FXのスパンモデルとは?実践的な使い方&勝てる手法を解説!

勝てるインジケーターを学びたい…

正しい相場分析のスキルを身につけたい…

FXには様々なインジケーターや手法が存在しますが、「勝てる手法」と呼ばれているテクニックも自分に合わなければ意味がありません。

そこで、本記事では知る人ぞ知るインジケーターであるスパンモデルの概要や使い方、実際のトレード手法について解説していきます。

長期的な勝ちに対する有効打が見つからなかった人でも、スパンモデルを使えば勝ちトレーダーになれるかもしれません。

本記事を参考に、スパンモデルを用いてトレーダーとしての実力アップを狙いましょう。

目次

スパンモデルとは

スパンモデルとは、マーフィーの愛称で知られる元為替ディーラーの柾木利彦氏が開発したインジケーターです。

柾木利彦氏のプロフィール

1956年生まれで三和銀行(現UFJ銀行)に入行。ニューヨーク支店や東京支店のドル円チーフリーダーを経験後、アメリカ大手のシティバンクやオランダ銀行などの外国為替部長として活躍。外資系投資銀行最大級のトレーディングチームを率い、日本のトレードシーンを牽引してきた人物の多くのファンを獲得している。

3つの「スパン」と呼ばれるラインから成り立っており、それぞれの位置関係や角度によって相場分析が行われます。

スパンモデルは一目均衡表をベースに編み出されており、トレンドの強弱と方向、反転サインの判断に活用されます。

1つのインジケーターに3つの判断要素が含まれている複雑な形をしている分、サインは明確で定量的な分析ができるのが強みです。

売買サインが抽象的なインジケーターも多いので、その点は魅力的ですね!

柾木氏はスーパーボリンジャーというインジケーターも開発しており、それぞれを組み合わせたチャート分析が推奨されています。

スーパーボリンジャーは、通常のボリンジャーバンドのセンターラインと±1〜3σに加え、遅行スパンが描画されています。

詳しい組み合わせ方や使い方に関しては「」で詳しく解説していきます。

まずは、スーパーボリンジャーと一目均衡表の違いについて見ていきましょう。

一目均衡表やスーパーボリンジャーとの違い

スパンモデルとその原型である一目均衡表では構成要素が異なり、スパンモデルの方がよりシンプルな分析ができるようになっています。

一目均衡表の構成要素・転換線
・基準線
・先行スパン1
・先行スパン2
・遅行スパン
スパンモデルの構成要素・先行スパン1
・先行スパン2
・遅行スパン

スパンモデルには転換線や基準線がなく、2つの先行スパンの描画位置が異なるのがわかりますね。

続けて、スパンモデルと一目均衡表で行われるテクニカル判断は以下の通りです。

分析できる相場環境一目均衡表での判断基準スパンモデルでの判断基準
トレンドの強さ・方向性を判断【三役逆転】
①ローソク足>転換線>基準線>先行スパン1>先行スパン2の順で並ぶと強い上昇トレンド
その逆に並ぶと強い下落トレンド

②【三役好転】
1.転換線>基準線
2.遅行スパン>ローソク足
3.ローソク足>雲
以上3つの条件が揃うと強い上昇トレンド

③【三役逆転】
1.転換線<基準線
2.遅行スパン<ローソク足
3.ローソク足<雲
以上3つの条件が揃うと強い下落トレンド

④雲が赤色なら下落トレンド、青色なら上昇トレンド
①先行スパン1と2の間に形成される雲が厚ければトレンドが強く、薄ければトレンドが弱い

②雲が赤色なら下落トレンド、青色なら上昇トレンド

③遅行スパン>ローソク足であれば上昇トレンド、逆なら下落トレンド
トレンド転換サイン5つのラインと雲がそれぞれ交差するとトレンド転換3つのラインと雲がそれぞれ交差するとトレンド転換
トレンド発生中のサポート・レジスタンス判断5つのラインと雲がサポレジとして機能する3つのラインと雲がサポレジとして機能する

以上の通り、一目均衡表の方が正確な分析ができるかわりに複雑になってしまうため、サインを見逃してしまうケースも多くありました。

それぞれの分析方法は「スパンモデルの使い方」で詳しく解説しているため、参考にしてください。

スパンモデルは分析根拠をシンプルにカスタマイズしたインジケーターで、初心者トレーダーでも扱いやすくなっている点で進化を遂げました。

そのため、時間をかけてより正確な相場分析を行いたい人にとっては一目均衡表も有用な選択肢になります。

改良前だからといって、劣っている分析指標というわけではないんですね。

一目均衡表の開発者である細目悟一(ペンネーム:一目山人)は「一目均衡表は相場哲学を凝縮した不滅の金字塔である」と語っており、分析手法の完成系の1つとして知られています。

そのため、時間をかけてでも正確な分析をしたいか、時間を短縮しながら分析していきたいかでどちらを使うか選択してみるといいですね。

スパンモデルのおすすめパラメーター設定

スパンモデルは、基本的に元の設定値から変更せずに使用するのをおすすめします。

スパンモデルは相場分析の完成系の1つである「一目均衡表」をベースに作られているため、安易に調節してしまうと分析根拠としての信頼性が半減してしまう可能性も。

複雑なテクニカル指標であるほど、パラメーター設定を変える危険性は高くなります。

ただし、スパンモデルは獲得したい値幅やポジション保有時間によって時間軸を使い分ける必要があります。

一般には、相性のいいスーパーボリンジャーで上位足の大局分析を行い、その後スパンモデルで下位足の細かい相場分析、エントリータイミングの予測を行います。

参考までに、以下のような時間足設定で相場分析をするトレーダーが多くいます。

テクニカル指標スキャルピングトレードデイトレードスイングトレード
スーパーボリンジャー
(相場の方向性分析)
1時間足日足週足
スパンモデル
(細かいエントリータイミングの分析)
5分足1時間足日足

スパンモデルはスキャルピングトレードにも活用できますが、時間足が長いほど分析通りにチャートが動くケースが多くなります。

そのため、まずはデイトレードやスイングトレードからチャレンジするのがおすすめです。

スパンモデルの使い方

スパンモデルはトレンドに関する分析能力が優れたインジケーターで、以下のような分析が可能です。

3つのスパンと雲の厚さでトレンド方向を判断

スパンモデルを構成する3つのスパンは、それぞれ単体でトレンドの方向性を示しているのが前提です。

先行スパン1(青)短期的なトレンドの方向や勢いを判断
先行スパン2(赤)長期的なトレンドの方向や勢いを判断
遅行スパン中期的なトレンドの方向や勢いを判断

青色の先行スパン1はチャートに沿った動きをしており、上昇トレンド中に押し目が発生したら同じように下降する動きを見せます。

それに対して、赤色の先行スパン2は多少の上昇では水平を保っており、大きな価格上昇が見られると同じく上昇していくという若干鈍い動きです。

従って、先行スパン1が上昇しても先行スパン2が水平であれば上昇は弱く、2つのスパンが同時に上昇していれば上昇トレンドは強いと判断できます。

短期移動平均線と長期移動平均線の関係性に似ていますね。

また、2つのスパンの間は雲と呼ばれるエリアで、雲の厚さによってトレンドの勢いを判断できます。

先述の通り、先行スパン1(青)は値動きに機敏に反応するためチャートの上昇とともにどんどん上昇していきます。

対して、先行スパン2(赤)は急激な価格上昇が起きてからワンテンポ遅れて上昇し始めるため、大きな値動きが起こると落ち着くまで2つのスパンは離れていき、結果的に雲が厚くなるのがわかるでしょう。

さらに、遅行スパンがチャートより上にあれば上昇トレンド、下にあれば下落トレンドという簡単なトレンド判断も可能なたです。

スパンモデルを1つ表示させれば、複数の視点から一気にトレンド判断ができるんですね。

スパンの計算式

それぞれのスパンの計算式を理解しておけば、スパンモデルが機能する理論を理解しやすくなります。

先行スパン1の計算式①直近ローソク9本分の高値+直近ローソク9本分の高値=A
②直近ローソク26本分の高値+直近ローソク26本分の高値=B
③(A÷B)=先行スパン1
先行スパン2の計算式(直近ローソク52本分の高値+直近ローソク52本分の高値)÷2=先行スパン2
遅行スパンの計算式値動きをそのままローソク足26本前にトレース

先行スパン1は比較的短い期間の中で計算されているためローソク足に追従する習性が強く、先行スパンはローソク足52本と比較的長い期間で計算されているため、中期トレンドを捉えるのに向いています。

移動平均線の原理と全く同じで、計算に使うローソク足が多ければ多いほど大局の値動きを捉える性質が強くなっていきます。

また、遅行スパンは値動きをラインチャートとして描画しているだけで、26本前のローソク足に最新の遅行スパンが位置するように設定されているのが特徴です。

スパンの計算で使われる「9、26、52」という数字はスパンモデルでは「基本数値」と呼ばれており、チャートが波を形成してトレンド転換するまでの時間を表す重要な数値です。

基本数値の設定を変えずに活用しているトレーダーも多いため、まずは初期設定で使いこなせるようにトレーニングをしましょう。

雲のねじれでトレンド転換を判断

雲のねじれが発生するとトレンド転換を示唆するため、雲の厚さや形に関しては常に目を配っておきましょう。

画像の通り、上昇トレンド中に価格と先行スパン1が下落して先行スパン2を突き抜けると、雲の色が緑色(上昇トレンド示唆)から赤色(下降トレンド示唆)に変化します。

この現象は「短期トレンドが転換して中期トレンドの勢いを覆そうとしている」という状態を示し、雲のねじれを直接売買サインとして活用するトレーダーも。

移動平均線でも同じく、短期移動平均線が長期移動平均線を上回るゴールデンクロスが発生すると上昇トレンド開始サイン、下回るとデッドクロスによる下落トレンド開始サインとなります。

そのため、雲のねじれと移動平均線のクロスが同時に発生した際にエントリーなど、2つの根拠を組み合わせたチャート分析も有効ですよ。

ただし、レンジ相場では雲が頻繁にねじれるため、基本的にはトレンド相場でのみ有効な分析方法だと考えてください。

遅行スパンと価格の触れ合いでトレンド転換を判断

遅行スパンはチャートの動きをローソク足26本前の位置にトレースして表示されているため、普段はチャートとは触れ合わないのが特徴です。

ただし、チャートが折り返すと遅行スパンも同時に折り返すため、遅行スパンとチャートが触れ合うことになります。

チャートを見ればわかりますが、小さい押し戻りでは遅行スパンの折り返しも弱く、チャートと触れ合うのは大きな押し戻りが発生したタイミングだけなのでトレンド変換という判断ができるのです。

ただし、遅行スパンと価格が触れ合ってもトレンドが継続するパターンも多いため、ここでスーパーボリンジャーを組み合わせましょう。

スーパーボリンジャーは通常のボリンジャーバンドに遅行スパンを組み合わせたインジケーターのため、センターラインと価格の位置関係によってトレンド転換を判断できます。

画像のように、押し戻りでセンターラインを突き抜けると大きな相場の勢いが反転したというサインになるため、遅行スパンと合わせて2つの根拠でトレンド転換をキャッチしてください。

スパンオートシグナルでトレンド判断を補助

スパンオートシグナルは、スパンモデルでのトレンド判断をさらにわかりやすく示してくれるサインツールです。

チャートが常に青色と赤色の枠で覆われる状態となり、以下のような条件で色が変わります。

赤色から青色への変化条件価格が上昇し、先行スパン2が上向きになる
青色から赤色への変化条件価格が下落し、先行スパン2が下向きになる

例えば、スパンオートシグナルが青色に変化=先行スパン2が上向きになるには、チャートの上昇がある程度進んでいる必要があります。

その段階ではすでに先行スパン1は上向きになっているため、スパンオートシグナルの青色変化は2つのスパンが上向きになっている状況を示しています。

インジケーターの中にはトレンドの発生前のサインを予測するものも多いですが、スパンオートシグナルはトレンドの発生や転換が確定してからサインが表示されます。

そのため、トレンド発生の瞬間は捉えられませんが、トレンドが少し進んで勝率が上がった状態でエントリーできる点はスパンオートシグナルの強みです。

3つのスパンと雲の厚さでトレンド方向を判断」で解説した上昇トレンドと同じ条件を色で示してくれるため、非常に判断しやすいですね。

スパンモデルシグナルで売買サインを判断

スパンモデルシグナルは、2つの先行スパンがクロスした際に売買サインを示すツールです。

先行スパン1が先行スパン2を上抜け買いサイン
先行スパン1が先行スパン2を下抜け売りサイン

先行スパン同士のクロスは移動平均線のゴールデン・デッドクロスと同じく、トレンドの始まりや転換、再開を示します。

スパン同士のクロスは以下2つのタイミングで発生するため、サインが現れるパターンを覚えておくと便利です。

  • レンジ相場をブレイクして大きな値動きが発生したタイミング
  • トレンドに対する大きな推し戻りや転換の動きが発生したタイミング
  • 押し戻りが終了してトレンドが再開したタイミング

押し戻りパターンで売買サインが発生しても大きな値幅は発生しないため、トレンド発生や再開パターンを見極める必要があります。

そこでスーパーボリンジャーを使用し、売買サイン発生時のチャートがセンターラインに対して上下どちらにいるかを見てみましょう。

上昇トレンド中なら、価格がセンターラインよりも上にあればトレンド発生や再開の可能性が高いため、自信を持ってエントリーできるでしょう。

さらに、±3σを超えていたらより強いトレンドが発生しているとわかるため、押し戻りを警戒しながらであればトレンドフォローによって大きな値幅を狙えます。

このように、相性の良い複数のテクニカル指標を組み合わせれば、それぞれを単体で使うよりも分析の精度を圧倒的に上昇させられます。

雲とチャートの触れ合いでサポート・レジスタンスを判断

スパンモデルの雲は、厚さによるトレンド強弱や方向性判断にも使えますが、チャートを跳ね返すサポートやレジスタンスとしても機能するのが特徴です。

画像のように、トレンド中の押し戻りが発生すると、インジケーターなしではトレンド再開地点の予測が立てにくくなります。

しかし、今回はスパンモデルの雲に支えられる形でチャートの上昇が再開し、価格は大きく上昇しています。

このように、雲はトレンドを支える機能を持っており、逆にサポレジとして機能せずにチャートが雲の中に入ってしまうとトレンドが弱まっていると判断できるでしょう。

さらにトレンドと逆方向に価格が推移すると、スパンモデルのクロスによって雲が転換したり遅行スパンとチャートがクロスしたり、調整だけに留まらずトレンド転換のサインも現れる可能性があります。

スパンモデルの3つのスパンや雲を使いこなし、トレンド転換と調整を見分けられるようになりたいですね。

スパンモデルとの併用が推奨されるスーパーボリンジャーとは

スーパーボリンジャーは、スパンモデルと同じく柾木利彦氏がボリンジャーバンドをカスタマイズして開発したインジケーターで、スパンモデルとの併用が推奨されています。

以下の通り、通常のボリンジャーバンドとは様々な違いが見られます。

項目ボリンジャーバンドスーパーボリンジャー
標準偏差±1〜3σのいずれかを表示±1〜3σ全てを表示
遅行スパンなし設定21
センターライン(中心線)期間設定20期間設定21

スパンモデルの遅行スパンは期間26に設定されていますが、スーパーボリンジャーはセンターラインと合わせて期間21に設定されています。

スーパーボリンジャーで行われるトレンド判断は、以下の流れで行われます。

可能な分析分析の方法
上昇トレンドの発生1.小さなレンジ相場が形成されている
2.遅行スパンがチャートを上抜けし、同時にチャートが+1σより上に位置する
3.同じタイミングでバンド幅(標準偏差の幅)が拡大している
下降トレンドの発生1.小さなレンジ相場が形成されている
2.遅行スパンがチャートを下抜けし、同時にチャートが+1σより下に位置する
3.同じタイミングでバンド幅(標準偏差の幅)が拡大している

値動きが±1σに収まっていたり遅行スパンがチャートと何度もクロスしたりするのであれば、トレンドが弱すぎるかレンジ相場にあると判断できるでしょう。

開発者の柾木氏によると「スパンモデルのおすすめパラメーター設定」で説明したように、まずは上位足のトレンド分析をスーパーボリンジャーで行い、その後スパンモデルで下位足のトレンド分析と売買サイン判断を行うといいます。

基本的には2つのインジケーターが同じトレンドを示していれば、上位足レベルの大きなトレンドに追従する形でエントリーできるため、勝率や安定性は大きく上昇するでしょう。

また、スパンモデルの使い方で説明した通り、同じ時間軸で2つのインジケーターを併用すればトレンドの方向性や強弱判断はさらに正確になります。

スパンモデルとスーパーボリンジャーを同時に表示させるとチャートがゴチャゴチャになってしまうので、チャートを2画面に表示させておくのがおすすめです。

スパンモデルのメリットとデメリット

スパンモデルが持つチャート分析能力や使い方について解説してきましたが、メリットやデメリットについても理解しておく必要があります。

【メリット①】一目均衡表よりもシンプルでわかりやすい

スパンモデルは「相場哲学の完成系」ともいわれている一目均衡表をシンプルにしたインジケーターで、正確かつ短時間で分析できるわかりやすさが特徴です。

実際に2つのインジケーターを使ってみると、チャートの見やすさは大きく異なります。

一目均衡表には基準線と転換線が多い分ゴチャゴチャした印象になり、特に初心者は使いにくいでしょう。

「一目均衡表は難しくて使えない」という人でもチャレンジしやすいので、一度試してみてください。

【メリット②】複数の判断基準が含まれており強い根拠になる

スパンモデルはトレンド分析が得意なインジケーターですが、分析に対する根拠が複数あるため信頼性が高いのもメリットです。

例えば、スパンモデルでトレンドの強さを判定する場合は以下の根拠を用いて判断します。

  • 分厚い雲が形成されているか
  • 先行スパン1と2がトレンド方向に向かっているか

ほかにも、直近の遅行スパンが価格と触れ合っていないかなど、トレンド否定のサインが出ていないかも確認します。

通常のインジケーターは判断基準が1つしかないため、よりシンプルですが分析の正確性は若干劣ってしまうでしょう。

さらに、トレンド相場でのエントリー判断にはスパンモデルシグナルやスパンオートシグナルなど、視覚的にわかりやすいサインもあります。

そのため、判断基準が多く混乱してしまう人でもチャートの色によって簡単にエントリー判断が可能です。

このように、複数の判断基準によって正確性を上げつつも売買サインは色表示でわかりやすい、相反しがちな2つの強みを持つのがスパンモデルなのです。

【メリット③】トレンド相場で大きな値幅を取りやすい

画像のように、1時間足などで中期的なトレンド再開を捉えれば、数時間のポジション保有だけで数十pips以上を獲得できる可能性もあります。

さらに、トレンド転換を捉えればトレンド開始から終盤までを狙えるため、スイングトレードで数百pipsを獲得できるでしょう。

比較的高いロットで大きなトレンドを捉えれば、以下の通り非常に大きな金額を稼げます。

エントリーロット数獲得pips想定利益
0.1ロット50pips約5,000円
0.5ロット100pips約50,000円
1ロット80pips約80,000円
5ロット50pips約250,000円

0.1ロットであれば10万円程度の証拠金でエントリーできるため、比較的低リスクでチャレンジできます。

値幅が大きい分ポジション保有時間は長く、場合によっては1週間を超えるポジション保有になるかもしれません。

【デメリット①】短いトレンドやレンジ相場ではダマシが多くなる

スパンモデルをうまく使いこなせていないと、トレンド開始や転換サインによるダマシで損切りになってしまう可能性があります。

例えば、勢いの弱いトレンドが発生している時に先行スパンが上向きになっているからとロングを狙っても、値動きが伸びない可能性が高いでしょう。

また、レンジ相場内で先行スパンが共に上向きになったのを確認してロングエントリーしても、実はまだ値動きがレンジ内だったなんてことも。

そのため、トレンドの勢いを把握するために雲の厚さという判断基準を加えたり、スーパーボリンジャーを併用したりする必要があります。

価格がスーパーボリンジャーの+2σよりも上にあれば値動きが強いと判断できるため、勝率は大きく上がるでしょう。

また、レンジ相場からの大きなトレンドを狙うのであれば、そもそも価格がレンジ内から勢いよく飛び出ているかなど、基本的なチャート分析能力は必須です。

【デメリット②】サインやシグナルを覚えるまで時間がかかる

スパンモデルは一目均衡表よりもシンプルになったとはいえ、相場初心者にとっては複雑なインジケーターです。

チャート分析をしてもサインを見逃して機会損失してしまうなど、特に初心者は手法通りのスペックでトレードできないかもしれません。

そのため、まずは大きな時間足でチャート分析してみましょう。

大きな時間足なら、一度チャンスを見逃しても改めて分析すればエントリーに間に合う可能性があります。

4時間足や日足での分析なら、数時間後の再分析でも十分エントリーできるほど進みが遅いですよ。

また、分析の難易度が高いと感じる人はスパンモデルシグナルやスパンオートシグナルを活用しましょう。

方向性やエントリーポイントを色として表示してくれるため、ひと目見ればチャートの状況がわかります。

ただし、サインが出ていても損切りになってしまうケースもあるので、自分なりの検証で精度を上げていく必要があります。

【デメリット③】スパンモデルに対応しているFX業者が少ない

スパンモデルは非常に便利なテクニカル指標ですが、一部の証券会社ではスパンモデルを表示できません。

以下の証券会社ならスパンモデルを表示可能なので、無料で口座を開設してみてください。

証券業者チャートツール
外為どっとコムG.com
岡三オンラインパソコン用インストール版ツール
DMM FX・DMMFX PLUS
・DMMFX STANDARD
・プレミアチャート
ヒロセ通商・LION FX
・LIONチャート
マネーパートナーズ・クイック発注ボード
・HyperSpeed NEXT
ゴールデンウェイ・ジャパンFXFT MT4
GMO外貨Exチャート
みんなのFXFXトレーダー
マネースクエアWebブラウザツール
JFX・インストール版ツール
・MATRIXチャート

どの証券会社でも、口座開設しないとチャートを開けないため、新規口座開設の予定がない人はTradingViewに無料会員登録してみましょう。

「SpanModel」というインジケーターが搭載されているため、誰でも簡単にスパンモデルでの分析を始められます。

TradigViewなら登録後の広告メールもほとんど来ないので、わずらわしさもないですよ。

スパンモデルと他のインジケーターを組み合わせたトレード手法3選

スパンモデルは単体で使用しても心強いインジケーターですが、他のテクニカル指標と組み合わせるとさらに正確なトレードができます。

以下で各テクニカル指標との組み合わせトレードを紹介していくので、参考にしてください。

ボリンジャーバンドを組み合わせてトレンド開始を捉える手法

まずは、スーパーボリンジャーとスパンモデルを組み合わせた基本的なトレード例を解説します。

  1. スーパーボリンジャーの±2σ以内に収まっているレンジ相場を確認
  2. レンジ相場ブレイクと共に複数のトレンド開始サインが現れたらエントリー
  3. 遅行スパンとチャートがタッチしたら利益確定、スーパーボリンジャーのセンターラインにタッチしたら損切り

まずは、レンジ相場の中でも値動きの勢いが弱い、スーパーボリンジャー±2σの中に価格が収まるチャートを見つけてください。

レンジの幅が広いほど拡散の勢いも強くなるので、値幅の狭いレンジ相場は狙い目です。

レンジブレイクで価格が動き始めたら、2つの先行スパンがクロスしてトレンド方向に雲ができるのを確認してください。

同時に価格がスーパーボリンジャーの±3σにタッチしており、雲や先行スパン2でサポートされていると上昇継続の確率が大きいため、エントリーしてください。

そのままトレンドが進めば、勢いが落ち着いて遅行スパンとチャートが触れ合うタイミングが訪れるため、そこで利益確定します。

逆に、すぐに価格がレンジ内に戻ってしまうとスーパーボリンジャーのセンターラインとチャートがタッチするため、そこで損切りになります。

トレンド発生をうまく捉えれば数十pips以上の利益を狙えるため、必ず使いこなせるようにしたい手法です。

移動平均線と組み合わせたトレンドフォロー手法

移動平均線はトレンド発生や再開を捉えやすいため、スパンモデルとは相性がいいインジケーターの1つとして知られています。

  1. 遅行スパンと価格がタッチするような大きな押し戻りを確認する
  2. トレンド方向への動きが再開したら、スパンモデルのトレンド再開サインと移動平均線のゴールデン・デッドクロスを確認してエントリー
  3. 先行スパンの雲が限りなく薄くなったタイミングで利益確定、チャートがすぐに逆行してサインが否定されたら損切り

まずはスパンモデルと期間5・20の移動平均線を表示させ、トレンド相場での押し戻りを確認しましょう。

遅行スパンと価格のクロスがあるような大きな逆行でも、その後の寝動き次第では十分トレンド再開を狙えます。

そのままトレンドと逆方向に動いていけばスルーですが、トレンドが再開したら先行スパンに注目してください。

スパン同士がトレンド進行方向にクロスして雲を形成すれば、再びトレンドが再開する根拠になります。

さらに、期間20(短期)と5(長短期)の移動平均線もトレンド方向にクロスすれば、トレンド再開の根拠は2つになります。

遅行スパンも再びチャートとクロスし、進行方向に進んでいるのも確認しましょう。

全ての根拠が揃った時点でエントリーし、雲が限りなく薄くなったタイミングで利益確定です。

逆に、すぐに価格が戻って移動平均線が逆向きにクロスするとトレンド転換やレンジ相場突入の可能性があるため、すぐに損切りしましょう。

トレンドの第3波を掴めればかなりの値幅が狙えるため、確実に狙って起きたいですね。

MACDを組み合わせたトレンドフォロー手法

スパンモデルだけでもトレンド転換を捉えられますが、買われすぎや売られすぎを示すMACDを使えばさらに勝率が上がります。

  1. MACDで相場の行き過ぎを確認し、遅行スパンと先行スパンを使ってトレンド転換サインをキャッチする
  2. トレンド転換サイン確認でエントリーする
  3. MACDが再び行き過ぎを示してトレンド転換サインが出たら利益確定確定、スパンモデルのトレンド転換サインが否定されたら損切り

まずはMACDとスパンモデルをチャートに表示させ、トレンド相場を見つけてください。

トレンド終盤に近づくと、MACDが以下のトレンド転換サインを出すケースがあります。

  1. 買われすぎ、売られすぎ領域に突入する
  2. 値動きとMACDが逆行するダイバージェンスが発生する

ダイバージェンスはトレンド転換で必ず現れるわけではありませんが、現れたらトレンド転換の可能性が高いと考えられます。

MACDがトレンド転換を示したら、スパンモデルでも以下のトレンド転換サインを確認しましょう。

  1. 価格が反転し、遅行スパンとチャートが重なる
  2. 2つの先行スパンの向きが変わり、反転方向にクロスして新たな雲を形成する

これらのサインが発生するタイミングは既存のトレンドが否定されて反転を始めてからのため、かなり強い根拠としてエントリーできます。

エントリー後、新しいトレンドが進んでMACDが行き過ぎラインに到達、かつ雲が薄くなると勢いが落ちてきたサインです。

ほかにも、今回は遅行スパンと価格のクロスも発生しているため、さらにトレンド終了の可能性も高いといえます。

逆に、エントリーしてすぐにトレンドが継続してしまったら損切りしましょう。

トレンドが継続するとMACDのダイバージェンスが否定されてスパンモデルも持ち直してしまうため、トレンド転換は望めません。

MACDがダイバージェンスしながらのトレンド継続であれば、まだトレンド転換のチャンスが残っているためホールドするのも手です。

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スパンモデルはトレンドの強弱や方向を確認するのに適しており、正確性も高く使いやすいインジケーターです。

モデルとなった一目均衡表は「相場哲学の完成形」の1つとして知られており、これをメイン手法としてプロトレーダーデビューした人もいるほどです。

ただし、サインが複雑な部分もあり使い方も非常に幅広いため、使いこなせるまでは時間がかかるかもしれません。

そのため、スーパーボリンジャーなど相性のいいインジケーターと組み合わせて、自分なりの手法を構築できるよう検証を行いましょう。

まずは本記事で解説した手法を参考に、低ロットでリスクを抑えながら利益を獲得できるようにするのがおすすめです。

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