RISELINK FXは実際にはFX業者ではなく、架空の海外FXをでっち上げているだけの詐欺業者です。
RISELINK FXに関わった詐欺グループは、2020年10月大阪府警に逮捕されています。
海外FXを謳っておりますが、実際の詐欺メンバーは日本人であり、日本人向けの詐欺を展開しておりました。
日本人はまだまだ投資に馴染みが薄く、少し知識があったとしても、詐欺に引っかかってしまうと正常な判断ができなくなります。
この記事では、FX会社の格付けサービスを提供しているWikiFXが、RISELINK FXの詐欺の手口や防ぎ方について事実ベースで客観的に解説しています。
WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。
全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。
FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。
RISELINK FXの安全性を取得ライセンスや規則、Twitterの口コミなど様々な視点から徹底的に調査しましたので、ぜひ参考にしてください。
RISELLINK FXは架空の海外FXグループ
RISELINK FXは架空の海外FXグループであり、実際に2020年10月に大阪府警に逮捕されていますが、未だに口座開設ができてしまう可能性が高いです。
詐欺に引っかからないように以下の4つの項目からRISELINK FXの手口を紹介していくので参考にしてください。
- 詐欺事件に関わった業者リスト
- 詐欺の手口
- ボーナス・自動売買ツール(EA)・コピートレードに注意
- 詐欺は現在も続けている可能性が高い
詐欺事件に関わった業者リスト
RISELINK FXは、サービス名・運営会社名を様々に変えて、同一の架空サービス・架空会社をでっち上げている可能性が高いです。
以下が、ユーザーの口コミの調査をした結果、RISELINK FXと関わっている可能性が高いサービス・業者の一覧となります。
- Riselink FX
- Rise Link Forex Limited
- RiseLine Forex
- Lightning Forex
- Square Link Financial
- Rhythm
- NEXUS
- UNIVERSE
- Next Stage
- トップワン
- ピースグローバル合同会社
- ファーストペンギン
詐欺の手口
RISELINK FXの詐欺の手口は以下の通りです。
- 仲介会社から電話等で「FX自動売買システムのキャンペーンに当選した」等の連絡が来る
- RISELINK FXに入金すればボーナスが付くと説明される
- 実際に入金を行ってしまう
- LINEのみのサポートを受ける
- 利益を上げるため等と説明され追加資金を要求される
- 架空の取引画面で利益が出ていることを提示される
- 更に追加資金を要求する
- 出金依頼を行うとはぐらかされる
- LINEで連絡が取れなくなる
特に巧妙なのが、実際に儲かっている架空の映像を用意しているという点です。
知識が不十分である場合、引っかかる可能性は高いと言えます。
ボーナス・自動売買ツール(EA)・コピートレードに注意
RISELINK FXの手口として、ボーナスや自動売買ツール(EA)、ミラートレードなどの勧誘を行い、入金を促すといったことを行っています。
RISELINK FXだけではなく、詐欺業者の特徴ともいえるので、注意しましょう。
共通している事としては、自分は何もせず、知識がなくても簡単に稼げるという謳い文句です。
詐欺は現在も続けている可能性が高い
RISELINK FXの口座開設は現在も行える可能性が高いです。
同様の手口を使った電話の勧誘からのサイトへ誘導、入金を促すといったものには注意しましょう。
RISELINK FX自体の名前が変わっている可能性もあり、RISELINK FXだけではなく、詐欺業者のやり口は似たようなものなので、利用しないようにしてください。
WikiFXとしては、国内のライセンスを持つ安全性の高いFX業者をお勧めします。
詐欺を防ぐ対処法について解説
RISELINK FXのような詐欺業者の詐欺を防ぐ手立てはないのでしょうか?
RISELINK FXの手口を引用しつつ、あらゆる詐欺に引っかからないようにする対処法について以下の3つの項目から解説していきます。
- 口コミ調査を行う
- 金融庁の警告では見分けられない
- 大手レビューサイトも不確実
口コミ調査を行う
RISELINK FXの詐欺が認知されたのは、Yahoo!知恵袋・Twiteer・詐欺被害相談サイト・迷惑電話チェックサイトなどの口コミによるところが大きいです。
特に今回のRISELINK FXでは、電話による勧誘による被害が多かったようです。
知らない電話がかかってきた際は、電話番号をネットで調べて詐欺業者でないか確認しましょう。
海外FX業者やサービスを利用する際には、Twitter等の口コミを確認しましょう。
口コミには当てにならないものも多いですが、RISELINK FXのケースのように、具体性が明確になっている口コミに関しては信憑性が高いと言えます。
そもそも口コミがないような業者に関しては、様子見した方が良いでしょう。
金融庁の警告では見分けられない
日本の金融庁は、RISELINK FXに対して警告を行っています。
では、日本の金融庁が警告したから、全ての業者が架空の詐欺業者なのかというとそうではありません。
海外FX業者のほぼ全てが金融庁から警告を受けているので、どの業者が詐欺業者であるか見分けがつかないのです。
大手レビューサイトも不確実
海外FX業者の評判を知ることができる、大手のレビューサイトである「FPA(ForexPeaceArmy.com)」であっても、評価・口コミはありませんでした。
詐欺被害が日本に限定されてしまったので、海外FX風を装ったRISELINK FXの情報を集められなかったのだと思われます。
権威のある情報サイトで情報を取得するのが早いと思われがちですが、やはり口コミを多く集めてじっくり検討することが詐欺被害を防ぐ近道だと言えます。
RISELINK FXが公開していた業者の情報
RISELINK FXが公開していた業者の情報についてのWikiFXで下記2点を調査しました。
1.企業情報と特徴
2.取得ライセンス
通常のFX業者と比べてもかなり異質なことが分かるので、比較しつつ解説していきます。
基本情報1. 企業情報と特徴
RISELINK FXの企業情報や特徴は以下の通りです。
カスタマーサポートメールはありますが、電話番号などの記載はありません。
ライセンスがないという時点で、熟練トレーダーの大半は手を出さない業者です。
海外FX業者を装っておりますが、実際には日本人メンバーが日本人向けの詐欺を行っていたので、単なる投資詐欺グループであり海外FX業者ではありません。
架空の情報とはなりますが、RISELINK FXは以下のような業者の情報を掲げていました。
特徴 | 詳細 |
---|---|
取扱商品 | ・外国為替 ・貴金属 ・エネルギー ・株価指数 ・仮想通貨 |
レバレッジ | 2,000倍 |
取引プラットフォーム | MT4 |
スプレッド | 2pips~ |
最低入金額 | 10ドル |
ロスカット | 30% |
ゼロカット | 不明 |
スキャルピング | 不明 |
両建て | 不明 |
ボーナス | 不明 |
パッと見た限りでは、他の海外FX業者と変わらないくらいの出来となっています。
RISELINK FXの特徴として、下記3つが挙げられます。
- 口座タイプの取引条件やスペックが同じ
- 実際の表記とスペックが異なる
- 利用規約がない
1つ目の特徴は「口座タイプの取引条件やスペックが同じ」点です。
Riselink FXには、スタンダード口座・ゴールド口座・VIP口座・ECN口座の4種類があったようですが、取引条件やスペックは同一だったそうです。
FXを少しでも知っている人ならば、この時点でおかしいと思うはずですが、詐欺に引っかかっている場合、細部まで目がいかない可能性はあります。
2つ目の特徴は「実際の表とスペックが異なる」点です。
実際に作れる口座の名称が違ったり、最大レバレッジが2,000倍ではなく、1,000倍だったりするなど、実際の取引口座と表記にずれがあったようです。
それらしいものを作り上げたが、中身はかなりずさんであったと言えます。
サービス名を頻繁に変えている弊害なのかもしれません。
本当に営業している業者ならば、そのような表記のずれはすぐに直すか言及しているはずです。
3つ目の特徴は「利用規約がない」点です。
利用規約同意のチェックボックスだけはありましたが、肝心の規約が表記されてませんでした。
普段なら気づくようなことかもしれませんが、詐欺に引っかかっているときは、こういったことも見逃しがちです。
勧誘の連絡を受けたら、情報を集めるということが重要になります。
基本情報2. 取得ライセンス
RISELINK FXが取得している金融ライセンスを、WikiFXで調査しました。
金融ライセンスとは、各国の金融監督機関が発行している『金融業の営業許可証』のことです。
取得をするためには、監督機関からの審査や、資金の預託が必要になる場合があるため、FX会社の信頼性を見極める上で重要な指標の一つと言えます。
取得難易度や規制の内容は、ライセンスを発行する国や機関によって異なります。
RISELINK FXは、当然のことですが金融ライセンス未所持です。
裏を返せば、金融ライセンスを所持している業者ならば、一定の信頼はあるともいえます。
特に、国内の金融ライセンスを持って営業している業者に関しては、信頼性はかなり高いと言えるでしょう。
RISELINK FXの詐欺情報についてTwitterや知恵袋で調査
RISELLINK FXの詐欺に関する口コミを調査してみました。
TwitterやYahoo!知恵袋、詐欺被害相談サイトなどから5件ピックアップしてご紹介します。
- 絶対に口座開設してはいけないFX業者の1つ
- RISELLINK FXの手口をツイート
- 出金拒否の手口を解説
- 知恵袋での被害報告
- 詐欺被害相談サイトの口コミ
口コミ1.絶対に口座開設してはいけないFX業者の1つ
2023年1月28日の口コミとなりますが、未だにRISELINK FXの名前が挙がっていることが分かります。
サイトを見ると少しでもFXを知っている人なら騙されないように思えますが、実際の詐欺被害は大きく、社会に大きな影響がありました。
知識があっても詐欺にあう可能性はあるので注意しましょう。
口コミ2.RISELLINK FXの手口をツイート
誰かに紹介されて口座開設というパターンが詐欺に繋がりやすいと警告しています。
Twiteerでもダイレクトメッセージで、投資詐欺の勧誘を行うケースが多いです。
続いての返信ツイートで、多かったのはRISELINK FXだと言及しています。
口コミ3. 出金拒否の手口を解説
詐欺のパターンも複雑化しており、パターンを変えているようです。
RISELINK FXを使っていたグループの詐欺も種類を変化させている可能性もあります。
無名の業者の勧誘には注意しましょう。
口コミ4. 知恵袋での被害報告
実際に詐欺被害に会われた方の投稿ですが、この時点で相談したため、被害を抑えられた可能性が高いです。
RISELINK FXの手口としては、何度も追加資金を要求するというものなので、その前に誰かに相談するということが重要です。
相談する人がいなくても、知恵袋等を利用することで、被害を防ぎましょう。
投資の勧誘を受けた時点で、恐らく相手は早く決断しないとまずい等と言ってくるでしょうが、その場ですぐに決めてしまわず、必ず誰かに相談するようにしましょう。
口コミ5. 詐欺被害相談サイトの口コミ
詐欺被害相談サイトの口コミですが、RISELINK FXを使った詐欺グループの1つである、Next Stageについての被害報告です。
RISELINK FXに関わっている詐欺グループは多く、仮に「RISELINK FX」という名前は出なくても、詐欺である可能性があるので、投資の勧誘の際には注意する必要があります。
WikiFXによる独自調査結果
WikiFXでは、FX業者を数値で判定する『スコア評価』や、ペーパーカンパニーでないかを調査する『現地調査』などを行っています。
またそれらの結果を基に『注意喚起』も行っています。
RISELINK FXの結果は、以下の通りです。
独自調査1. スコア評価
WikiFXでは、下記の5つの指標から10点満点でFX業者を評価しています。
- ライセンス指数:取得ライセンスの信頼性・価値
- 事業指数:企業としての安定性・運営能力など
- リスク指数:倒産時の資産保証の度合い・詐欺業者の可能性の低さなど
- 規制指数:取得ライセンスの規制の強さ
- ソフトウェア指数:取引プラットフォームなどの利用環境
RISELINK FX FXのスコア評価結果は、以下の通り。
WikiFX評価の詳細は「WikiFX RISELINK FX」ページでもご確認頂けます。
指数 | スコア |
---|---|
ライセンス指数 | 0.00 |
事業指数 | 5.98 |
リスク指数 | 0.00 |
規制指数 | 0.00 |
ソフトウェア指数 | 4.00 |
総合点 | 0.30 |
総合スコアが「0.30」なので、FX業者として最低ランクです。
というより、詐欺業者なのでFX業者ですらありません。
海外FXを謳っている詐欺業者というのが、RISELINK FXの実態です。
「ライセンス指数」は「0.00」です。
RISELINK FXにライセンスを付与する国の金融庁は当然存在しません。
「規制指数」も「0.00」です。
RISELINK FXはFX業者ではなく詐欺業者なので、規制指数は関係ありません。
「事業指数」は「5.98」と高く判断されている理由ですが、サイト自体は表面上は作りこんであったので、やや点数が高いのだと思われます。
「リスク指数」は「0.00」です。
最も危険な業者と言えます。
「ソフトウェア指数」は「4.00」と、なっていますが、MT4を使っていると表記されているためです。
点数は全て見せかけのサイトから判断されたものであり、RISELINK FXは実際にはFX業者ではなく、MT4を使った投資詐欺業者なので、事業指数もソフトウェア指数も0.00となります。
独自調査2. 現地調査結果
WikiFXの『現地調査』のコラムでは、現地オフィスへ実際に訪問し、ペーパーカンパニーであるかどうかを調査しています。
2022年3月25日時点でのWikiFXによるRISELINK FXへの現地調査結果は、ありません。
独自調査3. 注意喚起
2023年2月3日時点で、WikiFXからRISELINK FXで下記3点のリスク注意喚起があるとし、「評価が低すぎるので利用しないでください」と警告しています。
- 日本のライセンスが付与されていない
- 金融ライセンスが一切ない
RISELINK FXは詐欺業者なのでライセンス以前の問題なのですが、ライセンス未所持の業者は、運営が監査されていないため、出金拒否などが起こる可能性が高いです。
投資を行う際には金融ライセンスの有無に気を配りましょう。
調査結果:詐欺業者の可能性が極めて高いRISELINK FXは絶対に使ってはいけない
ここまでRISELINK FXの詐欺の手口を調査し、対処法を解説してきました。
結論として、投資の勧誘の電話に関しては、電話番号をネットで調べる等、口コミ調査を行い、誰かに相談するということが重要です。
相談する相手がいない場合は、Yahoo!知恵袋を利用しましょう。
電話の勧誘以外でもSNSを使った投資の勧誘もあるので注意しましょう。
仮に友人であったとしても友人が騙されている可能性もあるので、投資の誘いには慎重になる必要があります。
海外FX業者には、RISELINK FXのような詐欺グループがつきもので、大手の海外FX業者ですら、日本の金融庁から警告を受けているところが殆んどです。
WikiFXでは、資金の安全性やサービスクオリティの高さが証明されている国内FX業者の利用を推奨しています。
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