YADIXでは出金できない詐欺業者?プロが詳細を徹底調査!

YADIXは2010年から運営されている海外FX業者の中でも最古参の部類に入る老舗の業者です。

大手海外FX業者と比べるとサービスは平凡ですが、格段に悪いというほどでもありません。

しかし、YADIXでは出金できないという口コミや、WikiFXの真相公開の情報などもあり、プロが真相を徹底調査しました。

この記事では、FX会社の格付けサービスを提供しているWikiFXが、YADIXの安全性について事実ベースで客観的に解説しています。

WikiFXとは?

WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。
全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。
FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。

YADIXの安全性を取得ライセンスや規則、Twitterの口コミなど様々な視点から徹底的に調査しましたので、ぜひ参考にしてください。

目次

YADIXの安全性を基本情報や取得ライセンスから調査

YADIXの安全性を確かめるために、 公式サイトやWikiFXで下記3点を調査しました。

安全性調査項目

1.企業情報と特徴
2.取得ライセンス
3.ユーザーの資産保護

基本情報1. 企業情報と特徴

YADIXの企業情報や特徴は、以下の通りです。

YADIXの公式サイトは、日本語に対応しておりますが、規約に関しては全て英文となっております。

英文であるので、規約が分かりにくいです。

サポートとしては、日本語対応のものがEメールとライブチャットの2つがあります。

特徴詳細
取扱商品・FX通貨ペア
・コモディティ
・株価指数
レバレッジ最大500倍
口座タイプ・クラシック口座
・スキャルパー口座
・プロ口座
・マネージド口座
取引プラットフォームMT4
スプレッド1.4pips~
最低入金額$100USD
ロスカット50%
ゼロカットあり
スキャルピングあり
両建てあり
ボーナス・口座開設ボーナス
・入金ボーナス

YADIXの特徴として、下記の3つが挙げられます。

YADIXの特徴
  1. ボーナスの出金条件が厳しい
  2. 顧客資産の保護に関する記述がない
  3. プラットフォームがMT4のみ

1つ目の特徴は「ボーナスの出金条件が厳しい」点です。

海外FXは取引にのみ利用可能なボーナスを利用できる業者が多いです。

YADIXでも口座開設ボーナスと入金ボーナスが行えるのですが、ボーナスの出金条件が厳しいというデメリットがあります。

殆んどの業者がボーナスの出金条件は特にないのですが、YADIXの場合は2つの厳しい出金条件が存在しています。

1つ目は、ボーナスによって利益を出金したい場合には、$100以上の入金が必要になるという点です。

2つ目は、利益1ドルにつき0.3ロットが必要となる点です。

例えば、ボーナスによって$50の利益を得たと仮定し、出金したいと考えた場合、$100の入金と、50$×0.3ロット=15ロットの取引が必要になります。

なので利益が出たとしても、出金することがとても厳しいです。

ボーナスの出金条件の厳しさについて言及している口コミを確認したい人は「口コミ2. 出金条件が厳しい」を参考にしてください。

2つ目の特徴は、「顧客資産の保護に関する記述がない」という点です。

YADIXはセイシェルFSAのライセンスを所持している他ので、分別管理によって資産を保護しているという形とはなりますが、顧客の保護に関する記述がサイトにありません。

YADIXは海外FXの中でも特に資産保護のスキームが脆弱と言えるでしょう。

3つ目の特徴は「プラットフォームがMT4のみ」点です。

現在でも世界中のトレーダーに愛用されているMT4ですが、既に後発であるMT5が開発されてから随分年月が経ち、開発会社であるMetaQuotes SoftwareもMT4は今後更新を行わないと宣言しています。

現在では大手の海外FX業者は多くがMT5を取り入れている中、未だにMT4しか使えないというのはデメリットと言えるでしょう。

基本情報2. 取得ライセンス

YADIXが取得している金融ライセンスを、WikiFXで調査しました。

金融ライセンスとは?

金融ライセンスとは、各国の金融監督機関が発行している『金融業の営業許可証』のことです。
取得をするためには、監督機関からの審査や、資金の預託が必要になる場合があるため、FX会社の信頼性を見極める上で重要な指標の一つと言えます。
取得難易度や規制の内容は、ライセンスを発行する国や機関によって異なります。

取得しているライセンスは、以下の通りです。

No.ライセンス名現在の状態ライセンスタイプ取得難易度
1セーシェル共和国オフシェア規制外為取扱ライセンス
YADIXの取得ライセンス一覧

取得ライセンス1. セーシェルFSA

セーシェルFSAのライセンス情報は以下の通り。

正式名称セイシェル金融サービス庁(FSA)
設立2019年
取得難易度
信頼性
公式サイトFinancial Services Authority (fsaseychelles.sc)

セイシェル金融サービス庁(FSA)とは、セーシェルのノンバンク金融サービスを規制する機関です。

取得条件については開示されていないため分かりませんが、取得のしやすい差を考えるとあまり良いライセンスとは言えないでしょう。

YADIXは以前ベリーズのライセンスを所持しておりました。

ベリーズのライセンスはセイシェルと比べて、もっと緩く、ペーパーカンパニーであっても取得が可能です。

YADIXは2019年にベリーズからセイシェルのライセンスに切り替えています。

セイシェルのライセンスは、監査機関や自己資本の規定がないため取得自体の難易度は低いですが、分別管理を義務付けており、資産の安全性は保障しています。

しかし、取得難易度の低さからそこまで信頼できるライセンスではないことは確かです。

なお、他にセイシェルのFSAを取得しているFX業者は以下の通りになります。

FX業者名ライセンスNo.
XMSD010
ExnessSD025
FXGTSD019

XMなどの大手海外FX業者もセイシェルのライセンスで運営しておりますが、XMはもともとキプロスのライセンスで運営しており、日本の金融庁の要請によって、セイシェルに切り替えたという経緯があります。

キプロスは上限額250万円の保証が存在しますが、セイシェルには保証が存在しません。

裏を返せば大手の海外FX業者と言えども、資産保護という面で言えばリスクが高いということです。

投資を行う場合は、信託保全を導入していて資産保護が徹底している国内FX業者の利用をおすすめします。

基本情報3. ユーザーの資産保護

YADIXがユーザーの資産保護をするために、「分別管理」や「信託保全」などを公式サイトで明言しているか調査しました。

分別管理・信託保全とは?

分別管理・信託保全というのは、FX会社が顧客から預かった資金を管理する方式のことです。
分別管理は、FX会社の運営資金と顧客の預入資金を分別して管理していることを表します。
しかし、本当に顧客資金に手が付けられないのかはトレードにはわかりませんし、会社が倒産した場合に返金される保証もありません。
一方の信託保全というのは、顧客資金と同額の資金を信託銀行などの預ける資金管理方式です。
この場合、会社が簡単に顧客資金に手を付けることはできないですし、倒産しても銀行からトレーダーへ資金が返金されます。

YADIXはセイシェルのライセンスを所持しているため、分別管理の保証はあるはずですが、サイトには顧客資産の保護に関する記述は見当たりませんでした。

YADIXの評判は?Twitterで調査

YADIXの評判はあまり見当たりませんでしたが、Twitterで2件ほどYADIXに触れている口コミを発見したのでご紹介します。

YADIXのTwitterでの口コミ(2023年3月15日時点)
  • サーバーが重い
  • 出金条件が厳しい

口コミ1 サーバーが重い

https://twitter.com/fRIFuN73GE2dlRx/status/1400588572428685312

一見出金依頼がキャンセルされたというような口コミにも思えますが、恐らくサーバーが重いということを伝えたい口コミと思われます。

YADIXは、スペックとしては中堅程度のFX業者のスペックはありますが、大手と比べると劣る点も目立つのでしょう。

口コミ2. 出金条件が厳しい

https://twitter.com/tofumental_fx/status/1465278417147150336

YADIXの明確なデメリットがボーナスの出金条件関係ですね。

ボーナスの出金条件が厳しすぎるので、ボーナスなしで取引した方が良いくらいかもしれません。

WikiFX「真相公開」から口コミを調査

WikiFXでは、ユーザーから寄せられる口コミとして「真相公開」が掲載されています。

2023年3月16日時点でYADIXの「真相公開」は1件ありましたので、ご紹介します。

真相公開1.出金ができない

分類出金できない
日時2023年3月7日
投稿国香港、中国

入出金で同じオンラインウォレットを使用したが入金はできても出金ができませんでした。

と出金拒否による被害を受けたと語っています。

WikiFXによる独自調査結果

WikiFXでは、FX業者を数値で判定する『スコア評価』や、ペーパーカンパニーでないかを調査する『現地調査』などを行っています。

またそれらの結果を基に『注意喚起』も行っています。

独自調査1. スコア評価

WikiFXでは、下記の5つの指標から10点満点でFX業者を評価しています。

WikiFXスコアの評価基準
  1. ライセンス指数:取得ライセンスの信頼性・価値
  2. 事業指数:企業としての安定性・運営能力など
  3. リスク指数:倒産時の資産保証の度合い・詐欺業者の可能性の低さなど
  4. 規制指数:取得ライセンスの規制の強さ
  5. ソフトウェア指数:取引プラットフォームなどの利用環境

YADIXのスコア評価結果は、以下の通り。

WikiFX評価の詳細は「WikiFX YADIX」ページでもご確認頂けます。

指数スコア
ライセンス指数3.92
事業指数6.69
リスク指数8.22
規制指数3.89
ソフトウェア指数6.91
総合点4.12

YADIXのスコア評価(2023年3月16日時点)

総合スコアが「4.12」なので、FX業者としてはやや低い部類に属します。

「ライセンス指数」「3.92」と平均点よりもやや低めです。

やはり、取得条件が緩いセイシェルのライセンスを取得していることが評価を下げているのだと思われます。

また同じ理由から「規制指数」「3.89」と、こちらもやや低めです。

「事業指数」「6.69」であり、資本金や運営能力はやや高めと判断されています。

「リスク指数」「8.22」と、やや高めです。

元々セイシェルがユーザーの資産保護の規制があり「分別管理」を行わないといけない点。

運営開始が2010年からと海外FX業者としては最古参に当たり、今まで運営し続けている点からリスクが少ないと判断されたと思われます。

「ソフトウェア指数」「6.91」と、やや高めのスコアを出しています。

取引プラットフォームはMT4のみですが、スマホやiPadにも対応しており、取引環境は整っていると判断されたようです。

独自調査2. 現地調査結果

WikiFXの『現地調査』のコラムでは、現地オフィスへ実際に訪問し、ペーパーカンパニーであるかどうかを調査しています。

WikiFXの調査の結果、YADIXはペーパーカンパニーではなく、実在していることが確認できました。

独自調査3. 注意喚起

現在、2023年3月16日時点で、YADIXを調査した結果、下記2点のリスク注意喚起があり、「評価が低すぎるため利用するのは危険」という判断になり、警告を行います。

YADIXに対する注意喚起(2023年3月16日時点)
  1. YADIXのライセンスであるセイシェルFSAの規制はオフシェア規制であるため注意
  2. YADIXは日本に対して有効なライセンスがない

YADIXで出金拒否となる出金ルールは2つ

YADIXの公式サイトでは、「KYC(Know Your Customer)ポリシー」が明記されています。

KYCとは?

「Know Your Customer」の略語で、口座開設などで義務付けられている「本人確認手続き」のこと。

  • 個人情報の盗難
  • マネーロンダリング
  • 金融詐欺
  • テロ活動

などを防ぐ目的が明記されており、これらに反する行動をすると出金拒否になる可能性が高いため、出金ルールと捉えることができます。

マネーロンダリングとは?

犯罪資金の出所を分からなくする目的で、入金と出金を繰り返す犯罪行為のこと。

YADIXで出金拒否となる出金ルール
  1. アービトラージ等の不正な技術の行使
  2. 過剰な注文や約定

ルール1.アービトラージ等の不正な技術の行使

YADIXは「アービトラージ等の不正な技術の行使を禁止する」としています。

以下原文です。

purposes of arbitrage or exploitation of temporary
inaccuracies in any exchange rates or technical

CUSTOMER AGREEMENT (yadix.com)
アービトラージとは?

業者間のチャートのずれなどによって、値動きを予め知ったうえで取引を行う行為です。

アービトラージを行えば取引は100%成功しますが、あらゆる業者がアービトラージを禁止しています。

仮に規約に明記されてなくてもアービトラージを行うと通常出金拒否、アカウント停止になります。

ルール2. 過剰な注文や約定

YADIXは「過度な注文や約定」を禁止しています。

以下原文です。

result in an over-execution of the order, or the execution of
duplicate orders, that QFS’s systems do not prevent overexecution on duplicate orders from occurring, and that
Customer shall be responsible for all such executions.

CUSTOMER AGREEMENT (yadix.com)

しかし、YADIXはスキャルピングやEAによるトレードの制限はないとしています。

規約を見る限り限度はあると考えて良いでしょう。

調査結果:YADIXは顧客資産の保護に関する記述がなくボーナス出金条件も厳しいためおすすめできない

YADIXのボーナスの出金条件の厳しさは、異質であるとすらいえます。

海外FX業者はボーナスの出金条件などないことの方が多いです。

実際にYADIXの出金条件の厳しさから、「出金できない」と報告する口コミや、真相公開のコメントなどが寄せられています。

恐らく、真相公開のコメントもボーナス関係の出金拒否だったのではないでしょうか?

WikiFXでは、資金の安全性やサービスクオリティの高さが証明されている国内FX業者の利用を推奨しています。

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この記事を書いた人

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