海外FXの自動売買ってヤバい?
海外FXが安全かどうか教えてほしい
疑問にお応えし、この記事では、海外FXの自動売買の危険性と闇について解説しています。
FXの自動売買が怪しいとかヤバいと思ってる人は多いと思います。危なそうな広告を一度は見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
FXの自動売買がヤバいという話は半分本当で半分嘘です。FXの自動売買自体は悪くはないのですが、海外FXの自動売買が危ないのです。
この記事では、海外FXの自動売買の危険性について解説していきます。
FXの自動売買とは何か?国内FXと海外FXの違いも解説
FXの自動売買とは、自動的に注文を繰り返してくれるシステムのことです。自動売買自体に特に問題はないのですが、「海外FXの自動売買」という点で問題があります。
FXの自動売買に関する詳細と、海外FXの何が問題なのかについて詳しく解説していきます。
自動売買とは最初に設定を決めて後は放置するFXの注文方法
FXの自動売買は、最初に注文設定を決めて後は放置して自動的に注文通りに取引をしてもらう手法のことです。例えば、デイトレードを行う場合は時間を決めてエントリータイミングを見定めてトレードするわけなので、必ずその時間にパソコンとかスマホの前にいなければなりません。
一方で自動売買は最初の設定さえしてしまえば、後は一切操作する必要がないということです。
そんなことをしても大丈夫だろうかと思うかもしれませんが、FXのテクニカル分析を応用すれば逐一チャートを見なくても取引が可能なことに気付くはずです。
どういうことかというと、チャートのレンジ状態が長年続いていると想像してみてください。レンジが今後も続くならば、高値になったら売って底値になったら買えば100%勝つことが可能ですよね。
自動売買の手法には様々な仕組みがありますが、この仕組みを利用するのが最も簡単な自動売買であるリピート系の自動売買です。
しかし、次に疑問に思うのはそんな都合の良い相場があるのだろうかという点です。実際にそんな都合の良い相場が現在存在しています。
それが、豪ドル/NZドル(AUD/NZD)です。リピート系自動売買を利用するトレーダーの大半はこの通貨ペアで稼いでいます。
下記の画像は実際の豪ドル/NZドル(AUD/NZD)のチャート画面です。
画像はMT5の月足です。実際に10年間以上豪ドル/NZドル(AUD/NZD)のレンジ相場が続いていることが分かります。
自動売買はデイトレードより簡単
デイトレードのように相場観を養っていわば相場を予測してトレードを行う手法よりも自動売買の方がはるかに簡単です。
なぜならば、自動売買の場合予め相場はこう動くと決めつけてトレードするからです。臨機応変に相場がどのように動くか分からない中、経験とスキルと勘でトレードするデイトレードより自動売買の方が簡単であることは言うまでもありません。
一例をあげると、リピート系の自動売買で豪ドル/NZドル(AUD/NZD)のレンジ相場で売買する場合、今後もずっとレンジ相場が続くと仮定して取引を行うわけです。
しかし、未来永劫レンジが続くかどうかなど誰にも分からず、決めつけていた設定から相場が外れた場合は大損する可能性があるのも自動売買の特徴です。
デイトレードと比べて、リスクが小さいわけでもなければ万能でもない点に注意しなければなりませんが、簡単さでいうならばデイトレードとは比べ物にならないくらいに簡単です。
そもそも、設定だけうまくいってる人ものを真似れば誰であっても一定の稼ぎは出るわけだから、デイトレードのように高度な知識が必要になるわけでもありません。
デイトレードよりも資金効率は悪いがスワップトレードよりは良い
自動売買とデイトレードを比べた場合の欠点として、自動売買はデイトレードと比べて資金効率が悪いという点です。悪いと言っても他の投資と比べれば自動売買の利回りははるかに高いです。
例えば、インデックス投資が年5%の利回りと考えると、リピート系の利回りは預けている証拠金残高にもよりますが、200%くらい出ても決して大げさではない数字です。
一方でデイトレードで成功するとどうなるかというと、これもピンキリなのですが10万円で1億円まで稼げた場合は、10万%の利回りというありえない数値になります。
デイトレードで1年で初期資金10万円から1億円になるというのは、誰でもできるわけではないし数は少ないですが、確実にそういう人も存在するところが恐ろしいところでしょう。
しかし、なぜ自動売買とデイトレードでこれほど利回りが違うのか不思議ですよね。理由としては自動売買というのは、リピート系で説明するとレンジ内に複数の注文を行うからです。
複数の注文を行うとそれだけ証拠金が必要なので、稼ぎが分散します。例えば、注文数が10個があるならば、1回の注文はデイトレードの10分の1の損益になるという計算です。
デイトレードは一回の取引で、自分の使える全資産を利用することができますが、自動売買は放置する前提なのでレンジの中にいくつも取引を仕掛ける形になります。
こうなると、1度に全ての資産を使えず、資産を分散して投資しなければならないわけです。
でもそれなら、レンジの高値か底値で注文して後はずっと高値か底値に到達するまで放置すればいいのではないかと思う人もいるかもしれません。
そうすれば、1回の注文で全資金を使えます。しかし忘れてはいけないのは、仮にそのように1回の注文で全資産を取引したとしても、取引が終了するのがいつになるか分からないという点です。
レンジの高値から、底値に到達する時間を試しに豪ドル/NZドル(AUD/NZD)で確認してみれば話は早いでしょう。
月足でレンジが確定したとみなせる範囲が赤い資格の範囲です。この辺からリピート系自動売買が行えると判断したとしましょう。
高値Aの地点で売りの取引をしようと考えれば高値Bまで待つ必要があります。高値Aが2015年6月1日で高値Bが2022年9月1日なので、7年と3カ月以上取引チャンスがないということになります。
底値Aと底値Bも場合も同様に年単位の時間が発生するのです。いや、同値ではなく値頃感で大体のところから買いと売り注文をすればいいのではないかと思うかもしれませんが、だとしてもやはりデイトレードと比べると時間がかかりすぎです。
つまり、自動売買の場合注文を細かく分けようが一度に全ての資金を投入しようが、回収にかかる時間がデイトレードと比べて長期間になるいう点は一緒なので、リピート系自動売買をする場合どんな資金管理を使ったとしてもデイトレードより効率が良くなることがまずないということです。
勿論、デイトレードの腕前が悪い場合は結果的に自動売買の方が儲かるでしょうし、前提が崩れなければ100%勝てる自動売買の方が、日々精神を削ってそれでも負けるデイトレードよりも勝率が高いという人は大勢いるでしょう。
ここでの過程はあくまでもデイトレードで勝てる場合は、自動売買よりも資金効率が段違いに高いということです。
国内FXの場合は業者のシステムを利用し海外FXの場合はEAを利用する場合が多い
国内FXと海外FXの自動売買の特徴についても解説しておきます。国内FXの場合は業者ごとに異なる自動売買システムを提供しています。
ユーザーは業者が用意したシステムを使って自動売買をすることになるのです。一方で海外FXの場合はプラットフォームが同一であることが殆どなので、MT4かMT5が提供するEAを利用することになる可能性が高いです。
EAというのは、自動売買プログラムのことで、EAの中には国内の自動売買サービスとそっくりな仕組みのものも入手できます。
つまり、全ての自動売買システムはMT4かMT5のEAで利用可能だと考えることもできます。
こう聞くと、海外FXの方が優れているのではないかと思うかもしれませんが、決してそうではありません。WikiFXは海外FXは危険であるので利用しないことをおすすめしています。
特に自動売買を海外FXで行うことは自殺行為に等しいとすらいえるのです。しかも、EAを利用したいことだけが目的ならば、OANDAJapanなどの国内の外資系のFX会社で利用することもできます。
海外FXの自動売買は詐欺が多い
投資詐欺の中でも海外FXの自動売買に関する詐欺は非常に多いです。詐欺を仕掛ける側としては海外FXの自動売買で騙すことが3つの点で都合が良いためです。
- 海外FXでは日本の方が適用されず詐欺が発覚しても逃げやすい
- 自動売買は人任せで稼げるという都合上、お金を持ち逃げしやすい
- データを捏造し信憑性を与えてやすい
自動売買による詐欺は、数字的にあり得ない利益が出る自動売買ツールを売りつけたり、代わりにトレードをするからお金を預けてほしいと言ってきたりすることが多いです。
自動売買はどうしても「楽して稼げる」というイメージがあるので、知識がないFX初心者の人が集まりやすい傾向があります。
詐欺師からすると格好のねらい目ということです。
海外FXの自動売買の場合は詐欺業者ではなくても出金拒否のリスクがある
海外FX業者で自動売買を行う場合、詐欺業者ではなく有名な大手の業者で行ったとしても出金拒否のリスクがあります。
つまり、業者が顧客にお金を払えなくなって破産して返金されないということです。では、国内のFX業者なら返金されるのかという話になりますが返金されます。
しかも、100%返金されます。なぜなら信託法という法律でそのように定められているからです。信託法が存在するのは世界でも日本一国だけなので、FXの自動売買を行うなら必ず国内FXで運用するようにしましょう。
海外FXの自動売買の詐欺の種類を解説
海外FXの自動売買は危険であり詐欺にもよく利用されます。自分は詐欺とは関係ないと思っていても思わぬところに詐欺師は潜んでいます。
投資何て興味ないから大丈夫という常識は詐欺師には通用しません。しかし、海外FXの自動売買の詐欺の種類を事前に知っておけば事前に対策することも可能です。
SNSで爆益アピールし詐欺商品を販促
SNSで爆益をアピールして誘導する手口は、投資詐欺の中でも最も多い詐欺の手口です。SNSを覗いてみるとそんな宣伝ばかりしていることが分かります。
恐らく、アカウントを持っている人ならば、投資詐欺の案件のDMが来たことも1度や2度ではないでしょう。
爆益をアピールしていてもそのデータは改ざんされている可能性が高いので信憑性は薄いです。
DMでは「ここだけの話」とか「あなただけに教えたい話」などと言って詐欺を仕掛けようとしてきますが、うまい投資チャンスが本当にあるのだとしたらその人がやってないとおかしいです。
基本的に、投資チャンスというのは時期によって無数にあります。そういった投資チャンスというのは、緻密な計算や根気強い調査によって入手できるので、人に教えることはまずありえません。
何よりも、人から教えられた投資は検証できないので、仮に稼げたとしても相手に首根っこを掴まれている形になります。
仮に検証できるとしたら本当にうまい話になりますが、データの信憑性から全て調査しないといけません。
なので、投資を行おうと考えるならば、やはり安全性の高い国内の証券会社を利用した投資をすべきです。
投資の神様であるウォーレン・バフェットも言うように、投資というのは何よりも「損をしないこと」が重要なので、稼げる話よりも損をしない手法を考えることをおすすめします。
詐欺業者の口座開設を誘導し持ち逃げ
詐欺業者の手口として多いのが、特定のFX業者に口座を開設するように促すと言った手口です。その業者は架空の業者であり、実際には取引は行っていないことが大半です。
入金させた後は、暫く取引のチャートを見せて実際に利益も出したように見せかけます。なので1度や2度は出金できることも多いです。
出金できると安心させて、かつ入金すれば稼げると思いこませた後、大金を振り込ませて持ち逃げするという手口になります。
投資詐欺の中でもっとも有名な「ポンジ・スキーム」という手口です。入金額以上に出金できるケースが発生する場合は、他の顧客からも入金されているためできる事です。
一気に持ち逃げしなくても安全に詐欺を行える方法もあります。その方法とは集めたお金よりも少ない額を顧客に分配するという方法です。
この場合詐欺が発覚しにくいので、長い間騙されることもあります。
予測を的中させることで心酔させて騙す
投資の専門家やアドバイザーを名乗る人間から指導を受け、投資の予想が見事に的中したので信頼することにしたというケースもあると思います。
詐欺師だとしても予想が当たるのはすごいことだと思う人もいるかもしれませんが、仕組みは簡単です。
Aという顧客には価格が上がると言い、Bという顧客には価格が下がると言えばいずれかは当たります。これを何度も繰り返せば、的中率100%の顧客が発生します。
その顧客だけ騙せれば詐欺師側として十分ということです。しかし、こういったからくりを知らないと詐欺師の予想を神がかりだと心酔し、お金をだまし取られてします。
恋愛感情を利用し詐欺を行う
マッチングアプリを利用した国際ロマンス詐欺という恋愛感情を利用した詐欺が流行っています。
容姿の優れた外国人がストレートに好きなどと伝えて恋愛感情を植え付けさせて詐欺を行うという手口です。若者の被害者も多く、お金がなくても無理やり借金させてそのお金をだまし取ると言ったことも行います。
普段詐欺には十分に気を付けている人であっても、恋愛感情があると正常な判断が働かなくなるので、非常に厄介な詐欺です。
しかし、ロマンス詐欺という詐欺があると認識さえしていれば、警戒できる可能性もあります。マッチングアプリで友達やパートナーを探していたのにいつの間にか騙されていたということになってしまうので、不意打ちに近い印象を受けるかもしれません。
自分は投資詐欺なんて関係ない、投資に手を出す気はない、という人であっても投資詐欺の被害に遭う可能性は十分に高いので注意が必要です。
騙されないためには好きな人が相手だとしても、人から勧められる投資にのせられて運用しないと決めて生きていくしかありません。
自動売買を行いたいならば、国内FX業者で十分利益は上がります。あえてリスクの高い投資案件に手を出す必要もないはずです。
意図的にスプレッドを拡大させて損失を発生させる
一見まともなFX業者であっても発生しがちなのですが、スプレッドを一瞬拡大させることでストップ狩りを意図的に発生させるという詐欺のやり方です。
特に自動売買の場合、ポジションを保有した状態が多いので、業者側が意図的にスプレッドを拡大させた場合決済されてしまう可能性も高くなります。
ストップ狩りの怖いところは、まともな業者であってもやる可能性があるという点です。防ぐ方法としては、まめに業者の評判の情報を集めたり実際に自分で取引してみるしかありません。
今はストップ狩りをしなくても、後にやってやりだすといったことも多々あるので、自動売買と言えど定期的に稼働状況を確かめるべきです。
まともな業者でやってるから安全だと思いがちですが、投資を行う際には常にリスクに備える必要があります。利用する業者も複数候補を上げるのが理想です。
儲からない有料EAに注意
海外FX業者の自動売買プログラムであるEAには無料のものと有料のものがあります。無料であっても口座開設が前提といったものもあります。
自動売買が有料だからと言って儲かるわけではないので注意が必要です。また、高額EAを利用できると誘導し、特定の海外FX口座を開設させるという手口もあります。
国内FX業者の自動売買を利用する場合は、無料で利用できるので安心して高性能な自動売買を行いたい場合は国内FXで利用することをおすすめします。
MLM商品による実体の薄い自動売買ツールによる詐欺
FXの怪しげな自動売買ツールは、毎日のように販売されておりますが、基本的には実体の薄いMLM商品だと考えて良いです。
MLM商品とは、アフィリエイターなどによって販売される商品のことです。アフィリエイターのリンクを踏んで商品を購入した場合、アフィリエイターにも収入が入る仕組みとなっています。
つまり、商品内容が良かろうが悪かろうが、紹介報酬が高ければアフィリエイターは必死になって宣伝するということです。
海外FXの自動売買ツールがなぜこれほど多く宣伝されているのかというと、アフィリエイト報酬が破格であるためだと思われます。
本当に稼げる投資というのは、実はさほど宣伝されません。
何故かというと稼げる金融商品を運用している業者は、既に顧客がついているからです。
実際に国内FXと海外FXのアフィリエイト報酬を比べてみると、海外FXのアフィリエイト報酬の方が圧倒的に高いです。
つまり、海外FXの方が国内FXよりもサービス面で劣っていると考えて良いでしょう。
世に溢れる投資案件というのは、利用者が儲かる案件なのではなく、宣伝する人が儲かる案件です。初心者が飛びつけば瞬く間にお金を奪い取られてしまいます。
FXの自動売買は魅力のある金融商品ですが、信託法によって資産が守られる国内FX業者のシステム以上に優秀なものは存在しないので、国内FX業者のシステムを利用するようにしましょう。
大手海外FX業者の出金拒否による詐欺
海外FX業者は大手業者と言えども、サービス停止し出金拒否を行います。出金拒否を行う理由は法律によって顧客の資産が保護されていないためです。
国内FX業者と比べて海外FX業者はそもそも破綻しやすいです。理由は3つあると考えられます。
- 過剰なボーナスによって自滅する
- ゼロカットがあるのでショック相場時に破綻する
- 法律によって制限されて異なためサービスが過剰になりやすい
XMと並んで大手海外FX業者と言われていたGEMFOREXもまたサービスを停止し、出金拒否を行いました。GEMFOREXには他社にない独自の強みとしてミラートレードの独占があったわけですが、それほど強いコンテンツを抱えていても破産してしまったところに海外FXの闇を感じます。
つまり、大手と言えど海外FX業者であるならば出金拒否の可能性はあるということです。
なぜ海外FXの自動売買は危険なのか?
ここまで海外FXの自動売買の危険性について解説してきました。今回の項目ではこれまでのまとめとして改めて海外FXの危険性について追及し解説していきます。
海外FXは信託法で守られていないので危険
海外FXで信託保全をしている業者はありますが、日本のFX業者のように法律で義務付けられているわけではないので危険です。
なぜなら、業者の都合で信託保全をしている場合は、業者の都合で信託保全をやめることができるからです。実際にXMなどは日本向けサービスのXMTradingのライセンスからキプロスを除外し、保証制度を取りやめています。
こういった例はよくあることなので、信託保全されている業者であっても安心して利用することができません。業者都合でルールが頻繁に変わる海外FX業者は危険だといえます。
しかも、自動売買で運用している場合、常にポジションを保持している状態になる事も多いでしょう。いきなりルールを変えるといわれても、保有したポジションを整理できないという状況になる事もあります。
資産保護に関わるルール変更の可能性が低い日本のFX業者で自動売買をするのほうが安全だといえるのです。
海外FXの詐欺被害に遭った場合は法律の違いにより返金が困難
日本の金融庁に登録した業者の場合、日本の法律が適用されるので、詐欺の被害に遭った場合でも返金される可能性が高いです。
しかし、詐欺師もそのことは分かっているので、大抵は海外のバーチャルオフィスなどを用意したりします。ひどい場合は住所がでたらめであることも多いです。
詐欺業者は、詐欺だと思われたら逃亡し同じ手口で別名の業者で営業したりします。そのたびに被害者は増え、しかも日本の法律が適用されないので返金が困難になるのです。
海外FXを安全だと主張する声が多い理由はバックマージンが大きいから
ネットを見てみると、海外FXは安全だと主張する声も見かけると思います。しかし、上述してきた通り海外FXは安全ではなく危険です。
そもそも、海外FXは安全だと主張する声が多い理由は、アフィリエイターによるものです。アフィリエイターは海外FXを宣伝することで巨額の報酬をもらっています。
つまり、アフィリエイトで口座を開設させたトレーダーが儲かろうが損をしようがアフィリエイターには無関係だということです。
誇大広告の無料EAを配布して、口座縛りをかけてアフィリエイトで開設させた口座で取引をさせるという手口も蔓延っており、海外FXの自動売買は大変危険です。
良い商品だからよく耳にしてよく目にするわけではありません。良い商品ならそもそも黙っていても顧客がつくので派手な宣伝をする必要がないのです。
本当はサービスが悪く危険な海外FXだから、高額な報酬と派手な宣伝に頼らざるを得なくなります。
なぜ自動売買の詐欺が多いのか?楽して儲けたいと考える情報弱者を狙い撃ち
海外FXの自動売買に関する詐欺は非常に多いです。なぜ多いのかというと自動売買は知識なしで楽に運用できると思われているからです。
実際には特に資産管理面で緻密な計算が必要になります。例えば、普段は順調でもショック相場を見据えていないと大損する可能性は高いです。
しかし、最初に設定して放置すればいいというのは本当の話なので、デイトレードなどと比べるととても楽な手法に思えます。
楽でかつリターンが大きいです。自動売買の利回りは月に20%というのもざらです。この数字でも十分に大きいのに詐欺師はさらに大きな利回りを提示します。
そんな数値を出すことは不可能だと経験者なら分かるはずですが、楽して儲けたいと考えている初心者の場合はおいしい話だと騙されてしまうのです。
海外FXの自動売買が詐欺なのだとしたら国内FXなら安全なのか?
海外FXと比べ国内FXは安全に自動売買を行うことができます。なぜ国内FXの自動売買は安全に行うのかについてまとめたので参考にしてください。
国内FXの自動売買なら安全
ここまで解説してきた通り、国内FX業者の自動売買サービスなら安全に利用できます。理由は信託法で資産が守られているからです。
信託法が存在するのは日本だけなので、日本の金融庁に登録された業者以外は利用しないようにしましょう。
金融庁の公式HPを確認すれば、利用しようとしている業者が登録されているかどうかはすぐ分かるようになっています。国内FXの自動売買の場合、MT4やMT5で利用できるEAよりも簡単に自動売買が始められる点も良い点だといえます。
日本の金融庁登録済みと詐称する詐欺もあるので注意
日本のFX業者の自動売買サービスが安全であることは確かですが、日本人の金融リテラシーも年々上がってきており、詐欺にも引っかかりづらくなっています。
実際に、2022年(令和4年)4月から高校で金融教育が義務化されており、今後詐欺がますますしにくくなると予想されます。良い点ばかりにも思えますが、詐欺が巧妙化するという点には注意が必要です。
最近では、日本の金融庁に登録されている業者が安全だという認識を逆手にとって日本の金融庁に登録済みと詐称する詐欺も増えてきました。
FXを始める際は業者選びが重要です。投資の世界は詐欺が非常に多いので、細心の注意を払って業者を選ぶことをおすすめします。
海外FXの自動売買は例外なく全て詐欺!FXの自動売買を行うなら国内FXがおすすめ
「海外FXの自動売買ってヤバい?」「海外FXの自動売買の危険性について教えてほしい」ご要望にお応えし、記事では、海外FXの自動売買の危険性について詳しく解説してきました。
海外FXの自動売買は例外なく危険です。詐欺だからとか関係ありません。大手の海外FX業者であっても同じく危険です。
なぜなら、出金拒否が起こる可能性があるからです。出金拒否が起こるかもしれないのに資金を預けること自体が間違っています。
いわば戦う負けから負けているとすらいえるのです。確かに何も知らないと一見海外FX方が国内FXより有利に見えるかもしれませんが、実態は国内FXのサービスの方が上です。
海外FXのMT4やMT5のEAを使って自動売買をしたいという投資家の方もいるかもしれませんが、国内FX業者であってもOANDAJpanなどの外資系のFX業者ならばEAの利用は可能なのです。
FXの自動売買を行う場合は海外FXではなく、国内FXのサービスを利用することをおすすめします。
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