FXは放置で勝てるのか?寝ているだけで完結する手法を検証!

FXをやりたいけど忙しい!

寝ているだけで儲かるやり方はある?

FXは不労所得と思っている人もいるかもしれませんが、実際には多少の作業が必要です。

しかし、FXには寝ているだけで稼げる方法も存在し、メリットとデメリットがそれぞれ存在しています。

例えば、デイトレードという方法を行った場合、毎日作業しないといけない代わりに、難易度は高く、うまくいけば1年で億り人になることも可能です。

自動売買を行う場合は、一度設定してしまえば、後は寝ているだけで儲かりますが、爆発的な稼ぎは期待できません。

FXのどのような手法を行うとしても、放置するということを覚えれば、格段にメンタルの負荷も軽減し効率も上がります。

この記事で分かること
  • FXが放置することが可能な理由
  • 長期放置するためのコツ
  • 指値注文やOCO注文を使って放置する手法
  • デイトレードやスイングトレードを使って放置する手法
  • 両建てで比較的安全にスワップを狙う手法
  • 自動売買、ループイフダン、ミラートレードを使う手法

FXで寝ているだけで行える手法としては、自動売買が適しています。

自動売買は、既にうまくいってる人の設定をそのまま流用できるので、FXの知識のない初心者でも稼ぐことができる易しい投資方法です。

自動売買の中でも、国内のFX業者が行っている有名なサービスは、長期の資産形成に向いており、FXの中でも投資の中でも特に簡単な部類なので、利用者がとても多くおすすめです。

すぐに自動売買の手法について知りたい方は「ループイフダンを使う手法」を参考にしてください。

目次

FXで永久に放置することは可能なのか?

FXの放置の手法を解説する前に、FXで放置することは可能なのかどうかについて、以下の5つの項目から解説していきます。

FXで永久に放置することが可能な根拠と解説
  • 強制ロスカットされなければポジションは永久に放置できる
  • 強制ロスカットされないコツはレバレッジを下げること
  • FXの為替相場が放置に向いている理由
  • 含み損になった場合はどうすればいいのか
  • 放置をするときの注意点

強制ロスカットされなければポジションは永久に放置できる

FXではエントリーを行い、ポジションを保有していると勝手に決済されることがあります。

強制ロスカットと言い、業者側が設定した証拠金維持率に満たない場合、業者が勝手に決済する仕組みがあるのです。

自分のポジションが勝手に決済されちゃうなんて怖いですね。

FXにおいて強制ロスカットの仕組みはとても重要です。
中でも証拠金維持率と強制ロスカットの関係性は必ず覚えておきましょう。

証拠金維持率とは?

証拠金維持率とは保有している口座内の全ポジションが証券口座残高に対してどのくらいの比率を占めているか表す数字です。

全てのFX業者では証拠金維持率が設定されています。

計算方法としては、「有効証拠金÷必要証拠金×100=証拠金維持率」となります。

「有効証拠金」とは、入金した証券口座の残高に加えて、ポジションを保有した際に発生する含み益か含み損です。

ポジションを保有し、利益が出ていれば含み益と言い、損失が出ていれば含み損と言います。

例えば、証券口座残高が10万円で、含み益が2,000円だとすると、有効証拠金は10万2,000円になります。

証券口座残高が10万円で、含み損が2,000円の場合は、有効証拠金は9万8,000円となります。

必要証拠金とは、ポジションを保有するのに必要な金額です。

例えば、ドル円の場合ならば、変動しますが、50,000円ほどです。

証券口座残高が50,000円程度ないとポジションを保有することができません。

必要証拠金は業者ごとのプラットフォームの画面で表示されていることが多いですが、計算式としては「為替レート×ロット÷レバレッジ」で数値を出すことができます。

証拠金維持率を出す計算式を具体的に解説します。

証券口座残高が10万円で、含み損が2000円、ドル円を1ロット(必要証拠金50,000円)を保有していたとしましょう。

有効証拠金(9万8,000円)÷必要証拠金(50,000)×100=証拠金維持率(196%)となります。

強制ロスカットの目安ですが、FX業者によって異なりますが、証拠金維持率が100%から50%ほどと考えていいです。

基本的に、証拠金維持率が低下してくると、メールを届ける等、業者側も注意を促すので、放置して相場を見ないとしても、普段使うメールをFX業者の登録メールアドレスに設定しておき、確認するようにしましょう。

証拠金維持率は定期的に確認することが放置トレードのコツですね。

証拠金維持率が低下した場合は?

証拠金維持率が低下した場合は、追加の資金を入れて、証拠金維持率を上昇させるか、先手を打って決済してしまいそれ以上に損害が広がらないようにするかの二択です。

業者によっては、含み損になったポジションを移転することを条件にチャラにしてしまうといったことをやってるところもあるようですが、証拠金維持率の低下の対策には、早期の判断がとても重要になるので、予め証拠金維持率が低下した場合を想定しておいて、その通りに行動するようにしましょう。

予めルールを作りその通りに行動するというのが、あらゆるFXの手法の基本です。
ルール通りに実行できるメンタルコントロールがFXでは重要となります。

強制ロスカットされないコツはレバレッジを下げること

強制ロスカットされないコツはレバレッジを下げることです。

レバレッジとは、証券口座残高を増やし、保有ロットを減らすことで低下させることができます。

レバレッジを下げれば、証拠金維持率は上がっていくのです。

安全圏だとする証拠金維持率は500%と言われています。

強制ロスカットされるときはどんなときかというと、経済ショックが起こった時です。

相場が大変動を起こし、含み損が増えてしまうと、強制ロスカットされるということですね。

でも、経済ショックなんて滅多に起こらないんじゃないですか?

実際には経済ショックは1年~4年ごとに起こっており自分事として捉えなければなりません。

ポジションを保有して放置するときには、経済ショックのことを考えることは前提となります。

経済ショックは起こらないものとして、証拠金を設定してしまうことが、FXで破滅する第一歩です。

実際に過去起こった経済ショックとしては以下のようなものがあります。

経済ショック発生した時期通貨ペア値動き
コロナショック2020.02GBP/JPY約2100pips
アップルショック2019.01GBP/JPY約700pips
ブレグジット2016.06GBP/JPY約3200pips
スイスフランショック2015.01CHF/JPY約2500pips
東日本大震災2011.03GBP/JPY約1700pips
ギリシャショック2010.05EUR/JPY約2600pips
リーマンショック2008.09GBP/JPY約7600pips

経済ショックと一口に言っても、アップルショックのように数秒から数分で発生するものもあれば、コロナショックのように1年間程度かけて大変動を起こす場合もあります。

瞬時に相場が動いた場合、追加資金を投入するといったこともできなくなるので、注意が必要です。

証拠金維持率が500%あれば、殆んどの過去の経済ショックは防げますが、あくまでも過去のデータであり、これからのことを保証しているわけではないことは忘れてはいけません。

では、予め経済ショックは予想できないのかどうかについてですが、リーマンショックなどの経済的要因ならば予想できたとする人は存在しています。

しかし、恐らくコロナショックを予想できた人は殆んどいなかったでしょう。

経済ショックは必ず起こり、しかも予測できないものだと考えた方が無難です。

FXの為替相場が放置に向いている理由

何故FXの為替相場は永久に放置しても問題ないのかと言いますと、FXの為替相場は、一定の価格を行ったり来たりしているからです。

強制ロスカットさえされなければ、含み損になってしまっても、含み益になるチャンスがあるということです。

強制ロスカットされなければ、FXは負けないということですね。

そのためには、多くの証券口座残高が必要になるので、証券口座にたくさんのお金を入れておく必要はあります。

リスクを減らし証券口座残高を増やすと利回りが悪くなる問題について

リスクを取らずにFXをコントロールしようとすると、利回りが悪くなるという問題は起こります。

いくら安全でも利回りが悪いならば、他の金融商品に切り替えたいと思うこともあるかもしれません。

しかし、FXの場合は証拠金をコントロールすることで、リスクを自分でコントロールできる点が魅力的です。

リスクを多くとれば、同じ手法であっても、利回りを多くすることができるし、証券口座残高を増やせば、リスクは少なくなります。

リスクをコントロールできればFXの長期トレードは利益を出しやすい

よくSNSとかで、自動売買で着実に儲かったという口コミを目にすることがありますが、何故初心者でも簡単に稼げるかというと、強制ロスカットさえされなければ、必ず稼げるようにFXができているからです。

難易度が高いというイメージがあるかもしれませんが、恐らく金融商品の中でも長期投資を考えた場合は、FXは簡単な部類です。

しかし、長期トレードでは、FXによくあるイメージのように1年で10万円から1億への億り人へ、といったようなことはできないので注意してください。

FXにポジションは価値がゼロになりにくい

他にも他の金融商品と比べてもFXを放置で運用する利点があります。

株式を行う場合、会社の場合は倒産したりもするので、株の価値はゼロになったりしますが、為替相場は国ごとの通貨が保障となっているので、国が潰れない限りポジションの価値がゼロにはなりません。

株式よりも安全性が高い部分と言えます。

業者が倒産するリスクには注意

他に考えられる放置におけるリスクは、利用している業者が倒産した場合、含み益も含み損も強制決済されてお金を返されるという可能性も考えられます。

国内のFX業者は信託保全を行っていることが殆んどなので、倒産した場合でも資金の保証はされますが、ポジションは決済されてしまう恐れは考えらえるので、なるべく大手のFX業者を使うようにしましょう。

せっかく育てたポジションは大事にしたいですよね!

含み損になった場合はどうすればいいのか

FXを放置する場合、含み損になるとメンタルが保てないという投資を行う上で絶対に避けられない問題があります。

投資において元本割れはつきものですが、FXの場合は証拠金をコントールすれば、「とりあえず大丈夫だろう」という安心感は得れます。

実際に含み損になってしまった場合は、予め行動のルールを決めておきましょう。

例えば、含み損が一定以上になった場合、決済してしまうとか、証拠金維持率が一定以下の場合は追加の資金を投入するなどです。

経済ショックは必ず起こるものと考え、予め行動を決めておかないとパニックになってしまい、合理的な行動をとれなくなります。

経済ショック時は、パニックになる人がいる一方で、準備を行っていた人たちにとっては逆にチャンスとなりえるので、必ず備えるようにしましょう。

経済ショックが起こっても慌てて行動しないようにしないとですね。

暴落時こそ投資のチャンスだとする投資家も多く、投資の基本的な考え方でもあります。

放置をするときの注意点

FXの会社は基本的に土日はお休みです。

お休みというのは、予約注文等が一切受け付けないということです。

自動売買においても同じなので、注意しましょう。

相場自体は動いている

会社はお休みでも、相場自体は中東を中心に動いているので、月曜になったらいきなり価格が変わるという現象が起こるので注意が必要です。

FXの放置の手法

具体的なFXの放置の手法を以下の項目から解説していきます。

FXの放置の手法
  • 指値注文を行って放置する方法
  • OCO注文を行って放置する手法
  • デイトレードを行う手法
  • スイングトレードを行う手法
  • 両建てでスワップポイントを狙う手法
  • EAで自動売買を行う手法
  • ループイフダンを使う手法
  • ミラートレードを使う手法

指値注文を行って放置する方法

指値注文とは、価格を指定して注文を行う方法です。

例えば、現在値が100円だとして、105円になったら自動的に注文を行うというのが指値注文です。

注文を予約したい時に使います。

指値注文はとても便利で、チャートを見ていなくても、指値注文をしておけば、自動的に注文をしてくれます。

例えば、テクニカル分析でチャートを分析し、エントリーのセットアップが終わったとしましょう。

もうエントリーしても大丈夫という状態になったら、チャート目視せずに指値注文で予約しておけば、自動的に注文をしてくれます。

しかし、指値注文だけだとエントリーしかできないので、注意が必要です。

実際の注文画面

MT5を例にとって解説します。

MT5はMT4に次いで世界中で最も多く使われているプラットフォームであらゆる業者がMT4かMT5を利用しています。

MT5は利便性が良すぎるので、他のプラットフォームではできない注文方法も混じっている可能性があるので注意してください。

以下画像を用いて①~④までの項目を解説します。

①は注文タイプです。

MT5では成り行き注文と指値注文の2種類を選べます。

成り行き注文というのは現在の価格で買い(ロング)か売り(ショート)を行います。

ロングとショートとは?

FXの解説では、同じ意味なのに違う言葉で解説していることがありますが、買いと売りをロングとショートということがあるのにも理由があります。

買いをロングと呼ぶ理由は、買いはゆっくりと上昇すると考えられているためです。

同様に売りをショートと呼ぶのは、売りは素早く下降すると考えられているため。

他の呼び方としては、ブルとベアという呼び方をされることもあります。

ブルとは牛のことで、ゆっくり進むことを意味し、ベアとはクマのことで、クマの蹄の切り裂きのように鋭い相場になりやすいことを意味しています。

②ではどの価格で予約注文を行うの決めるため、予約したい価格の数値を入力します。

②の部分が指値注文となります。

MT5の場合、ただ指値注文を行うだけではなく、利確と損切り注文まで設定できるので、指値注文を入れるだけで、全ての注文を完了させることが可能です。

MT5の場合はOCO注文という名称はありませんが、機能としてはOCO注文と同じです。

③が損切りで、④が利確です。

でも数値だけで確認するとよく分かりませんね。

MT5の場合、注文後にラインが出現するので、チャート上で直感的に目視で自在に注文を変更できます。

下の画像のようにMT5では、注文後にいつでも損切り注文と決済注文の変更が可能です。

OCO注文を行って放置する手法

OCO注文は注文や決済を自動で行ってくれるとても便利な注文方法です。

指値注文だけだと、エントリーしかできないプラットフォームもありますが、OCO注文は自動でエントリーを行い、損切りと決済の注文も行ってくれます。

エントリー後に注文を変更することも可能です。

注文から決済まですべて自動で行ってくれるので、OCO注文を行った後は、寝てしまっても問題ありません。

例えば、エントリーするときは成り行きで入り、チャートを見続けていて、寝る時間になったら、OCO注文を行って放置するといったこともできます。

ただし、土日はFX会社はお休みなのであり、指値注文もOCO注文も受け付けていないので、デイトレードで土日持ち越さないと決めているトレーダーは注意が必要です。

デイトレードを行う手法

デイトレードで放置する場合は、OCO注文を行うことが多いです。

例えば、トレンドフォローを行おうと思った場合、大体16時から24時までのロンドンとニューヨークの時間を狙うトレーダーは多いでしょう。

なぜなら、16時から24時、特に22時から24時までの間は、相場が大きく変動するからです。

22時から24時が最も大きく動く理由はロンドン時間とニューヨーク時間が重なっているからですね。

しかし、ニューヨーク時間は24時が終わってからも続くので、24時に寝るという場合は、OCO注文を行ってから寝るというパターンが多いです。

ニューヨーク時間が終わるまで起きていてもいいのですが、朝は朝で東京時間が8時から始まるので、東京時間もトレードしたいという場合は、24時に寝る方が効率が良いかもしれません。

東京時間の場合は主に円がらみの通貨が動くので、日本人トレーダーから人気のある時間帯です。

デイトレードで億り人になれるというのは本当?

デイトレードを行うことで、1年で10万円から1億円へ資産を増やした人自体は存在します。

なぜこんなことができるかというと複利効果を使っているためです。

複利とは、投資で得た収益をさらに投資に回すという手法で、消費にお金を回せないという弱点はありますが、加速度的に資産が増えていきます。

デイトレードの場合、取引のサイクルが短いので、スイングトレードや自動売買と違い、とても大きな複利効果を狙うことができるのです。

デイトレードは経済ショックも避けやすい

デイトレードがそんなに稼げるならリスクも大きいのだろうと思われがちですが、むしろスイングトレードや自動売買よりリスクは小さいです。

FXにおける最大のリスクとは経済ショックですが、デイトレードはショック相場を避けやすいという特徴を持っています。

1日程度でトレードが完結し、しかも損切り設定を浅めに設定しているので、実際に経済ショックが起こったとしても、損切り注文に引っかかる可能性が低いです。

手法によるでしょうが、恐らくはスイングトレードや自動売買よりも証拠金残高も少なめで運用することになるでしょう。

少ない証拠金残高で運用するということは、万が一強制ロスカットされたとしても、ダメージが少ないということです。

デイトレードの弱点は?

デイトレードの弱点はメンタルストレスです。

日々相場に向き合うのはかなり根気のいる作業で、心がすり減ると主張するトレーダーも多いです。

スイングトレードや自動売買のように、数ヶ月単位で放置ということもできず、基本的に毎日行う必要があるというのもデイトレードの弱点でしょう。

スイングトレードや自動売買よりも、テクニカル分析の知識も多く必要になります。

スイングトレードを行う手法

スイングトレードは、数週間から数ヶ月ポジションを保有するトレードスタイルです。

デイトレードとの違いは様々ですが、最も大きな違いはショック相場も想定しなければならないという点です。

デイトレードは確かに、毎日チャートを見ないといけないから面倒な印象があるかもしれません。

しかし、ポジションを保有する時間がかなり短時間で済み、土日も挟まず、損切り注文も浅めに設定しているので、ショック相場に遭遇する可能性がかなり低く、遭遇したとしても損害は小さいのです。

スイングトレードの場合は、ショック相場を想定しないといけないのに加えて、損切り幅も大きくなるので、証拠金はかなり多めに必要になります。

大きなトレンドをトレードする場合は、大きな損切りが必要になるのです。

スイングトレードの利点は、放置しやすいという点とスワップポイントがもらえる点です。

FXのポジションは保有しているだけで、お金が増えたり減ったりするスワップポイントを貰えます。

スワップポイントとは?

スワップポイントとは、両国の金利差によって生じる利益です。

買いと売りで大体マイナスとプラスに分かれています。

マイナスのスワップの場合は、ポジションを1日以上保有していると損失が発生し、プラスのスワップの場合は収益が発生します。

業者によってスワップポイントに違いがあり、通貨ペアごとに有利な業者も存在するので、長期でポジションを保有する場合は、スワップポイントに優れた業者を選びましょう。

スワップポイントはデイトレードにはないスイングトレードのメリットです。

特に、メキシコペソ、南アフリカ、トルコリラと円との新興国がらみの通貨ペアはスワップポイントが高く設定されています。

全ての業者が上記の通貨ペアを取引できるわけではないので、事前に取引したい通貨ペアを業者で取引できるのかは確認しておきましょう。

スワップポイントを狙うならLINEFXがおすすめ

スワップポイントを狙うならLINEFXがおすすめです。

LINEFXは、特に新興国通貨ペアであるメキシコペソ、南アフリカ、トルコリラのスワップポイントが優遇されています。

ただし、新興国通貨ペアはスワップポイントが大きい代わりに売られるときは大きく売られるリスクがあり、強制ロスカットがかなり現実的なリスクとして起こるので注意が必要です。

スワップポイントを狙う際には、リスクを落とすならば、米ドル、ユーロ、円がらみの通貨ペアを狙うという方法を行うと良いでしょう。

両建てでスワップポイントを狙う手法

長期でポジションを保有し、スワップポイントを得るやり方は、とても魅力的です。

しかし、証拠金残高を多めにしておかないと、経済ショックが起こった際にロスカットされる可能性があります。

両建てを行うと、プラススワップとマイナススワップが相殺され、スワップポイント自体は微量になりますが、証拠金残高を一定に保つことができます。

両建てというのは、買いのポジションと売りのポジションと1つの通貨ペアで両方持つことです。

ただし、買いと売りと同じLot数保有した場合、マイナススワップの方が原則的に高くなります。

証拠金維持率は、含み益と含み損に影響することは前述しました。

詳しくは、「証拠金維持率とは?」を参考にしてください。

両建てで買いと売りを同じ量保有できるのであれば、ロスカットの心配は限りなく減るのですが、同じ量保有するとマイナスになってしまうので、プラスにしたいならば、プラススワップの方のポジションを増やす必要があります。

しかし、片方のポジションだけを保有した場合に比べたら、リスクは軽減できます。

両建てのデメリット

両建てのデメリットはスプレッドが2倍かかるという点です。

スプレッドが2倍と言っても大したことないのでは?と思われがちですが、相場が変動時にスプレッドが拡大することを忘れてはいけません。

両建てしているからと言って証券口座残高が十分でないと強制ロスカットのリスクはあります。

業者によっては両建てを禁止している

FX業者の中には、両建てを禁止している場合があります。

禁止している両建てをしてしまった場合、口座が凍結されお金が返ってこない可能性もあるので注意が必要です。

同一口座のみ両建て可能なパターンと同一口座でも両建ては禁止されているパターンの2つがあります。

同一口座のみ両建てが許可されている場合でも、他の口座との両建ては禁止している業者もあるので注意が必要です。

利用しているFX業者の規約の確認は重要ですね。

EAで自動売買を行う手法

自動売買はFXの知識がない初心者であっても利益が挙げられるので、人気のある手法です。

自動売買を行うためには、FX業者のシステムを利用するかEAを利用することになります。

EAとは、MT4とMT5で使える自動売買のプログラムのことです。

EAは種類がとても多く、4000種類以上存在します。

短期向けから長期向けまで、様々なEAが存在し、業者の自動売買システムに似ているものもあります。

業者の自動売買システムを使う場合は、一定の水準のものが用意されており、利用すれば一定の成果をだれでもあげられるように工夫されていますが、EAの場合は多くの中から自分で選ばないといけないので、ある程度の知識が必要です。

しかし、MT4かMT5のプラットフォーム1つで、様々な業者のシステムを利用できるので、効率を突き詰めたい人にはEAが向いています。

業者のシステムだと突き詰めても1つのシステムであることに変わりないので、複数のシステムを扱う場合と比べると、効率化の限界値は低いとも考えられます。

国内のFX業者の自動売買システムは長期向けのものが多いので、短期向けの自動売買を行いたい場合もEAの方が向いているでしょう。

EAの注意点

EAを動かすためには、パソコンをつけっぱなしにするかVPSを使う必要があります。

VPSを利用すれば、パソコンをつけっぱなしにする必要がありません。

VPSにかかる費用は大体月に3,000円程度なので、EAを利用する場合は、初期コストが多少高くなります。

条件によっては無料で提供している業者もあります。

ループイフダンを使う手法

ループイフダンはアイネット証券とひまわり証券で行える自動売買のサービスです。

ループイフダンは簡単な設定を行うだけですぐに自動売買を始められ、初心者でも収益を簡単に上げられるので人気のある手法です。

ループイフダンに代表されるような国内の自動売買のシステムの良いところは、既に成功している人の設定をそのまま流用できるところだと言えます。

自分で色々考える必要がないので、証拠金残高さえしっかり用意しておけば比較的安全に運用ができ、ある程度安定した収益が発生します。

ループイフダンの手法は、大きなレンジ内で売買を繰り返すというものです。

レンジとは?

レンジとは一定の価格内を行ったり来たりすることです。

ループイフダンを始めとした多くの自動売買の手法に取り入れられています。

逆に、一方方向に価格が進むことをトレンドと言い、トレンドはデイトレードのトレンドフォローなどで活用されていることが多いです。

ループイフダンをうまくいかせるコツは?

ループイフダンをうまくいかせるコツとしては、とにかく低レバレッジで行うということです。

利回りは悪くなりますが、推奨されている証拠金の3倍以上で行うトレーダーは多いです。

10倍以上で行うトレーダーもおり、経済ショックを防ぎたい場合は、証拠金維持率500%以上を目安に調整しましょう。

分散投資も考えるべき

世界中の経済は連動しているとはいえ、通貨ペア同士の関係性が薄いものもあります。

ループイフダンを始めとしたレンジに仕掛けるタイプの場合、最も効果的な通貨ペアは、AUD/NZD(豪ドル/NZドル)だとは言われておりますが、1つの通貨ペアだけで運用しているとリスクが高くなるので、他の通貨ペアも運用しましょう。

候補としては、ドル・円がらみのメジャーな通貨ペアの中で1つ。

ドルとの関係性が薄いオーストラリアやシンガポールの通貨がらみを運用するという手もあります。

ミラートレードを使う手法

ミラートレードとは、リアルタイムのトレーダーの取引をそのままコピーするシステムのことです。

自動売買との違いは、機械が注文を行うのか、人が注文を行うのかの違いです。

人が注文を行う場合、相場の急な変動などに対応しやすいとするトレーダーが多く、機械よりも融通が利くと考えるトレーダーも多いです。

しかし、勝っているトレーダーのトレードをそのままコピーするなら絶対勝てるのではないか?とも思いますが、実際には手数料が上乗せされるので、絶対に勝てるわけではありません。

FXは手法も重要ですが、最も重要なのは証拠金残高とレバレッジです。

大金を用意して少ないLot数で取引を行うというのが、最も勝ちに繋がりやすい手法なのは間違いありません。

ミラートレードのトレーダーは証拠金残高をかなり多めで運用していたりしますが、そのまま真似るのは注意が必要です。

もし仮に失敗してしまったとして、自分は資金的に耐えられるのかをよく考えるべきでしょう。

ミラートレードも分散投資がおすすめ

ミラートレードにおいても、複数のトレーダーに分散して投資することがおすすめです。

各トレーダーの傾向を研究して、手法を学べばもっと効率の良いミラートレードの手法も構築できます。

様々なトレーダーの手法を学べるというところは、自動売買との違いで大きな点と言えます。

確かに知識がなくても、ミラートレードを行うことはできますが、知識があった方が、間違いなく良いトレーダーを見つけることができるのです。

成績に頼らずしっかりと手法を確認しよう

「最も評価の高いトレーダーを真似ればいいのでは?」と思われがちですが、人気があるから良いというものでもありません。

人気があってもリスクが高ければ、損失を出してしまう可能性が高まるので、収益率だけを見ずに、長期で安定して勝率を維持し、長期的な運用ができるかを重視しましょう。

成績自体も改ざんする人が多いようなので、好成績のストラテジーだからと言って油断は禁物です。

FXの手法に放置を取り入れメンタルをコントロールしよう

「FXに放置の手法を取り入れたい!」「寝ているだけで稼ぎたい!」ご要望にお応えすべく、FXの放置の手法について詳しく解説してきました。

この記事のまとめ
  • FXが放置することが可能な理由
  • 長期放置するためのコツ
  • 指値注文やOCO注文を使って放置する手法
  • デイトレードやスイングトレードを使って放置する手法
  • 両建てで比較的安全にスワップを狙う手法
  • 自動売買、ループイフダン、ミラートレードを使う手法

投資とはお金に働いてもらってお金を稼ぐという不労所得を目指すのが最終的な形の1つでしょう。

どれほど稼いでいても使う暇もないくらい忙しいと本末転倒ともいえますよね。

FXにおいてもできるだけ放置の手法を取り入れて、ストレスを減らし、メンタルコントロールができてこそ、投資もうまくいきます。

放置の手法は、最初に仕組みを考え作ることがとても大事で、軌道修正も重要です。

初めのうちは、ブログなどの公開情報で学び、デモトレードなどで実験しつつ少額から始めてみましょう。

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この記事を書いた人

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