FXの自動売買を詳しく知りたい!
FXの自動売買はしないほうが良いって本当?
疑問にお応えし、この記事では、FXの自動売買をおすすめできない理由についてプロが詳細を解説しています。
- 何故FXの自動売買は儲からないのか?
- FXの自動売買をおすすめできない人の特徴
- 実際にFXの自動売買で大損するケース
- FXの自動売買の詐欺の手口
- FXの自動売買詐欺に対する対策
- 初心者が自動売買で成功するためには?
記事を読むことでFXの自動売買について深く知ることができ、大損しないコツを学ぶことができます。
FXの自動売買は詐欺も多いので、SNSをよく活用する人は注意が必要です。
初心者が自動売買で成功するコツについても解説しているので、FXの自動売買について検討している人にとっても参考になります。
何故FXの自動売買は儲からないのか?
FXの自動売買が儲からない主な理由は詐欺ツールを利用していたり、正確な運用を知らないためです。
FXの自動売買が儲からない理由について、以下の項目からさらに詳しく解説していきます。
- 詐欺の有料自動売買ツールが蔓延しているため
- 短期で稼ぐのに不向きなため
- 相場の急変動に対応できないため
- 損切りをコントロールできないため
- 運用しているシステムを入れ替えないため
詐欺の有料自動売買ツールが蔓延しているため
FXの自動売買自体は詐欺ではありません。
下記のような金融庁に認可されたFX業者の自動売買システムを利用すれば詐欺に巻き込まれることはありません。
- iサイクル2取引(外為オンライン)
- トライオートFX(インヴァスト証券)
- トラッキングトレード(FXブロードネット)
- みんなのシストレ(トレイダーズ証券)
- ループイフダン(ひまわり証券)
ではどういったシステムが詐欺の自動売買ツールなのかというと、以下のような特徴があります。
- 有料である
- SNSで勧誘されたもの
有料の自動売買ツールは詐欺である可能性が高いです。
SNSで勧誘される類のものが詐欺であることが多いです。
SNS上のFXに関する詐欺は蔓延しており、被害者は多いため注意する必要があります。
では、どういったケースが詐欺になるかというと以下のようなケースが詐欺に当たります。
- 有料でありさらに別の商材も買わせようとする
- 海外FXの口座を指定して開設させ顧客の資金を持ち逃げする
詐欺にあってしまった場合、返金されない可能性も高いので、自動売買を利用する場合は国内FX業者のものを利用しましょう。
短期で稼ぐのに不向きなため
国内FXの自動売買システムは、基本的には長期で利益を出せるように作られています。
短期で大きくというよりは、長期でコツコツと稼ぐというのが自動売買です。
そのため、短期で大きく稼ぎたいという場合自動売買は不向きと言えます。
短期間に大きく稼ぎたいという場合は、以下のようなものが向いています。
- FXの裁量トレード
- 仮想通貨の裁量トレード
- 株式の信用取引
相場の急変動に対応できないため
自動売買は自動で注文が行われるため、相場の急変動には対応できません。
自動売買は相場が想定通りに動いている場合は成果を発揮しますが、想定外の相場になってしまうとうまく機能せず大損する可能性があります。
手動の裁量取引のように臨機応変に相場に対応できないので、注意が必要です。
損切りをコントロールできないため
自動売買は損切りもコントロールすることができません。
システムに干渉して損切りをコントロールできるようなものもありますが、システムは想定内の相場の状況なら機能するので、下手に弄ると返って大損する可能性が高いです。
また、システムに損切りが設定されているのに、損切り設定を解除して運用した場合は、リスクは非常に高くなります。
裁量取引の場合ならば、リスクも自分で限定できるので、想定外の大損する可能性は低いです。
運用しているシステムを入れ替えないため
自動売買はある相場においては機能しますが、相場の状況が変われば機能しなくなります。
例えば、相場が長期上昇傾向にある場合ならば、一定間隔で買い注文を行い、価値が上がったら利確するという自動売買してシステムを運用していたとしましょう。
しかし、相場が下降傾向に切り替わった場合、同じシステムを運用していると、含み損を抱え続け大損する可能性が高いです。
自動売買を扱う場合は相場の状況に合ったシステムを使いましょう。
少額からの運用が難しいため
自動売買は自動的に注文を行います。
しかも、複数の注文を行う可能性が高いため、ロスカットにならないように証拠金が多く必要です。
多くの資金で運用しないと自動売買は失敗に終わる可能性が高くなります。
少額で運用できないという点は、自動売買では稼げない大きな点です。
長期取引になるため土日の相場の変動に対処する必要がある
自動売買は、リスクを限定できるスキャルピングやデイトレードと違って、長期取引となります。
長期取引となるため、注文が一切行えない土日を挟んでしまいます。
土日に相場が急変動した場合は、対処することはできないため、自動売買で大損する可能性があるのです。
FXの自動売買をおすすめできない人の特徴
FXの自動売買をおすすめできないの人の特徴は、知識がなさすぎたりメンタルコントロールが下手な人です。
FXの自動売買をおすすめできない人の特徴を、以下の項目からさらに詳しく解説していきます。
- 一回の取引で大きく稼ぎたい人
- SNSの詐欺ツールの広告にのせられやすい人
- 初期資金が十分にない人
- 完全な放置で儲けたいと思っている人
- 運用中に感情的になってしまう人
- FXの知識がなさすぎる人
- 自動売買の設定を頻繁に変えてしまう人
- システムに介入し裁量取引を取り入れてしまう人
一回の取引で大きく稼ぎたい人
FXの自動売買は一回の取引で大きく稼ぐということに適していません。
FXといえば、ハイリスクハイリターンで億り人に慣れるというイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし、FXの自動売買は、どちらかというと投資信託などのイメージに近いです。
特に国内のFX業者の自動売買システムは、2年以上の長期取引を前提しているものが多く、コツコツと稼ぐ事に向いています。
SNSの詐欺ツールの広告にのせられやすい人
ネット上には広告があふれておりますが、広告をすぐにクリックしてしまうタイプの人は、詐欺にも引っかかりやすいです。
FXの自動売買を行うならば、国内FXの安全なものの利用をおすすめします。
どれほど条件が良いと感じても、詐欺であるならばお金をだまし取られるだけなので意味がありません。
「いや、知り合いが続けているけど損をしたという話は聞かない」ということがあったとしても、暫く時間をおいてからいきなり一気にお金を回収するというのが、詐欺の常套手段でもあるので信用してはいけません。
お金を守れるのは自分自身だけです。SNSや電話による勧誘は避けてネットで調べてから投資商品を運用しましょう。
初期資金が十分にない人
FXの自動売買は複数のポジションを保有しないといけない場合が多いため、ある程度の資金が必要です。
「少ない通貨量では取引できないのか?」と思うかもしれませんが、国内の自動売買システムは通貨量が1,000通貨からのものが多いです。
実際に1通貨から利用可能なため、少額で自動売買を行いたいという場合はまずは松井証券から行ってみると良いでしょう。
松井証券の自動売買システムは、初心者に最もやさしいリピート型なので、初心者にもおすすめです。
完全な放置で儲けたいと思っている人
FXの自動売買はあくまでも過去のデータに基づいたプログラムです。
しかし、未来のことなど誰にも分からず、激動の時代なので移り変わりが激しいです。
FXの自動売買のプログラムが相場に通用しないというパターンも十分に考えられます。
これから先の未来の相場もどう動くか分からず、FXの自動売買プログラムが通用しなくなる可能性も大いにあります。
もし、完全に放置したいという場合は、ロボアドバイザーやインデックス投資がおすすめです。
運用中に感情的になってしまう人
FXの自動売買は自動で取引を行うので、裁量取引よりもメンタル面のダメージは少ないです。
しかし、収益が増えたり減ったりすることに変わりはありません。
投資の難しいところは一方的に収益が増えるわけではないという点で、メンタルに負荷がかかるという点です。
収益の上がり下がりに一喜一憂し、感情的に運用してしまう場合、思わぬ失敗をする可能性も高いでしょう。
FXの知識がなさすぎる人
FXの自動売買は、裁量取引よりはFXの知識は必要ないですが、相場にあったシステムを利用しなければ成果を上げにくいため、ある程度の知識は必要です。
FXのチャートですら、初心者にとってはよく分からないものでとっつきにくいです。
知識ゼロで自動売買を始める人も多いと思いますが、知識は身に付ける必要があります。
例えば、証拠金維持率の計算やロスカットの計算ができないと、効率的な資金管理が行えません。
ロスカットされるような資金で行うのはリスクがありますし、かといって必要以上の資金で行うのも効率が悪いです。
自動売買の設定を頻繁に変えてしまう人
FXの自動売買はすぐに成果が出るというものではないため、ある程度は様子を見なければなりません。
まだ稼働して間もないのに、頻繁に設定を変えてしまうと、システムが相場にあっているのか分からなくなります。
どうしても、設定が気になるという場合は、デモトレードや少額運用で様子を見ることをおすすめします。
システムに介入し裁量取引を取り入れてしまう人
FXの自動売買のシステムで運用しているのに、裁量取引を取り入れてしまうと成果が思うように出ない場合があります。
もし、裁量取引を行いたいならば、専用の口座で行うようにしましょう。
実際にFXの自動売買で大損するケース
実際にFXの自動売買で大損するケースは、詐欺に関するものや知識不足による場合が多いです。
実際にFXの自動売買で大損するケースについて以下の項目からさらに詳しく解説していきます。
- SNSや電話で勧誘され詐欺の自動売買に参加
- 海外FXの自動売買システムを使ってしまい出金拒否
- トレンド相場に対してレンジ相場を得意とするシステムを使用
- トレンドが出ているのに逆張りのロジックを使う
- 損切り設定を解除してしまう
- 十分な証拠金で運用せずロスカット
- 相場が暴落しロスカット
- システムの検証が不十分で成果が出せない
- 1つのシステムに固執し分散投資を行わず大損
大損するケースに加えて対処法も解説しているので参考にしてください。
SNSや電話で勧誘され詐欺の自動売買に参加
詐欺の自動売買ツールの販売は、SNSや電話で行われることが多いです。
マルチ商法を使って知人から紹介されるというパターンもあります。
知人も良いツールだと思って紹介している可能性もありますが、自動売買をしたいならば、信頼性の高い国内のFX業者のツールがあるので、怪しいツールを使う必要性がありません。
怪しいと感じたらネットで調べるようにしましょう。
海外FXの自動売買システムを使ってしまい出金拒否
海外FX業者の大手の業者であっても出金拒否が存在します。
一方で、国内のFX業者は世界で唯一信託法で守られている業者です。
海外FXでも信託保全を行う業者も存在していますが、法律で義務付けられているわけではないので、業者の都合によってあったりなかったりするものでしかありません。
大手と言えど海外FXは危険なので、FXの自動売買を行う時は、国内のFX業者を利用しましょう。
トレンド相場に対してレンジ相場を得意とするシステムを使用
FXの自動売買はFXの知識が裁量取引ほどいりませんが、必要な知識はあります。
トレンドとレンジの違いくらいは理解しないと、相場にあった自動売買システムを利用することができません。
トレンド相場に対して、レンジ相場が得意な自動売買システムを利用しても、成果が思うように出ないでしょう。
相場の状況にあった自動売買プログラムを利用するようにしましょう。
トレンドが出ているのに逆張りのロジックを使う
トレンド相場の場合、トレンドフォローを行うのが最も利益を伸ばせます。
逆張りのロジックを使う場合、調整波を狙って取引を行う事になるので、利益を伸ばせません。
FXの自動売買のロジックがいくら完全だったとしても、利益を伸ばせるときに伸ばせないのはトータルで損失が発生する可能性があります。
FXは負けるときは負けるため、負けた時のために勝てるときに利益を伸ばす必要があるのです。
逆張りのロジックを使うのは、レンジ相場に限定し、トレンド相場の状況では順張りのロジックを使うようにしましょう。
損切り設定を解除してしまう
FXの自動売買のシステムによっては損切り設定を解除できるものがあります。
基本的には損切り設定を解除するのは危険です。
ロスカットされるリスクがあるからです。
仮に証拠金が十分にあったとしても、複数のポジションを持つ場合リスクが怖いですね。
複数のポジションを持って、安全に10年以上運用しようと思えば、非常に多くの証拠金が必要になります。
その為、長くポジションを持つというより、システムに従って適度に損切りする方が現実的な手法だと言えるでしょう。
十分な証拠金で運用せずロスカット
FXの自動売買は、裁量取引と比べると証拠金が多めに必要になります。
理由としては、以下の2つがあげられます。
- 長期間ポジションを保有する可能性が高いため
- 複数のポジションを保有する可能性が高いため
FXの自動売買は、十分な証拠金を用意しないと、簡単にロスカットされる可能性があります。
自動売買システムによって推奨証拠金が設定されています。
推奨証拠金の3倍で運用する人が多く、10倍で運用する人も次点で多いです。
相場が暴落しロスカット
相場が経済ショックにより暴落した場合、FXの自動売買はロスカットされやすいです。
ポジションを長期間保有し、かつ複数のポジションを保有するという条件のため、タイミングが悪ければ、証拠金が十分でもロスカットされる可能性があります。
対策としては、小まめに手動で損切りしていくしかありません。
損切りするのはつらいかもしれませんが、リスクは最小限で運用しましょう。
経済ショックは小規模のものなら1年に1度程度起こるので、FXの自動売買を運用する上で避けては通れない問題です。
現状は安心だからといって油断せずに対策を行いましょう。
システムの検証が不十分で成果が出せない
利用したい自動売買システムが、どんな相場に対応できるのかは検証しなければ分かりません。
確かに、理論上のことは設定を見れば分かるかもしれませんが、実際にテストをしてみないと思わぬ誤算があるかもしれないのです。
例えば、トレンド相場には対応できたが、レンジ相場で検証していなかったから、成果を発揮できなかったという可能性もあります。
FXの自動売買のシステムは十分に検証してから本稼働させましょう。
検証方法としては、デモトレードが行える場合はデモトレードを行います。
デモトレードが行えない場合は、少額で運用しましょう。
1つのシステムに固執し分散投資を行わず大損
FXの自動売買は必ず資金を分散して行う事をおすすめします。
1つのシステムを利用して、うまくいっているからそのままで良いとしていると、何かあった時に大損する可能性が高いです。
複数のシステムを同時に利用していれば、一方がうまくいかなくても、一方がうまくいき、トータルで利益が出る可能性が高くなります。
分散投資を行えば行うほどリターンが平均化していきますが、リスクも減少します。
1つに全賭けすれば、当たった時は大きいかもしれませんが、長年運用するFXの自動売買ではリスクが大きすぎます。
複数の銘柄や複数のシステムを利用して、リスクを減らし、コツコツ稼いでいく環境を作りましょう。
FXの自動売買の詐欺の手口
FXの自動売買の詐欺による被害は多いです。
FXについて何も知らない初心者もそうですが、知識がある人でも詐欺に引っかかっているのが現状です。
そのため、FXの自動売買の詐欺の手口を以下の項目から解説していきます。
- SNSでアピールしDM等で勧誘
- 電話で勧誘
- 収益性を理解していない初心者にでたらめなロジックのツールを売却
- 期間限定販売でお得感を出す
- 異常な勝率や収益性を見せる
- 特定の海外FX業者に口座を開設させたがる
- 最初はうまくいくがある時期に一斉に大損させ音信不通に
- 出金・クーリングオフを拒否
解説した詐欺の手口に注意し、自分の周りに似たものがあれば警戒しましょう。
SNSでアピールしDM等で勧誘
FXの自動売買ツールの詐欺の手口としては、SNSでアピールし、DMで勧誘というものが多いです。
手口の文句としては以下のようなものがあります。
- 放っておくだけで資金が倍増する
- 知識なし、初心者でも年利500%以上出せる
SNS上では普通の発信を行い、DMだけで勧誘するというパターンもあります。
善人を装って接近してきますが、国内FXの自動売買サービス以外のものに関しては、詐欺である可能性が高いので注意しましょう。
電話で勧誘
詐欺の手口として電話で勧誘するというものもあります。
どこから電話番号が漏れたのだろうと思うかもしれませんが、個人情報の漏洩は何度もニュースになっており、自分の個人情報は詐欺業者の手に渡っていると考えたほうが良いでしょう。
特に注意したいのは、一度詐欺に引っかかってしまった人です。
詐欺業者は名前を変えて様々なところで詐欺を働いているので、一度詐欺に引っかかった場合、他の詐欺の勧誘が来る可能性が高いです。
収益性を理解していない初心者にでたらめなロジックのツールを売却
FXの知識が全くないと、そもそも国内のFX業者の安全性すら知りません。
収益性なども何も知らないので、聞く情報の全てが真新しく感じます。
特に、5万円以上の高額のFXの自動売買ツールの支払いを請求する場合、でたらめなロジックのツールである可能性が高いです。
FXの自動売買は無料で行えます。
高額のツールを買う必要はありません。
期間限定販売でお得感を出す
期間限定販売でお得感を出すのも、よくある詐欺の手口です。
- 今だけツールを半額の20万にする
- 米ドルが上がっているので、早くツールを買わないと損をする
期間限定で煽って冷静な判断をさせずに、販売するやり口です。
SNSや電話の勧誘は無視し、FXの自動売買を行う場合は、必ず国内FX業者のシステムを利用しましょう。
異常な勝率や収益性を見せる
異常な勝率や収益性の損益表やグラフなどで詐欺を行うケースも多いです。
実際の稼働のバックテストを改ざんするというものもあります。
データで証拠を示されても信用してはいけません。
加工技術が進んだ現在では、改ざんを見抜くことは難しいです。
最初から、詐欺商品には手を付けないようにしましょう。
特定の海外FX業者に口座を開設させたがる
国内のFX業者は法律により、強固に守れているため、資金を持ち逃げしやすい海外のFX業者の口座に開設させたがるのも、詐欺業者の特徴です。
海外FXは大手でも危ないのに、マイナーなものに関しては、殆ど詐欺である可能性が高いです。
仮に詐欺でなくても、海外FX業者の運営は非常に厳しいので、意図せず出金拒否になる可能性もあります。
海外FX業者の口座開設を促す詐欺業者には注意しましょう。
最初はうまくいくがある時期に一斉に大損させ音信不通に
「知り合いはうまくいっている」「1年くらい利益を出せている」といった場合でも、安心できません。
詐欺の手口として、最初は顧客に儲かったかのような印象を持たせますが、ある時期に一気に大損をさせて音信不通になるケースも多いです。
多少手が込んだ手口ではありますが、一般的な手口で被害者も多いため注意してください。
出金・クーリングオフを拒否
出金拒否やツールのクーリングオフを拒否するというのも詐欺の特徴の1つです。
詐欺業者は、海外で会社を設立させており、国内の法律が通用しない可能性も高いので、注意してください。
FXの自動売買詐欺に対する対策
FXの自動売買詐欺に対する対策として、第一のものは詐欺の可能性高いツールを避けて、国内の自動売買サービスを利用するということです。
詐欺にあいそうだという場合や実際に詐欺にあってしまったという場合は、専門の機関に連絡することも検討したほうが良いでしょう。
FXの自動売買詐欺に対する対策を以下の項目からさらに詳しく解説していきます。
- 金融庁に登録済みの業者が確認する
- フォワードテストを行う
- 国内のFX業者の自動売買システムを利用する
- 海外FX業者は利用しない
- SNSの勧誘がしつこい場合はブロック
- ネットで口コミを調べる
- 国民生活センターに相談する
- 警察の相談窓口に相談する
- 金融サービス相談室に相談する
金融庁に登録済みの業者が確認する
日本の金融庁に登録済みの業者である場合、詐欺を行うのは非常に難しいです。
金融庁の公式サイトの金融商品取引業者登録一覧表で、対象の業者を調べてみましょう。
金融庁に登録済みの業者であるならば、安心して利用しても大丈夫です。
フォワードテストを行う
もしフォワードテストが行えるようなものの場合は、詐欺に関わらず必ず行ったほうが良いです。
バックテストのデータは改ざんとまでいかなくても、成績の良いデータを提示している可能性が高いからです。
デモトレードで行えば、リアルマネーを使わずにテストできます。
買い切りタイプの詐欺ツールの場合は、フォワードテストが行えない可能性が高いので購入しないようにしましょう。
購入してから詐欺に気付いても遅いからです。
国内のFX業者の自動売買システムを利用する
詐欺に対する一番の対策は、国内のFX業者の自動売買システムを利用することです。
日本国は、厳重にFX業者を法律で管理しているので、安心して運用を行えます。
海外FX業者は利用しない
海外のFX業者はサービスによる競争が苛烈で、内容的には国内のFX業者より勝って見えるものも多いかもしれませんが、資産の保証がありません。
良いサービスでも出金できないのならば何の意味もないので利用しないようにしましょう。
詐欺によく利用されるのも海外のFX業者です。
SNSの勧誘がしつこい場合はブロック
儲け話があるというような形で、SNSで勧誘している詐欺業者がおりますが、しつこいようならばブロックしてしまいましょう。
SNSは詐欺の宝庫といっても過言でないくらい詐欺が横行しています。
自分の身は自分で守るしかないので、情報のシャットアウトは重要です。
必要のない情報にはそもそも触れないようにしましょう。
何かの拍子で魔が差してしまう可能性がゼロではないからです。
ネットで口コミを調べる
詐欺商品だけではなく、国内のFX業者に関してもネットの情報収集は重要です。
ネットの情報を扱う時のコツですが、多くの情報を集めるという点が重要です。
1つの情報だけを見て鵜呑みにするのは危険と言えます。
賛否どちらの情報も集めてみて参考にするようにしましょう。
特に根拠のあるデータを提示している情報は貴重です。
ネットの情報は嘘も多いですが、参考にはなります。
ただし、注意点としては詐欺業者はアフェリエイトをやっている可能性も高いです。
アフェリエイト報酬目当てに、詐欺業者を良いように書く記事も多いので注意しましょう。
国民生活センターに相談する
国民生活センターは、投資詐欺の相談が多数寄せられている独立行政法人です。
FX自動売買の詐欺についてもアドバイスがもらえるので利用しましょう。
連絡先の電話番号は、188または03-3446-1623です。
営業時間については以下の通りです。
- 平日 10:00~12:00 13:00~16:00
- 土日祝 10:00~16:00
警察の相談窓口に相談する
警察の相談窓口に連絡する場合は、クレジットカードを止めたり、詐欺業者に開設させられた口座を凍結する際に役に立ちます。
騙されたと思ったら、連絡を行いましょう。
緊急時の連絡先は「110」となっておりますが、緊急性がない場合は「#9110」で連絡を行えます。
110にかけるのは少し気兼ねするという場合は、「#9110」の方に連絡しましょう。
金融サービス相談室に相談する
金融庁の金融サービス相談室とは、金融商品取引法など法律に基づくアドバイスをしてくれます。
希望する場合は、専門機関の紹介も行えます。
ただし、弁護士のようにトラブル解決を行えるわけではないので注意しましょう。
営業時間は24時間です。
連絡先については電話番号が「03-3506-6699」でWebの公式サイトでも受け付け可能です。
初心者が自動売買で成功するためには?
FXの自動売買をおすすめしない理由について解説してきましたが、初心者でもFXの自動売買を成功させたいと思う人もいると思います。
FXの自動売買は、1度に大きく稼ぐには不向きですが、長期的にコツコツ稼ぐ事が可能です。
以下の項目から、初心者がFXの自動売買で成功するコツについて解説していきます。
- リピート型か選択型のストラテジーを選ぶ
- 有料のものは使わずFX業者が提供している無料のものを使う
- FXの自動売買について学習する
- 相場に応じたシステムに切り替えていく
- 取引を手動に切り替えない
- 複数のシステムを利用する
- 証拠金を十分に用意する
- デモトレードがある場合はデモトレードから試す
- デモトレードがない場合は少額で運用
リピート型か選択型のストラテジーを選ぶ
FXの自動売買には以下の3つのタイプが存在します。
- リピート型:自動で注文を行う
- 選択型:用意された自動売買システムの中から選択
- 設定型:自分で自動売買の設定をカスタマイズ可能
初心者におすすめなのは、リピート型か選択型です。
設定型の場合は、FXの知識がかなり必要なのでやめたほうが良いです。
設定型だから稼げるというわけでもありません。
特におすすめなのはリピート型です。
難しい知識が必要ないので、初心者の場合はまずはリピート型を試してみましょう。
- トライオートFX (インヴァスト証券)
- サイクル2取引、サイクル2取引 (外為オンライン)
- みんなのリピート注文 (みんなのFX)
有料のものは使わずFX業者が提供している無料のものを使う
有料のFXの自動売買ツールは詐欺のものが多いです。
EAで有料のものもありますが、有料だからといって成績が良いわけでもありません。
うまく運用すれば無料でも有料でも成果は出るので、国内FX業者が提供している無料のものを使いましょう。
FXの自動売買について学習する
FXの自動売買は確かに知識なしでも運用自体は可能です。
しかし、知識があったほうが大損する可能性は減らせます。
特にロスカット関連で大損する可能性が高いので、証拠金維持率の計算は必須です。
FXの自動売買の学習は有料のものは必要ありません。
無料のサイトで学習しましょう。
相場に応じたシステムに切り替えていく
FXの自動売買は過去のデータに基づいて運用されているので、予測できない事態に弱いです。
最初は知識なしで運用しても良いですが、徐々に学習し、相場に応じたシステムに切り替えていけるようにしましょう。
今はうまくいっていても相場の状況が変わればうまくいかない可能性は高いです。
取引を手動に切り替えない
初心者の場合は特に気を付けたいのは、自動売買システムを手動に切り替えないという点です。
そもそも手動にできないシステムもありますが、手動に切り替えてしまうと、せっかくのシステムがうまくいかなくなる可能性があります。
不安かもしれませんが、まずは自動売買システムに任せて成績を記録しましょう。
テストする期間を決めて運用しましょう。
複数のシステムを利用する
1つのシステムだけで運用するのは危険です。
同じ自動売買のシステムであったとしても、銘柄ごとに分けて運用することをおすすめします。
なるべく関連性の薄い通貨ペアを運用しましょう。
証拠金を十分に用意する
証拠金を十分に用意し、少額で運用しましょう。
推奨される証拠金の3倍や10倍の資金で運用するのがおすすめです。
もし、資金が少なくてFXの自動売買ができないという場合は、1通貨から取引ができる松井証券FXのリピート型の自動売買がおすすめです。
デモトレードがある場合はデモトレードから試す
FXの自動売買サービスは業者によってはデモトレードがない場合があります。
もし、デモトレードが可能な場合は、まずはデモトレードで稼働させてみて、十分にフォワードテストを行いましょう。
少なくても、相場の状態がトレンドの状態とレンジの状態で収益が変わるかどうか確認を行うことをおすすめします。
デモトレードがない場合は少額で運用
デモトレードがない業者の自動売買システムを利用したい場合は、少額で運用しましょう。
少額で運用するといっても、FXの自動売買の場合、複数のポジションを保有する可能性もあるので、ある程度のまとまった資金が必要になります。
【まとめ】FXの自動売買の大損は避けよう!
「FXの自動売買で大損したくない!」「FXの自動売買がおすすめできない理由って何?」ご要望にお応えし、記事では、FXの自動売買で大損しやすい理由や対策について解説してきました。
- FXの自動売買は儲からない理由は詐欺や正しい運用を行わないため
- FXの自動売買をおすすめできない人の特徴は、十分な学習を行っていない人や感情に流される人
- 実際にFXの自動売買で大損するケースは詐欺や知識不足によるものが多い
- FXの自動売買の詐欺の手口はSNSの勧誘が多く、様々な文句で宣伝を行う
- FXの自動売買詐欺に対する対策は、国内のFX業者の自動売買システムを利用すること
- 初心者が自動売買で成功するためのコツはリピート型のものを選び、十分に検証すること
FXの自動売買で大損しないために最も重要なことは、SNS等の詐欺ツールに手を出すことをやめるということです。
そのためには、金融庁に認可されている国内のFX業者の自動売買システムを利用することです。
リピート型の自動売買システムで、デモトレードか少額運用でフォワードテストを行うことをおすすめします。
ロスカットされないくらいの資金で運用すれば、FXの自動売買はコツコツと稼ぎやすいですが、複数のポジションを保有する性質上、どうしても経済ショックによるロスカットに弱いです。
十分にデータを検証したのちに運用しないと、1年2年なら運よく利益を出せても、10年以上運用したら、トータルでマイナスになるケースも出てくると思うので慎重に運用しましょう。
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