこまで増やせるかという「10万円チャレンジ」企画です。
彼はTwitterで自身の収支を公開しながら、わずか8日で10万円を100万円以上に増やすという驚異的な結果を出しました。その後もチャレンジを続けて、最終的には10日で14倍にすることに成功しています。
その他にもFXで5,000万円を1年半で3億円にし、仮想通貨トレードにおいては2ヶ月で1,000万円から2億円にまで増やすことにも成功するなど、すばらしい実績があるそうです。
Twitter(X)の発信内容について
Twitter(X)やYouTubeでの発信内容を見ていると、波乗りジョニーの人間性に惹かれる部分が見えてきます。
FXの具体的なトレード内容は少ないものの、FXの本質や社会情勢について魅力的なコメントを残しています。
波乗りジョニーが運用している日常アカウント(フォロワー数4.4万人)もあれば、波乗り道場公式アカウント(フォロワー数1万人)も存在しています。
フォロワー数を見ると波乗りジョニーさんにファンが付いていることがわかりますね!
日常アカウントと名前を付けている通り、FXの話題はほとんど出てきません。体感的には9:1くらいで日々の生活について発言しています。
しかし波乗りジョニーは基本的にはドバイに滞在しており、「ドバイの日常」だったり「旅行」も多く行ったりしているので、まったく退屈なアカウントではありません。
波乗り道場公式アカウントの方では、波乗り道場の講師が運用しており、道場生とのコミュニケーションや告知などがメインの発信内容です。
YouTubeでの発信内容
YouTubeでも波乗りジョニー個人チャンネル(登録者約3.6万人)は日常についてや対談動画がメインになっており、FXの知識やトレードを学習できるような内容にはなっていません。
波乗り波動論の本質になるのかもしれませんが、メンタル面の強化動画のようなジャンルの動画を多く発信しています。
瞑想や健康についての動画も多く存在しているので、FXをトレードするうえでメンタル面での弱点がある方は、参考にしてみるのも良いかもしれません。
FXに興味がないファンの方も多そうですね。
波乗り道場チャンネル(登録者約5万人)では「チャレンジ企画」や「サロン生へのインタビュー」「FXノウハウ」など幅広くFXについて発信しています。
YouTubeのチャンネル登録者は波乗り道場チャンネルのほうが多いですね。
波乗りジョニーの手法は?波動論とは?
波乗りジョニーのFX手法は、上がったところで売り(ショート)、下がったところで買う(ロング)という基本的な考え方は逆張り手法です。
波乗りジョニーのYouTube動画で「FXトレーダーに絶対に必要な6つのマインドセット」という動画がありますが、その動画内で「僕の手法は一貫して逆張り」と言い切っています。なぜ逆張りなのかというと、順張りでは希望的観測で考えてしまったり、リスクに盲目になったりするからだそうです。
順張りの多数派に紛れてしまうと、自分の判断を他人に委ねてしまうようになります。「価格が上がっているから自分も買いで入ろう」という順張り思考では、投資では勝てません。トレンドをしっかり理解したうえで、大衆とは違う考え方をすることが、FXで勝つための考え方と波乗りジョニーは述べています。
行動経済学では「バンドワゴン効果」とも言いますね!
波乗り波動論は相場の値動きを周期的な波として捉え、その波の形や長さ・高さなどを分析することで、相場の方向性や転換点を予測する理論です。
波乗りジョニーが提唱した独自の手法であり、FXオンラインスクール「波乗り道場」で教えられています。
波動論の基本的な考え方
波動論と聞くと「エリオット波動」や「N波動」と思われる方もいるかと思いますが、波乗りジョニーが提唱する「波乗り波動論」は少し違うようです。
単純にラインを意識したエントリーや次の値動きを過去チャートから予測することではなく、自然界の物理法則に従うようなイメージになります。
波乗り道場のサイトでは、下記が記載してあります。
波乗り波動論とは宇宙や自然、人体など全てに当てあはまる法則を相場に用いた手法です。
あらゆるトレード手法がある中で最も根源的且つ本質的な分析が出来る手法です。また、FXトレードに限らずグラフ化出来る全ての事象にこの分析が当てはまり、利用することが出来るのも1つの魅力です。
具体的なエントリーポイントや手法も存在しているかと思いますが、実際に入会してみないと見えてきません。
FX以外にも当てはまる法則なんてすごいですね!
FXの手法で有名な「エリオット波動」や「N波動」に関して詳しく知りたい方は、下記リンクより見れます。
波乗り波動論の分析方法
波動論の基本的な考え方は、相場は一定の法則に従って上昇と下降を繰り返すというものです。
この上昇と下降の一連の動きを「波」と呼びます。波には、大きく分けて「主要波」と「補正波」があります。主要波とは、相場の主な方向に沿って進む波で、補正波とは、主要波に対して逆方向に進む波です。
例えば
相場が全体的に上昇傾向にある場合、上昇する波が主要波で、下降する波が補正波になります。
逆に、相場が全体的に下降傾向にある場合は、下降する波が主要波で、上昇する波が補正波になります。
また波乗りジョニーは「次元」という概念を持っています。
波の規模や時間枠を表すもので、大きい次元から小さい次元へと細分化されていきます。
例えば、「月足」のチャートで見る大きな規模の波を「長期的な次元」と呼び、「日足」や「時間足」のチャートで見る中間的な規模の波を「中期的な次元」と呼び、「分足」や「秒足」のチャートで見る小さな規模の波を「短期的な次元」と呼んでいます。
そして、これらの次元は互いに関連しており、「長期的な次元」の中に「中期的な次元」があり、「中期的な次元」の中に「短期的な次元」があるというように階層化されています。
このように、相場は様々な規模や時間枠で多重的に波動していると考えています。
波乗り波動論で使用する指標について
波乗り波動論で使用する指標は、主に以下の2つです。
- フィボナッチ・リトレースメント
- 指数平滑移動平均線(EMA25)
フィボナッチ・リトレースメントとは
相場の主要波の始点と終点を結んだ線に対して、フィボナッチ数列に基づいた比率で水平線を引いたもので、相場の補正波の反転ポイントを表します。フィボナッチ数列とは、0と1から始まり、前の2つの数を足して次の数を作る数列で、0,1,1,2,3,5,8,13,21,…というように続きます。この数列において、隣り合う2つの数の比率は、数が大きくなるにつれて0.618や1.618という値に近づいていきます。
これらの値は「黄金比」と呼ばれ、自然界や芸術作品などにも見られる美しさや調和を表すものとされていますね!
フィボナッチ・リトレースメントでは、相場の主要波の始点と終点を結んだ線に対して、0.236,0.382,0.5,0.618,0.786などの比率で水平線を引きます。これらの水平線は、相場の補正波が反転する可能性が高いポイントとして機能することがあります。
指数平滑移動平均線(EMA25)とは
通常の移動平均線(SMA)に比べて、直近の値動きに敏感に反応する指標です。EMA25は25日間(または25本)の値動きを指数平滑化したもので、相場の方向や勢いを表します。
EMA25はトレンドラインとして使われることが多く、そのラインが抵抗線や支持線として機能することがあります。EMA25が上昇している場合は上昇トレンド、下降している場合は下降トレンドと判断できます。
波乗り波動論では、これらの指標を使ってチャートが反発するトレンド転換のタイミングを分析します。
波乗り波動論のメリットと注意点
波乗り波動論のメリットは、相場の方向性や転換点を客観的に分析できることです。
波乗り波動論では、相場は一定の法則に従って波動するという前提に立っています。そのため、感情や主観に左右されずに、チャート上で波動パターンを見つけることができます。
様々な規模や時間枠で相場が波動していると考えているため、必然的に「マルチタイムフレーム分析」を行うことになります。
マルチタイムフレーム分析はFXで勝つために必要な分析ですが、できていない・やっていない人も多くいます。そのため波乗り波動論では半強制的にマルチタイムフレーム分析を行うことになるので、効率的なトレードを行えます。
注意点としては、テクニカル分析に頼る部分が大きくなりますので、ファンダメンタルズ要因である重要指標や政治的リスクなどはしっかりとチェックしなければなりません。
完璧な手法はないので、どんな手法でも弱点を補う必要はありますね。
波乗りジョニーのFXオンラインサロンについて
波乗りジョニーは2つのFXオンラインサロンを運営しています。
- 波乗り道場
- ZIMON FAMILY
上記2つのオンラインサロンを運営しているようですが、何が違うのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
波乗り道場について
波乗り道場はサイトも存在していて、しっかりと運営していることがうかがえます。
しかし入会金や料金は記載されていないので、実際に申し込むタイミングか問い合わせるしか参加料金は不明です。
実際に問い合わせてみた結果以下のような回答が返ってきました。
必要資金
入会金300,000円+1年間継続した場合の月額費90,720円+運用資金300,000円=合計690,720円
シュミレーションですが大体上記の金額くらいは掛かるでしょう。また別にオフラインイベントや勉強会・合宿などもあるようなので、参加する場合はもっとお金が掛かります。
結構高いですね。
口コミによると、FX初心者からでも学ぶことができて、受講生とのコミュニケーションも多いので、切磋琢磨して成長していけるとのことです。
学習コンテンツは、ゲーム感覚で進められるようになっており、レベルアップなど日々成長を感じられる内容みたいです。
またオリジナルツールやアラートも用意されているので、それだけでもトレードをしていくことは可能です。アラートに関しては珍しい取り組みをしています。
Discordにて「このエントリーについてどう思いますか?」などの意見を募って、多数決やコメントでエントリーの良しあしを決めていくことも行っています。
初心者でも上級者の意見を簡単に聞けるので、とても良いですね!
一方で波乗り道場に入れば稼げると思っている人は入会をやめたほうが良いでしょう。
理由としては、「波乗りジョニーとの距離が遠い」「学ぶことが多そう」だからです。
波乗り道場に関してはトレードやテクニカルに関する質問は主に「波乗り道場ライブ」で行っています。質問に対しては基本的に無制限で回答していきますが、投資で継続的に利益を出したいのであれば、ある程度自分で考え・調べる力が大切だと考えています。
「よくある質問」には上記が記載してあり、気軽に質問できる雰囲気ではなさそうです。
波乗り道場に限りませんが、オンラインサロンやコンサルを受けたときに上達していくのは、やる気があって自ら率先して運営に関わっていけるような人だけです。
ZIMON FAMILYとは
波乗りジョニーのTwitter(X)アカウントヘッダー画像にありますが、「ZIMON FAMILY」については情報がありませんでした。
ですが「波乗り道場」に入会しなければ、「ZIMON FAMILY」にも入会できないとの噂です。
優秀な波乗り道場生のみを勧誘しているのでしょうか
【まとめ】
今回はSNSでも一度は目にしたことがあるであろう「波乗りジョニー」について詳しく解説してきました。
オンラインサロン内容やトレード内容については「波乗り道場」に入会してみなければわかりませんが、1つわかったことは、波乗りジョニーには人間的に魅力があると感じました。
SNSのフォロワー数を見ていても、FXのツイートがほとんどないにもかかわらず、多くのフォロワーを獲得しています。ツイート内容を見ていても、常人とは違う視点で物事を見ているような感じがします。
お金を払えば何かを習得できるわけではありませんので、オンラインサロンなどの入会を検討している方は、「自分でもできるけど、この人の考えを知りたい!」くらいの気持ちで入会すると良いです。
インフルエンサーの言葉に騙されることなく、自己責任で行動していきましょう。
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