日銀のマイナス金利解除観測の後退でドル円下落!

12月11日のニューヨーク外国為替市場ではドル円相場が下落し、1ドル146円台を付けました。その背景には、日銀のマイナス金利解除観測の後退があります。

日本銀行の植田総裁は12月7日の12月7日の参議院の財政金融委員会で、今後の金融政策の運営について、「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになると思っている」と発言が、市場では「マイナス金利政策の解除」と受け止められ、マイナス金利観測が強まりました。その結果、日銀が金融緩和政策を縮小し、金利を上げ始めるのではないかという見方が強まり、ドル売りが加速し、一時1ドル141円台まで急騰しました。

しかし、12月11日、日銀関係者が「今月の会合でマイナス金利解除を急ぐ必要はほとんどない」との認識を示したことが報道された。これを受けて、日銀のマイナス金利解除観測が後退し、円が対ドルで1%下落しました。現在は1ドル145円台半ばで推移しています。

なお、今夜、米消費者物価指数(CPI)が発表されます。そのため、CPIが発表されるまでは様子見するトレーダーが多いため、相場は大きく動かないと予想されます。また、明日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表と米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長の定例記者会見があります。今日と明日は相場から目が離せない2日間となります。

免責事項
暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。