ひろゆきが「FXには手を出すな」と語る理由…FXの闇を解説

ひろゆき氏といえば、2チャンネル掲示板を作った人物として有名ですが、そのほかにも数々の事業に携わっており、事業家インフルエンサーとして人気を博しています。

しかしそれだけではなく、「それってあなたの感想ですよね?」などのフレーズが有名ですが、コメンテーターとしても活躍しており「論破王」と呼ばれることもあります。

そんなひろゆき氏が配信中にユーザーからの質問に答える中、FXに関して言及していることがありますので、今回はその部分に焦点を当てて解説していきます。

この記事でわかること
  • ひろゆき氏のプロフィールや経歴
  • ひろゆき氏が発言するFXについて
  • ひろゆき氏のFX論に対して学ぶべきこと

それではひろゆき氏の詳しいプロフィールや経歴について見ていきましょう!

目次

ひろゆき氏とは

本名西村 博之(にしむら ひろゆき)
愛称・通称ひろゆき・論破王
生年月日1976年11月16日47歳(2024年2月時点)
出身地神奈川県相模原市に生まれ、東京都北区赤羽北育ち
1998年
中央大学在学中

WEBサイト「Hirox’s room」を開設。大学の友人と合資会社「東京アクセス」を設立

1999年
2ちゃんねる開設

初代管理人になる。2ちゃんねるが成功した理由は「情報ニーズがあるから」と語っている。

2000年
初のメディア出演

西鉄バスジャック事件の犯人が2ちゃんねるに犯行予告を行っていたことを受け、当時23歳だったひろゆきは報道番組『ニュースステーション』(テレビ朝日)のインタビュー取材に応じた。

2001年
日本生命との裁判で敗訴

この時期から2ちゃんねるでの誹謗中傷をめぐり、多くの裁判で多額の賠償責任を負うことになる。総額は30億円にもなる。

2002年
東京プラス株式会社を設立

代表取締役に就任

2003年
未来検索ブラジルを設立

取締役に就任

2004年
「電車男」がメディア化

インタビューで2ちゃんねる管理人としての収入は「サラリーマンの生涯年収を年で稼ぐくらいだった」と言っている。

2005年、2006年
ニワンゴの取締役管理人に就任

ニワンゴはドワンゴの子会社である。ニコニコ動画をリリース。

2008年
2ちゃんねるを譲渡

譲渡先はシンガポールのパケットモンスター社

2015年
英語圏最大の掲示板4chanを買収

管理人に就任する。買収額は約10億6000万円

2ちゃんねるは、日本最大の掲示板サイトとなり、インターネット文化に大きな影響を与えました。2006年には、ニコニコ動画を開設し動画にコメントを付けられるという画期的なサービスで、動画共有サイトの先駆者となりました。

2020年代からは徐々に本を出版したり、YouTube活動を行ったりしていくことでインフルエンサーとしても活動していきます。

YouTubeでは生配信を行うことが多く、視聴者からくる質問に答えていくスタイルが人気です。視聴者からの質問の中には「FX」に関する内容も多く、そこでのひろゆき氏の発言が切り抜き動画などで注目されています。

ひろゆき氏がFXには手を出すなという理由3選

ひろゆき氏は、FXに否定的な意見を発言していることが多く見られます。

その理由としていくつか共通していることがありましたので、3つにまとめました。

ひろゆきさんのFXに対する思いを網羅していますよ!

予測が不可能

ひろゆき氏は、FXを完全に予測することは不可能だと言っています。それ自体はFXの本質であり、何も間違っていない意見です。

しかしひろゆき氏が伝えたいことは、重要な経済指標の結果や日銀介入などの突発的な出来事は誰にも予想することができないし、その時に発生した値動きに対応するのは難しいということです。

「ロスカットに追い込まれて退場」ということを何度も発言しています。

9割は負けている事実

FXでは一部の専業トレーダー、いわゆるプロとして取引を行っている人以外が勝ち続けることの難しさを語っています。

確かにFXトレーダーの9割以上は通算損益で、マイナスになっていることでしょう。

ひろゆき氏は、FX取引を行っているすべての人が負けているわけではなく、新規参入してくる人や片手間でやっている人が勝てる甘い世界ではないと言っています。

一時勝てる瞬間があっても、勝ち続けることは難しいことをわかっています。

正論を何の悪気もなく、発言するひろゆきさんらしい考えですね!

情弱の方がやるもの

FXは資格や制限なく、一般人でも手軽に始められるメリットがある一方、初心者をターゲットとした詐欺に近い情報商材などが多く存在しています。

そんな情報に騙されてしまい、多額の借金を背負っている人も多くいます。ですので、ひろゆき氏が発言している「FXは情弱がやるもの」という発言も間違いではないのでしょう。

FXは大きく稼ぐこともできれば、失う金額も大きなものになります。そんな穴を突いた情報商材が後を絶ちません。

まぁ初心者がいきなり稼ぎ続けるのは、難しいですよね。。

ひろゆき氏のFX論をYouTubeからひも解く

ひろゆき氏のFX論がなぜこんなにも見かける機会が多いのかというと、切り抜き動画がバズっているからです。

ひろゆき氏はYouTubeライブにて生配信をすることがあります。そこでは視聴者からの質問に答える場面があり、度々FXについての質問が寄せられることがあります。

そんな切り抜き動画で発信されている内容から、ひろゆき氏のFXへの思いをひも解いていきましょう。

FXで稼ぎ続けられると思っている人はバカ

FXの稼げる手法や信頼できるトレード方法は、ずっとは続かないとひろゆき氏は言っています。

確かにFXでは相場環境に合ったトレードを行う必要がありますよね。

「FXで稼ぎ続けられると思っている人はバカ」とひろゆき氏が言う理由には、以下の発言も重要になってきます。

  • FXで稼げる方法を知っていると思っている人は、その方法が古くなっていることに気付いていない
  • FXで稼げる方法を教えてくれる人や本やサイトは、自分で稼げないから教えている

上記の発言から「FXは変化し続けるもの」「必勝法を知っている人は他人に教えたりしない」という意図が読み取れます。

ひろゆき氏は、FXはテクノロジーや経済や政治などの様々な要因に影響される複雑なシステムであり、そのシステムは常に動いており、予測や制御が困難であると考えています。

「自動売買ソフトを運用して不労所得を得ようとする考えは相当頭が悪い」

ひろゆき氏は、自動売買ソフトに関しては、かなり否定的な態度を示しています。

印象的な表現としては、「絶対に勝てる自動売買ソフトがあったとしたら国家予算1兆円を投入して運用すれば良い」と言っています。

細かい発言では、以下のようなことを発信しています。

  • 人間が考えたロジックは、必ず限界がある
  • 人間が考えたロジックは、過去のデータや経験や知識に基づいて作られるが、FXは過去のデータや経験や知識に基づいて判断することができない
  • 人間が考えたロジックは、予想外の事態に対応できない
  • 自動売買ソフトは、FXの変化に対応できずに、損失を出すか、停止するか、暴走するかのいずれかになる

自動売買プログラムは、過去データをもとに作られたものなので、未来を予測できないことは事実ですね。ただ過去データをもとに同様の値動きに合わせて自動でトレードを行ってくれることが、自動売買プログラムの良いところです。

ひろゆき氏の言う通り、絶対に勝てる自動売買プログラムは存在しません。もしも「絶対勝てる・勝率100%」などのうたい文句で販売している自動売買プログラムがあったら、それは確実に詐欺なので十分に注意してください。

自動売買プログラムを使って利益をあげている人は、相場環境に合わせた適切なプログラムを使いわけているよ!

「北朝鮮がミサイル飛ばしましたーはい暴落ロスカットみたいな感じで基本運」

FXには政治・経済や事件・災害などによっても大きな影響を受けるファンダメンタルズ要素が存在します。

その中で北朝鮮のミサイル発射のような突発的な出来事によって、大きく変動することがあることから、FX相場を予測することなど不可能とひろゆき氏は言っています。

確かに地政学リスクや経済指標の結果などには、注視する必要がありますが、すべてを含めてFXトレードスキルというのも事実です。

リスク管理できていない初心者では十分にあり得ますね。

「FXで必ずもうかる仕組みがあるなら日本政府の100兆円の予算を使えばいい」

ひろゆき氏が得意とするところの冗談交じりの皮肉ですね。国は国家予算として年間100兆円もの資金を運用しています。運用と言っても、国が投資を行っているわけではありません。

国を維持するために必要な資金が100兆円以上必要だということです。

ひろゆき氏の言うとおり、本当に勝てる手法があるならば、すべてをFXの運用資金として国民に還元すれば良いという考えはわかります。

しかしそれをやらない・できないのであればひろゆき氏は間違っていないということになります。

うまく論破されてしまいましたね。さすが論破王!

「FXは基本的にはギャンブル」

どんなに統計学や確率・数学、ロジックを極めようが、所詮FXはギャンブルと同義というのが、ひろゆき氏の考えのようです。

ひろゆき氏は、大学の専攻で「心理学」を学んでいたこともあり、人の行動パターンを分析することに非常に長けています。そんな背景からか、FXは感情のコントロールが難しく、利益や損失に振り回されてしまうと言っています。

確かにFXは感情のコントロールが難しいですよね。。

実際のYouTube動画とコメントについて

上記動画には、ひろゆき氏がFXについて言及している内容が盛り込まれています。

基本的には前項でも紹介しているような内容で、「FXはギャンブルだからやめたほうが良い」「たまたま稼げているだけ」「自動売買ツールで稼げると思っている人は、少し頭が悪くなっている」などFXは稼げないという意見が多数聞けます。

この動画についているコメントについても少し見ていきましょう。

上記画像の2件のコメントですが、FXを深く理解している人からすると出てくるようなコメントです。ひろゆき氏のコメントは基本的にFXで負けている9割以上の人が共感するような内容になっています。

FXが好きな人・理解している人からすると「大してFXを知ろうとしていないのに偉そうに語るな!」という気持ちになるのもわかりますね。

動画内でも度々言っていますが、レバレッジがあることを問題視しています。そこでひろゆき氏は「FXやるなら株や投資信託をやったほうが良い」と発言していますが、上記コメントにもある通り株や投資信託にも同様のリスクがあると考えられます。

リスクがないものは、投資とは呼ばないよね!

上記コメントのように「FXが稼げるか稼げないか」という議論であれば、稼げない理由のほうがはるかに多いので、稼げない派が勝てるはずです。

もう1つのコメントのように投資と投機を混同して話されている感じはしますね。

FXは始めるハードル自体は低いと思いますので、勝てない理由をはっきり伝えている面では、救われている人もいるかもしれません。

ひろゆき氏のFX論の真偽について

ひろゆき氏の考えとしては、一貫してFXはギャンブルと変わらない、絶対に稼げないものとして捉えています。しかし一部の専業トレーダーで稼げている人に対しては、認めている節があります。

「北朝鮮がミサイルを飛ばしたら暴落してロスカット」という表現も事実ではありますが、勝てない根拠にはならないです。

そんなことでロスカットされてしまうのは、ストップロス設定をしていないからであり、リスク管理を怠っているだけの話です。

FXは100%勝てる保証は誰にもありませんので、リスクコントロールから見直せば済む話でしょう。

ひろゆき氏は、FXをほとんど否定していますので、一部事実ではないと感じる部分もあります。

ひろゆき氏のFX論から学べること

ひろゆき氏が、視聴者に伝えたいことは1つで、「FXの危険性」だと思います。

それは参入障壁も低く、初心者でも始めることが容易で、リスク管理ができていなければ絶対に勝てることはできないことからの発言であると言えます。

さらにFXには突発的な値動きがあることは事実です。しかし急な値動きに対して、しっかりとリスク管理することは基礎的な部分の話なので、FXを全否定する理由にはなりません。

ひろゆき氏のYouTubeから学べることは、以下3点です。

ひろゆき氏から学ぶFX
  • 初心者が仕組みを理解しないままFXを始めると、ただのギャンブルになる。
  • 急な値動きは予想できないので、リスク管理は必須。
  • 自動売買プログラムやFXにおいて、絶対に勝てる根拠はない

まとめ

今回はひろゆき氏がYouTubeライブで回答していたFXに関することについて、深掘りしていきました。

【結論】ひろゆき氏はFXには否定的であり、これからFXを始める人にFXで稼ぐことの難しさを皮肉交じりに解説していました。

しかしFXに否定的な態度を取りながらも、FXで稼いでいる人の存在を認めているし、知識のない初心者が安易に参入することがないように予防線を張っているようにも見えました。

FXの厳しさを知っているからこそ、あえて厳しい言い方をしている優しい人だと感じます。

これからFXを始めようと考えている人は、ひろゆき氏のYouTubeを見てみて、検討材料にするのも良いかもしれません。

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この記事を書いた人

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